前日インタビュー
2021年6月28日 18時49分
藤井聡太王位(18)=棋聖と合わせ二冠=に豊島将之竜王(31)=叡王と合わせ二冠=が挑戦する将棋の第62期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)が29日、名古屋市で開幕する。藤井王位は進行中の第92期棋聖戦に続き、二つ目のタイトル防衛戦に臨む。
藤井王位は昨年の棋聖戦五番勝負で、当時棋聖の渡辺明名人(37)=棋王・王将と合わせ三冠=を3勝1敗で破り、史上最年少で初タイトルを獲得。続いて王位戦七番勝負で木村一基九段(48)から4連勝で王位を奪い、二冠に。タイトル通算2期獲得で八段に昇段した。今年、棋聖か王位のいずれかを防衛するか、新たなタイトルを獲得すれば、タイトル通算3期獲得となり、最年少で九段に昇段する。渡辺名人の挑戦を受けている棋聖戦五番勝負では、開幕から2連勝し、初防衛にあと1勝と迫っている。
王位戦の挑戦者の豊島竜王は、藤井王位がこれまで公式戦で1勝6敗と最も負けている相手。7月に始まる叡王戦七番勝負では、藤井王位が豊島竜王に挑むことが決まっており、棋界トップ2人の勝負としても注目される。
藤井王位と豊島竜王は28日、それぞれ記者会見に臨んだ。藤井王位は「過去の対戦成績で大きく負け越している、非常に手ごわい相手だが、そういうことを考えずに盤上に集中する気持ちで戦いたい」。豊島竜王は「藤井さんは特別な才能を持った方。若くてどんどん強くなられている。なんとかいい勝負ができるように頑張りたい」と話した。
王位戦七番勝負は持ち時間が各8時間の2日制。第1局は名古屋市中区の名古屋能楽堂で29日午前9時に始まり、夕方に封じ手を行う。30日午前9時に再開し、同日夜に決着する見込み。(村上耕司)
情報源:藤井聡太王位、29日から防衛戦 「盤上に集中する」 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太王位、29日から防衛戦 「盤上に集中する」 :朝日新聞デジタル
2021年6月28日 20時0分
https://www.youtube.com/watch?v=7gqbt3BSoQQ&t=3s
将棋の藤井聡太王位(18)=棋聖=が挑戦者に豊島将之竜王(31)=叡王=を迎える第62期王位戦七番勝負が29日、名古屋市の名古屋能楽堂で開幕する。両者は28日、現地入りして対局場検分や会見に臨んだ。
瀬戸市在住の藤井と一宮市出身の豊島による地元凱旋(がいせん)の第1局。タイトル戦で初顔合わせとなる両者の対戦成績は藤井1勝、豊島6勝。豊島が初手合から6連勝したが、今年1月に藤井が1勝を返した。
藤井の会見での質疑応答は以下の通り。
―王位戦が始まる。小学6年の時に師匠の杉本昌隆八段の教室で豊島竜王の練習将棋を指したことから縁は始まっている。その豊島竜王とタイトル戦を、しかも名古屋で、という思いは。
「豊島竜王には私が奨励会員の頃に将棋を教えていただいたこともあって、同じ愛知出身ですし、常に目標としてきた先輩なので、このような舞台で、それも地元の対局で対戦できることをうれしく思います」
―どのように戦うか。
「相手が誰であれ、自分のやることは同じなので、王位戦も自分なりに全力を尽くせればと思います。また2日制は1年ぶりなので、やりながら去年の感覚を思い出していければと」
―叡王戦でも豊島叡王に挑戦する。
「叡王戦でも挑戦できることになり、2つのシリーズで豊島竜王と対戦できるので自分の成長につながる機会です。しっかり戦えるようにやっていきたいと思います」
―地元対局。食事や楽しみにしていることは。
「名古屋は名物の食べ物も多いところなので、自分としても楽しみですし、地元のものをいただけたらと思います」
―第1局への思い。
「過去の対戦成績でも手強い相手だなと思っていますが、明日臨むに当たっては過去のことは考えずに盤上に集中したいと思っています」
―東海地方出身棋士のタイトル戦になって。
「豊島竜王も一宮市出身ということで、常に目標してきた存在なので、タイトル戦の舞台で戦えることをうれしく思います」
―地元への思いは。
「王位戦は毎年、東海地方で第1局を開催していただいており、地元なのでいっそう身の引き締まる思いがします。明日から良い将棋をお見せできるように頑張りたいです」
―昨年、2日制の2日目午後に体力的がきつそうなシーンがあった。克服できそうか。
「2日制は練習できるものではありませんので、やってみないと分からないところはありますが、ペース配分を気を付けながらやっていけたらと。睡眠時間は…気にしているわけではないのですが、7時間程度は確保できるようにとは思っています」
―豊島竜王の手強さ、特徴、怖さのようなものは。
「豊島竜王は序盤研究も非常に深いですし、中終盤の鋭さや粘り強さも全て備えられている印象があります。対抗するためには、こちらの精度を全体的に高めていかないといけないと思います」
―苦手意識はないか。
「過去のことは意識せずフラットな気持ちで盤上に向かいたいです」
―最長で十二番勝負になる。戦略的に戦うか、自然に戦うか。
「経験のないことなので、全部を見通して戦略を立てるのは難しいのかなと思います。一局ごとに課題が見つかると思いますので、生かしながら、集中しながら戦っていけたらと思います」
―どちらもなるべく早く決着させたいか。
「番勝負の展開は現時点では意識していませんけど、豊島竜王との対戦は貴重な機会なので、機会を生かしたいという気持ちがあります」
情報源:藤井聡太王位 対戦成績1勝6敗の豊島竜王の挑戦を前に「過去のことは意識せず」 会見一問一答(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太王位 対戦成績1勝6敗の豊島竜王の挑戦を前に「過去のことは意識せず」 会見一問一答 : スポーツ報知
2021年6月28日 20時26分
https://www.youtube.com/watch?v=ps4WYkM7W0g
将棋の藤井聡太王位(18)=棋聖=が挑戦者に豊島将之竜王(31)=叡王=を迎える第62期王位戦七番勝負が29日、名古屋市の名古屋能楽堂で開幕する。両者は28日、現地入りして対局場検分や会見に臨んだ。
瀬戸市在住の藤井と一宮市出身の豊島による地元凱旋(がいせん)の第1局。タイトル戦で初顔合わせとなる両者の対戦成績は藤井1勝、豊島6勝。豊島が初手合から6連勝したが、今年1月に藤井が1勝を返した。
豊島の会見での質疑応答は以下の通り。
―いよいよ出身地での七番勝負が始まる。
「挑戦が決まってから1か月が経過して、検分も終わって、いよいよ始まるんだなと。タイトル戦も竜王戦が終わって(昨年12月)からなかったので、久しぶりということですので緊張感が高まっています」
―藤井王位の印象を。
「棋聖戦もそうですし、叡王戦も挑戦者になられたり、非常に充実されている印象があります」
―藤井王位の将棋とは。
「藤井さんの特徴は攻守にバランスが取れていて、一手一手丁寧に考えておられる印象です。一局を通して指し手の精度が高い印象です」
―叡王戦五番勝負では挑戦を受ける。最大で十二番勝負になる。
「叡王戦でも戦うことが決まって、タイトル戦2つを同時進行で戦うのはこれまでに何度かあるのですが、同じ相手は初めてなので、だんだんと指す戦法(の選択・研究)が難しくなってくるかもしれないです。初めての経験なので、これからの棋士人生に生かせるような戦いにできたらと思います」
―能楽堂での第1局になる。
「素晴らしい舞台を用意していただきました。将棋を指すのにふさわしい舞台なので、ふさわしい将棋を指せるようにしたいです」
―竜王戦で初防衛を果たして、気持ちの変化は。
「そんなには変わらない気持ちで指し続けているつもりです」
―十二番勝負は全体を見通して作戦を立てるか。一局ごとか。
「短期間に一人の人と指すことも割と多かったと思いますけど、12局というのはなかったので、一局一局指しながら、手応えがあるような作戦を考えていけたらと思います」
―特定の戦型で追求する?
「いろいろな戦型を準備してやっていけたらとは思います」
―過去の対戦成績は6勝1敗とリードしている。どのような意味を持つか。
「これからどういうふうになっていくかが重要なので、過去の対局は気にしていないです。藤井さんは若くてどんどん強くなっているので、そんなに気にせずに指したいです」
―藤井王位がタイトルホルダーになる以前から、ずっと高い評価、強い意識をうかがわせる言葉を使ってきた。明日から、いよいよタイトル戦で指す思いとは。
「自分も長く対局してきましたけど、藤井さんは特別な才能を持った方だと感じています。自分は一般的な棋士だと思っているので、対局できるだけでもありがたいことだと思っています。何とか戦えるようにと思ってずっとやってきているので、何とか良い勝負ができるように頑張りたい」
―勝つためのポイントは。
「自分の力をしっかり出し切ることが大事かなと思っています。あとは、藤井さんは持ち時間が長い将棋だと、有利になってそのまま勝ち切る展開が多いので、そのような展開にはできるだけならないように」
―むしろ自分がそのような戦いを望むか。
「そのような展開を理想として普段からやっていますけど、藤井さんと自分の対局は二転三転みたいなこともけっこうあるので。形勢が揺れる展開になっても局面局面に集中してやっていきたいです」
情報源:豊島将之竜王「藤井さんは特別な才能を持った方。自分は一般的な棋士」 会見一問一答(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:豊島将之竜王「藤井さんは特別な才能を持った方。自分は一般的な棋士」 会見一問一答 : スポーツ報知
記者会見
記念撮影後は藤井王位、豊島竜王の順に記者会見を開きました。
藤井聡太王位
藤井「同郷の出身で常に目標としてきた先輩と、大きな舞台、それも地元で対戦できるのをうれしく思う。二日制の対局は久しぶりだが、相手が誰であれ、自分ができることは同じなので、去年の感覚を思い出して全力を尽くしたい。叡王戦でも挑戦が決まって、2つのシリーズで豊島竜王と対戦できるのは、自分自身の成長につながる機会。しっかりと戦いたい」
豊島将之竜王
豊島「タイトル戦もしばらくなかったので、緊張感が高まっている。能楽堂という素晴らしい舞台を用意していただいたので、ふさわしい対局にできるよう、頑張りたい。藤井聡王位は攻守にバランスがよく、一手一手の精度が高い。棋聖戦の成績、叡王戦で挑戦権を得るなど、非常に充実されている。タイトル戦を同時進行で指した経験はあるが、同じ相手は初めて。段々と指す戦法が難しくなるようなこともあるかもしれない。しかし、これからの棋士人生に生かせるような戦いにしたい」
藤井聡太王位に豊島将之竜王が挑戦する、お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第1局が、6月29・30日(火・水)に、愛知県名古屋市「名古屋能楽堂」にて開幕します。
藤井王位VS豊島竜王は、過去7回対戦し、豊島竜王の6勝1敗です。
この対局の模様は、ABEMA、王位戦中継サイト、日本将棋連盟ライブ中継でご覧いただくことができます。
情報源:藤井聡太王位VS豊島将之竜王 お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第1局|将棋ニュース|日本将棋連盟
村)藤井王位は「過去の対戦成績で大きく負け越している、非常に手ごわい相手」、豊島竜王は「藤井さんは特別な才能を持った方」「なんとかいい勝負ができるように頑張りたい」と話しました。
藤井聡太王位、29日から防衛戦 「盤上に集中する」:朝日新聞デジタル https://t.co/H32Ci2Tn1F— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) June 28, 2021
お~いお茶杯王位戦中継Blog : 記者会見https://t.co/9Nq0QV1Dly
— kewpiehoney (@kewpie_honey) June 28, 2021
【お~いお茶杯第62期 #王位戦 第1局】#藤井聡太 王位 VS #豊島将之 竜王
藤井聡太王位に豊島将之竜王が挑戦する、お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負第1局が、6月29・30日(火・水)に、愛知県名古屋市「名古屋能楽堂」にて開幕します。https://t.co/IQ7UjRg5AD
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) June 28, 2021
藤井聡太王位の振り歩先
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- 2021年6月29日 七番勝負第1局 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王|第62期王位戦
開幕局の先手を握るのは?
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