凄八
2021/06/19 07:30
将棋 第92期ヒューリック杯棋聖戦 五番勝負・第2局(18日、兵庫県洲本市・ホテルニューアワジ、主催・産経新聞社、特別協賛・ヒューリック)終わってみれば、藤井棋聖の圧勝だった。変幻自在の指し回しが全開した〝藤井ワールド〟。際立ったのは中盤だ。
65手目の▲6八金右。玉の周囲を開けた緩い構えから、守り駒の金を玉から離すという常識外の手を指した。渡辺三冠の邪魔な角を追い払う下地を作り、83手目でその金を▲6六金と上げた。
まるで、サッカーのゴールキーパーがドリブルしながらピッチを駆け上がるようなもの。あまりに独創的な手で、藤井棋聖以外の棋士は、誰も読めない。
とどめを刺したのは、終盤149手目の▲7七桂。自玉の上部をがら空きにして相手の銀を誘い込み、飛び道具の桂でわなにはめた。頼みの攻め駒を冷徹に奪われ、渡辺三冠の心は、ここで折れたように見えた。
その渡辺三冠は序盤から素早い指し方を続け、藤井棋聖に持ち時間で差をつける狙いが見えた。しかし、藤井棋聖は持ち時間が10分を切る〝秒読み〟に入っても全く動じず、逆に、渡辺三冠に雑な攻めが目立った。
また藤井棋聖が選択した、攻撃的な戦型の「相掛かり」は、彼のベストな選択肢ではなかった。最も得意な、攻防ともに有効な「角換わり」や守備重視の「矢倉」の戦法も温存している。それを承知している渡辺三冠は、この敗戦にショックを受けたはずだ。
名人位を持つ相手を総合的に上回った藤井棋聖は、無敵に近づいているようだ。(談)
情報源:【飯島栄治八段解説】藤井棋聖以外の棋士は誰も読めない65手目の6八金右 GKがドリブルしながらピッチを駆け上がるようなもの(サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:【飯島栄治八段解説】藤井棋聖以外の棋士は誰も読めない65手目の6八金右 GKがドリブルしながらピッチを駆け上がるようなもの – サンスポ
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タイトル初防衛を目指す #藤井聡太 棋聖=王位が前棋聖の #渡辺明 三冠=名人・棋王・王将=を171手で下し2連勝。#サンスポ 最終版では、飯島栄治八段の解説、藤井TALK、勝負めし等1ページ使って大展開。
さて第3局は7月3日静岡県沼津市内で行われますが皆さんは次回勝負めしは何と予想しますか❓ pic.twitter.com/m5EeMxcTw5— サンケイスポーツ(サンスポ)公式 (@sankeisports) June 19, 2021
今日のサンスポです。棋譜も全部あって大きく載っています。私のコーナーもあります。よろしくお願いします。 pic.twitter.com/8UVwEhgXgh
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五番勝負の日程
投了までの10分
https://www.youtube.com/watch?v=lFudR0ZXgmU
初手からの解説
https://www.youtube.com/watch?v=cfPqhoV5ZqI
▲藤井聡太棋聖-△渡辺明名人(棋譜中継)
171手 2二金打まで、▲藤井聡棋聖 の勝ち
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連勝で防衛に王手、次で決めるか?
第3局は7月3日、けど6月29日、30日に王位戦が開幕。
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