へぇ・・・
2021年6月13日 5時00分
2020年6月、棋聖戦と王位戦の二つの番勝負を同時に戦うことになった藤井聡太(18)の対局スケジュールは過密になった。そんな中で第79期将棋名人戦・順位戦も開幕し、藤井が所属していたB級2組の1回戦は6月24日に一斉に行われた。ただ、藤井の対局は、23日に王位戦の挑戦者決定戦があったため1日遅れの25日に行われた。
相手は佐々木勇気(26)。17年にデビューから公式戦で29連勝した藤井に初黒星をつけた棋士で、3年ぶりの対戦だった。共にC級1組から昇級したばかり。佐々木は「初対戦の時は『自分たちの世代を簡単に超えさせたくない。連勝を止めなければ』と思っていましたが、この時は同じ七段。特別な思いはなく、(B級2組での全対局)10局のうちの1局という気持ちで臨みました。ただ絶対にいい将棋にはしようと思っていました」と振り返る。
佐々木の先手で戦型は角換わりの最新形に。入念に準備していた佐々木は、藤井が指した新手も想定し、その先まで研究していたという。終盤、佐々木は「詰むか詰まないか、ぎりぎりの勝負」と攻め合いを考えていた。ところが藤井は攻めの途中で突然、受けの手を連発。佐々木の攻めが頓挫したところで攻撃を再開し、勝利を収めた。
終局後、藤井は「守りが薄いまま戦いになったので、判断が難しい将棋だった」。佐々木は「読みにない手を多く指されて新しい感覚を感じた。一局を通して成長できる部分はあったのかなと思う」と話した。
この後、両者は今年2月にそろってB級1組への昇級を決めた。それぞれ、直後のインタビューで、B級2組で一番印象に残った対局として6月の1回戦を挙げた。それを聞いた佐々木はしみじみ「うれしいですね」。同組で唯一の黒星だったが、「悔しいを通り越して相手の強いところを受け止めることができた。本当にすがすがしい気持ちでしたね」と振り返った。=敬称略(村上耕司)
◆毎週日曜に掲載します。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)戴冠編:6 佐々木勇気との対局、互いに「最も印象的」:朝日新聞デジタル
村)「初対戦の時は『自分たちの世代を簡単に超えさせたくない。連勝を止めなければ』と思っていましたが、この時は同じ七段」
(大志 藤井聡太のいる時代)戴冠編:6 佐々木勇気との対局、互いに「最も印象的」:朝日新聞デジタル https://t.co/e0ANliWwqy— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) June 13, 2021
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