126手 7七歩成まで、△永瀬王座 の勝ち
2021.4.7 20:34
将棋の現役最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)=王位=への挑戦権を懸けた第92期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント(本戦)の準々決勝、永瀬拓矢王座(28)-菅井竜也八段(28)戦が7日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、永瀬王座が126手で勝ち、準決勝に駒を進めた。
これで本戦の4強が出そろった。準決勝の組み合わせは、前棋聖の渡辺明三冠(36)=名人・棋王・王将=対山崎隆之八段(40)、永瀬拓矢王座(28)対中村太地七段(32)。永瀬王座と中村七段は2度目の棋聖挑戦を、山崎八段は初の棋聖挑戦をそれぞれ目指す。
挑戦者は今月下旬には決まり、藤井棋聖との五番勝負は6月上旬に開幕する予定。
準々決勝最後の対局は平成4年生まれの同学年同士の対決となった。
永瀬王座は横浜市出身。安恵照剛八段門下で21年、四段プロデビュー。タイトル獲得は王座2期、叡王1期の計3期。棋戦優勝は2回。昨年度の成績では自身初となる最多対局賞(69局)と最多勝利賞(44賞)を受賞した。
棋聖戦では第87期に挑戦権を獲得。羽生善治棋聖(当時)と五番勝負を戦ったが、フルセットの末に敗退した。前期は挑戦者決定戦で藤井聡太七段(現棋聖)に敗れ、挑戦を逃した。今期はシードで本戦から出場し、1回戦で屋敷伸之九段(49)に勝った。
菅井八段は岡山市出身。井上慶太九段門下で22年、四段プロデビュー。タイトル獲得は王位1期。棋戦優勝は2回。
棋聖戦は第82期から参加。本戦出場は3期連続5回目となる。今期は2次予選で井上慶太九段(57)、都成竜馬六段(31)=現七段=にそれぞれ勝って予選を突破。本戦1回戦は森内俊之九段(50)に勝った。
両者の過去の対戦成績は永瀬王座5勝、菅井八段2勝。振り駒の結果、菅井八段の先手で午前10時、対局が始まった。
菅井八段が振り飛車党のため、対抗形が予想された。しかし、菅井八段が後手に馬を作らせる作戦に出て、力戦の相居飛車となった。さらに菅井八段は穴熊で囲いを強化。対する永瀬王座は右玉に構えた。その後、永瀬王座が穴熊の玉頭を目標に9筋からの端攻めを見せた。菅井八段も粘りを見せるが最後は永瀬王座が押し切り、午後7時26分、菅井八段が投了した。
持ち時間は各4時間。残り時間は菅井八段18分、永瀬王座1分分。
情報源:第92期ヒューリック杯棋聖戦 永瀬王座が準決勝進出 本戦4強決まる(産経新聞) – Yahoo!ニュース(コメント)
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【第92期ヒューリック杯 #棋聖戦】永瀬王座が準決勝進出 本戦4強決まる https://t.co/7BlSuiBd54
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永瀬拓矢王座、勝ちました。次局は挑戦者決定戦進出をかけて、中村太地七段と対戦です。藤井聡太棋聖(王位)への挑戦決定まで、あと2勝です。 https://t.co/XarKI2JkNV
— 東京新聞横浜支局 (@YokohamaTokyo) April 7, 2021
終局後、永瀬拓矢王座は「前期、挑戦者決定戦まで進んだので、今期もそこまで進めるように頑張りたい。中村七段は大変な相手なので精一杯準備したい」と話しました。 https://t.co/YvnYqjd9FV
— 東京新聞横浜支局 (@YokohamaTokyo) April 7, 2021
▲菅井竜也八段 vs △永瀬拓矢王座
126手 7七歩成まで、△永瀬王座 の勝ち
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次戦、中村太地七段と対決。
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