郷田九段、深浦九段とか、予想できるわけがない・・・
2021.03.30 11:41
振り飛車党のエース棋士が、初ドラフトでは大慌てだった。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の大会に先立ち行われたドラフト会議の模様が3月27日に放送された。リーダー棋士の一人、菅井竜也八段(28)は1巡目に「すごく好きな将棋」と語る先輩・郷田真隆九段(50)の単独指名に成功したものの、昨年自分を選んでくれた久保利明九段(45)を稲葉陽八段(32)に指名されてしまう展開に。当初のドラフト構想からは「全然違いましたね(笑)びっくりしましたよ!」と、目を丸くした。
菅井八段の構想は、1巡目に郷田九段、2巡目に同じ振り飛車党の久保九段という、尊敬するベテラン棋士2人を指名するというものだった。渡辺明名人(棋王、王将、36)から順に、1巡目指名が明かされていったが、もうすぐ自分の順番という直前、稲葉八段が1巡目に久保九段を選んだことで「一気に計画が狂いました。振り飛車だから、周りの方が気を使ってくれて、僕に久保九段をくれると思っていたら、わけのわからんやつが…」と、同じ関西所属の先輩棋士による“横槍”に、頬を膨らませた。
ドラフト後、指名について言葉を交わすと「稲葉さんはニコニコしながら『菅井君と競合するつもりやったんだけどなあ』と言っていました」と、稲葉八段は競合覚悟だったことが判明。このひと言にさらに闘争心を燃やすと「あのチームとやりたいですね。ボコボコにします!」と、気合のリップサービスまで飛び出した。
まさかの指名に構想の半分は崩れたが、前年の「チーム振り飛車」から一転して、独特なチームが出来上がった。まず、なぜ郷田九段だったのか。「将棋がすごく好きで、対局姿勢もきれいですよね。一時、自分も振り飛車以外に居飛車もやっていたんです。その時に郷田先生の将棋をすごく勉強しました。居飛車党なら理想の将棋じゃないですかね」と、将棋の内容から姿勢まで尊敬する棋士だと説明した。
また2巡目に指名したのは深浦康市九段(49)。郷田九段と同じく居飛車党で、最後まで諦めない粘りと不屈の精神の持ち主だ。「合宿の時にすごくお世話になりました。すごく話しやすい方です。今回のフィッシャールールでも、早指しがすごく強いので、総合力でもかなり上に来るんじゃないでしょうか」と、チームとしての雰囲気づくり、経験値に支えられた早指し適性、両面から組んでみたい棋士だった。
頼もしい先輩2人とともに、チーム最年少の菅井八段がどう立ち回るかで、チームは浮沈する。早くも気持ちを切り替えて、「将棋ファンの方も注目してくれると思うので、久保先生と対局したいですね」と、今回は分かれた久保九段との“振り飛車対決”も、今大会の楽しみの一つにしていた。
情報源:意中の先輩は取れたけど…菅井竜也八段、初ドラフトはドタバタ会議「びっくりしました!」/将棋・ABEMAトーナメント(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:意中の先輩は取れたけど…菅井竜也八段、初ドラフトはドタバタ会議「びっくりしました!」/将棋・ABEMAトーナメント 【ABEMA TIMES】
意中の先輩は取れたけど…菅井竜也八段、初ドラフトはドタバタ会議「びっくりしました!」/将棋・ABEMAトーナメント https://t.co/I0HvhquyYp
— kewpiehoney (@kewpie_honey) March 30, 2021
菅井八段は「郷田先生の将棋が好きなので1巡目で指名しました」。次は久保九段を指名予定だったものの、稲葉八段が指名。「稲葉さん、横で笑っていたんですけど今日で嫌いになりました(笑)」「稲葉さんをボコボコにしたい(笑)」。深浦九段は一緒に将棋合宿をしたことがあるため、選んだそうです。 https://t.co/WNRKyHfyfj
— 村瀬信也 (@murase_yodan) March 27, 2021
チーム菅井(t)
|
|
|
- 将棋 | Abemaビデオ
- 第1回女流AbemaTVトーナメント – 第1回 | 将棋 | 【Abemaビデオ
- 第2回AbemaTVトーナメント – 本戦 | 将棋 | Abemaビデオ
- 第3回AbemaTVトーナメント – 予選 | 将棋 | ABEMAビデオ
- 第4回ABEMAトーナメント | 将棋 | ABEMAビデオ
どんな結果になるかな?
|
|
|
|
|
★