服部四段か・・・
2021.03.30 11:40
変幻自在の忍者集団とは、このことだ。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の大会に先立ち行われたドラフト会議の模様が3月27日に放送された。リーダー棋士の一人、糸谷哲郎八段(32)が指名したのは、悲願の順位戦A級入りを決めた山崎隆之八段(40)と、競合の末に獲得した服部慎一郎四段(21)。3人とも独創性溢れる指し回しを見せるタイプで、糸谷八段本人も「忍者屋敷みたいになる」と認めた。先手、後手、あるいは気分によって変わる指し回しは、対戦相手も視聴者も翻弄しまくる。
リーダーからして、かなり特徴的なタイプ。ここに独自路線を行く2人が加わったのだから、もはや何が起きても不思議ではない。そんな3人組が誕生した。「山崎さんについては、今さら説明する必要があるかもわからないくらい、非常に独創的な棋風です。力強い玉さばきと、空中分解しかねない陣形をもたせるのが得意な方です」と、定跡とは別、むしろ裏側を走るような戦い方に、多くのファンがわくわくする。
また、まだプロ歴も浅い服部四段も、似た棋風の持ち主だ。「服部さんは、山崎さんとよく将棋を指されていて、棋風も似ています。独自の力強さが加わった若手です。本人は自称『忍者』ですからね」と、40代、30代、20代と各世代の忍者タイプがきれいにそろった。
日頃から練習もすれば、話もする。性格は熟知しているが、チーム戦となるとどうか。「作戦と言えるほどのものが成り立つかは不明です。たぶん各人が各人、好きな将棋を指しますね。作戦を決めておいても、当日になってひっくり返すような人間ばっかりなんで」と、ここでも自由奔放という方針だ。1つ気になることがあるとすれば、服部四段が藤井聡太王位・棋聖(18)と、指名がかぶり、くじ引きで糸谷八段が引いたこと。「服部さんには『どうしてあっちのチームに置いておいてくれなかったんだ!』と怒られないようにしたいです」と、自虐的なトークも冴え渡った。
今回の指名では若手だけでなく、50歳前後のベテランにも多く指名が入った。その点は戦う棋士の一人としても着目している。「早指しは年齢が若い方が有利という、ある程度の実績に基づいた見解があった。でも前回の森内先生(俊之九段)や他のみなさまの活躍によって、(ルールと)各自の相性次第なんでは、という疑念を持った方もいます。今回はそれを見る場にもなりますね」と、長年定説となっていた「早指し若手有利説」の再確認は、自分の戦いを通しても行うつもりだ。自由な戦いと、将棋界における年齢についての検証。棋士でありながら、博学でもある糸谷八段にとって、これほど楽しい大会はない。
情報源:何が飛び出すかわからない!糸谷哲郎八段、各世代から“忍者集団”を結成/将棋・ABEMAトーナメント(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:何が飛び出すかわからない!糸谷哲郎八段、各世代から“忍者集団”を結成/将棋・ABEMAトーナメント 【ABEMA TIMES】
何が飛び出すかわからない!糸谷哲郎八段、各世代から“忍者集団”を結成/将棋・ABEMAトーナメント https://t.co/gWPnSK0VuM
— kewpiehoney (@kewpie_honey) March 30, 2021
糸谷八段は1巡目で兄弟子の山崎八段、2巡目で服部四段を指名。「服部さんは自称忍者。忍者屋敷みたいな感じです」「作戦を決めても当日、気分でひっくり返すような人間ばかり」。「(藤井二冠と競合した)服部さんに、どうしてあっちのチームに置いてくれなかったのかと怒られないように頑張りたい」 https://t.co/hTtDTOuj2U
— 村瀬信也 (@murase_yodan) March 27, 2021
チーム糸谷(t)
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