佐藤紳哉七段は意外だった
2021.03.29 11:18
将棋界のスーパーレジェンド・羽生善治九段(50)の指名に、関係者たちも驚いた。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の大会に先立ち行われたドラフト会議の模様が3月27日に放送された。今回が人生初のドラフト会議だった羽生九段は、1巡目に中村太地七段(32)、2巡目に佐藤紳哉七段(43)を指名、チームを結成した。羽生九段が誰をパートナーに選ぶのか。将棋ファンの間でも大きな話題だった結果がついに明かされた。
14人のリーダー棋士の指名と、自分の指名が重ならなかったのは、少し意外だった。「人数も多かったですし、結構重なるケースも多いと思ったんですけどね。自分が想像していたより、かなりスムーズに終わったという印象です」と、すんなり終了した人生初ドラフトを振り返った。
そんな中、1巡目で選んだのはタイトル経験もある中村七段。同じ八王子の道場出身という縁もある。「中村さんは去年のドラフトを見ていた時も、どこかが指名するのかなと思っていたんです。意外といけるんではないかと思って、指名をしました」と理由を述べた。
そして2巡目には佐藤七段を指名。解説やイベントなどで、かつらを飛ばすパフォーマンスでも知られるが、羽生九段はその“盤外戦術”だけ見ているわけではない。「佐藤さんは将棋がかなり本格派。普段の対局でも、早い段階で秒読みになっていることが多いので、このルールに向いているんじゃないでしょうか。公式戦での秒読みの経験値はかなり大きいです」。自身のアイデアをもとに生まれた、持ち時間5分・1手指すごとに5秒加算という、超早指しのフィッシャールール。日頃から公式戦の秒読み(1分将棋、30秒将棋)のプレッシャーに慣れていれば、このルールでも手が泳ぐこともない。そこに適性を見た。
もちろん、パフォーマンスに期待する部分も大いにある。この大会は、棋士の素顔や普段見せない様子などを収録した映像も人気となっている。自身も前回のチームでは、うさぎカフェに言って、どうぶつしょうぎを指すという、初出し映像を作り出した。「盤外ですか?そこはご本人次第で、楽しんでもらえれば(笑)サービス精神は旺盛なので、みなさんのご期待に沿うのではないでしょうか」と、この日一番に目尻を下げた。
自分の着想で生まれたこの大会だが、前回は1つも勝てずに4連敗したという苦い思い出もある。「今回はもうちょっとこのルールに慣れて、個人としてもチームとしても、前進できたらと思います」と、言葉に力を込めた。ファンが見たいのは、盤上では気高く強く、盤外では柔らかな笑みを浮かべる、そんなレジェンド・羽生善治だ。
情報源:レジェンド・羽生善治九段、人生初ドラフトで2人指名「個人もチームも前進したい」/将棋・ABEMAトーナメント(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:レジェンド・羽生善治九段、人生初ドラフトで2人指名「個人もチームも前進したい」/将棋・ABEMAトーナメント 【ABEMA TIMES】
レジェンド・羽生善治九段、人生初ドラフトで2人指名「個人もチームも前進したい」/将棋・ABEMAトーナメント https://t.co/NmCUpema5b
— kewpiehoney (@kewpie_honey) March 29, 2021
羽生九段は中村太地七段を1巡目に指名。「去年、どこかが指名するかと思ったけど、されなかった。意外と『いけるのでは』と思って指名した」。佐藤紳哉七段について「いつも早くに秒読みになっていて、このルール向いているのではと思った」「サービス精神旺盛なので、皆さんのご期待に添うのでは」。 https://t.co/ONeYaj9UHJ
— 村瀬信也 (@murase_yodan) March 27, 2021
羽生善治九段に選んでいただきました
😭😭#将棋ドラフト会議#ABEMAトーナメント— なかむらたいち (@banibanilla) March 27, 2021
チーム羽生(t)
|
|
|
- 将棋 | Abemaビデオ
- 第1回女流AbemaTVトーナメント – 第1回 | 将棋 | 【Abemaビデオ
- 第2回AbemaTVトーナメント – 本戦 | 将棋 | Abemaビデオ
- 第3回AbemaTVトーナメント – 予選 | 将棋 | ABEMAビデオ
- 第4回ABEMAトーナメント | 将棋 | ABEMAビデオ
どんな結果になるかな?
|
|
|
|
|
★