去年と同じ
2021.03.29 11:18
気心知れた若手と、再チャレンジだ。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の大会に先立ち行われたドラフト会議の模様が3月27日に放送された。リーダー棋士、三浦弘行九段(47)は高野智史五段(27)、本田奎五段(23)と昨年と同じメンバーを指名。前回大会のベスト4以上を目指すことになった。前回のドラフト会議で指名するまでは、連絡先も知らなかった若手2人に対して、三浦九段は「自分の中で心の負担がないメンバー」と語るまで信頼。自然体で頂点を目指す。
人一倍に気を使う、三浦九段らしい指名理由だった。「昔からの仲間もいるし、選びたい人は他にもいるんですが、昨年のメンバーだったらやりやすいし、同じ人にした方が、他のメンバーを選ばなくても許してもらえるかなと」。振り返れば、前回も日頃の交友関係の中で、選ぶ人と選ばれない人が出ることを避けた経緯がある。それは今回も共通。前回メンバーで再チャレンジ、と決めたことで、それ以上に気を使うこともなくなった。
ただ1人、気になる存在がいる。藤井聡太王位・棋聖(18)のチームに入った伊藤匠四段(18)だ。実は、チーム三浦の3人と伊藤四段は、前回大会の期間中にフィッシャールールの練習で指している。しかもその中で、最も強かったのが伊藤四段だった。「伊藤さんは私も引きたかったくらい。3人選んでいいなら、伊藤さんを第1指名にして、その後に高野さん、本田さんという可能性がすごく高かった」とまで、高く評価した逸材。前回優勝チームの一員であり、個人戦だった第1回、第2回優勝の藤井王位・棋聖と、伊藤四段という2人の18歳。ここに高見泰地七段(27)を加えたチームの強さをどこよりも知るのは、チーム三浦かもしれない。
それでも、せっかく再結成した3人組。目標は「昨年以上」に据えた。「若い2人には頑張ってもらうしかない。他のチームを見ても大変なんですが、結束力はあると思っています。まずは予選を勝ち抜けたいですね」。前回、予選ぎりぎりのリーダー対決を制して、後輩を本戦に導いたベテランは、きっと最後まで頼もしい。
情報源:築いた縁は大切に 三浦弘行九段、昨年と同じメンバーで“再戦”「自分の心の負担がない」/将棋・ABEMAトーナメント(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:築いた縁は大切に 三浦弘行九段、昨年と同じメンバーで“再戦”「自分の心の負担がない」/将棋・ABEMAトーナメント 【ABEMA TIMES】
築いた縁は大切に 三浦弘行九段、昨年と同じメンバーで“再戦”「自分の心の負担がない」/将棋・ABEMAトーナメント https://t.co/SLBy8yWNhf
— kewpiehoney (@kewpie_honey) March 29, 2021
三浦九段は高野五段と本田五段を指名し、昨年と同じメンバーに。「気心が知れたメンバーでやるのが一番」。その一方、藤井二冠が伊藤四段を選んだことに触れて、「昨年、伊藤さんにフィッシャールールの練習につき合ってもらった。そうしたら、伊藤さんが一番強かった。本当は私も選びたかった」。 https://t.co/cXOWyxPgbr
— 村瀬信也 (@murase_yodan) March 27, 2021
チーム三浦(t)
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