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2021年03月24日 16時34分
23日に行われた将棋の竜王戦2組ランキング戦準決勝の藤井聡太2冠(王位・棋聖=18)と松尾歩八段との対局で藤井2冠が指した妙手をめぐって、SNS上でちょっとした論争が起きている。
この妙手は飛車を取れる局面で銀をただで捨てるというもの。AIも最善手と示していた手で棋士の間では「人類では指せない手」「神の一手」などと称賛されている。
こうした中、中継で示されるAIの最善手をめぐってSNS上で賛否が起きている。ABEMAの中継では最新のAIが数十億手まで読んだ上で最善手が示されるのだが、棋士が指す前に最善手が示されることが賛否を呼んでいるのだ。
AIが最善手を示すことで「中継に集まって、解説者と視聴者みんなが棋力関係なく『こんな手が指せるのか…?』と一体感を持って盛り上がることができたのはポジティブに考えてよい」と素人でも分かりやすくなり、興味を持てるようになったという一面もあるが、一方で「将棋AIが事前に示していなければもっと感動できた。と言うより、終盤は評価値とか一切見ない方が圧倒的に面白い」といった声も出ているのだ。
元A級棋士の阿久津主税八段も23日、ツイッターで藤井2冠の妙手について「今の時代だと予想手とかで先に知れてしまうのが少し残念。自分が対局しててこういう妙手を発見したらめちゃくちゃ気持ちいいってなりますが」と投稿。これにフォロワーからも「全てがAIでわかってしまうのは将棋の魅力が半減してしまっていると思います。中継などで形勢判断わかってしまうのもちょっと…って思ってます」という意見も寄せられている。
将棋中継でAIが示す最善手をめぐる賛否は以前からあったが、ここまでの議論になったのは藤井2冠が指した一手が、それだけ歴史的に残るものであり衝撃的だったがゆえだろう。
情報源:藤井2冠の「神の一手」をめぐり“AIの最善手”がSNS上で賛否「感動半減」の声も(東スポWeb) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井2冠の「神の一手」をめぐり“AIの最善手”がSNS上で賛否「感動半減」の声も | 東スポのニュースに関するニュースを掲載
#藤井聡太 2冠の「神の一手」をめぐり“AIの最善手”がSNS上で賛否「感動半減」の声も https://t.co/e8D9DnFA89
— 東スポ (@tospo_prores) March 24, 2021
AIの時代じゃなければ▲41銀なんじゃこりゃっ!!?ってなるのに今の時代だと予想手とかで先に知れてしまうのが少し残念。
自分が対局しててこういう妙手を発見したらめちゃくちゃ気持ちいい↗️ってなりますが。— 阿久津主税 (@rsopx4U0BRTMQBx) March 23, 2021
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4一銀の検討は16分35秒あたり~
投了までの10分
https://www.youtube.com/watch?v=2jIdnfcIl6o
初手からの解説
https://www.youtube.com/watch?v=3ckG3aw9bCg
2組
情報源:第34期竜王戦 2組ランキング戦
▲藤井聡太王位・棋聖 vs △松尾歩八段(棋譜DB)
75手 7五桂打まで、△藤井聡二冠 の勝ち
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勝者は決勝トーナメント進出
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