今年も表彰式に並べるか?
2021年3月24日6時0分
将棋の最年少2冠、藤井聡太王位・棋聖(18)が本年度最後の対局を白星で飾った。
23日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた第34期竜王戦予選2組準決勝で松尾歩八段(40)を下した。夕食休憩明け、積極的に踏み込んできた松尾に対し、AIが示した最善手先手4一銀(57手目)のタダ捨てから寄せの構図を描く。「最後まできわどい将棋だった」と終局後には語ったが、しっかり読み切って松尾を攻略した。
この勝利で1組昇級を決め、豊島将之竜王(30)への挑戦権獲得を目指す決勝トーナメント進出を果たした。「決勝トーナメントで結果を残せていない。今年こそはとの思いがある。その前に2組決勝に全力を尽くしたい」と話した。
藤井はデビュー1年目、2017年の第30期に最下級の6組を制して以来、毎年1組ずつランクを上げては優勝してきた。しかも予選は負け知らずの23連勝だ。竜王戦最短の5年でストレート昇級例は、1~5期の佐藤康光九段、8~12期の鈴木大介九段、15~19期の橋本崇載八段、21~25期の佐藤天彦九段(段位はいずれも現在)。藤井が5例目だ。ただし、6~2組まで連続優勝での昇級例はない。もう一方の準決勝、渡辺明名人(棋王・王将=36)対八代弥七段(27)の勝者との対局で、史上初の快挙に挑戦する。
また、この勝利で本年度44勝8敗、勝率8割4分6厘と、勝数と勝率でトップが確定。タイトルも2つ獲得した。「充実した1年だった。結果を出せたのは自信になる」。
来年度、順位戦はB級1組に昇級する。夏場には棋聖戦、王位戦と連続で防衛戦がある。今年1月末に高校を自主退学し、将棋に専念する覚悟も決めた。「良い内容の将棋が指せるように、実力を高めていければ」。藤井は、自らに言い聞かせるように抱負を口にした。 【赤塚辰浩】
情報源:藤井聡太2冠、決勝Tへ「今年こそはとの思いある」(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太2冠、決勝Tへ「今年こそはとの思いある」 – 社会 : 日刊スポーツ
4一銀の検討は16分35秒あたり~
投了までの10分
https://www.youtube.com/watch?v=2jIdnfcIl6o
初手からの解説
https://www.youtube.com/watch?v=3ckG3aw9bCg
2組
情報源:第34期竜王戦 2組ランキング戦
▲藤井聡太王位・棋聖 vs △松尾歩八段(棋譜DB)
75手 7五桂打まで、△藤井聡二冠 の勝ち
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勝者は決勝トーナメント進出
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