78手 6八銀打まで、△中村太七段 の勝ち
2021.3.19 17:42
将棋の現役最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)=王位=への挑戦権を懸けた第92期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント(本戦)の1回戦、木村一基九段(47)-中村太地七段(32)戦が19日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、中村七段が78手で勝ち、準々決勝進出を決めた。
中村七段は次戦で、久保利明九段(45)-佐藤天彦九段(33)戦の勝者と対戦する。
木村九段は千葉県四街道市出身。故佐瀬勇次名誉九段門下で平成9年、四段プロデビュー。タイトル獲得は王位1期。棋戦優勝は2回。今年度の成績は24勝21敗(勝率5割3分3厘)、通算成績は679勝401敗(同6割2分9厘)。
棋聖戦では第80期で羽生善治棋聖(当時)に挑戦したが、2勝3敗で惜敗。今期は決勝トーナメントからの参加で、本局が初戦だ。
中村七段は東京都府中市出身。故米長邦雄永世棋聖門下で18年、四段プロデビュー。タイトル獲得は王座1期。今年度の成績は13勝16敗(同4割4分8厘)、通算成績は351勝220敗(同6割1分5厘)。
棋聖戦では第83期に羽生棋聖(同)に挑戦したが、3連敗で敗れた。今期は2次予選からの登場で、郷田真隆九段(50)、阿部健治郎七段(32)にそれぞれ勝って決勝トーナメントに進出した。
ここまでの両者の対戦成績は木村九段2勝0敗。振り駒の結果、木村九段の先手で午前10時、対局が始まった。
戦型は木村九段が得意としている相掛かりとなった。午後に入り、中村七段が9筋から動いた。棋風通り、中村七段の攻めに対し、木村九段が受ける展開となった。中村七段は攻めを続け、先手陣を乱して形勢は中村七段の優位に。反撃に転じる木村九段に対し、中村七段の厳しい攻めは止まらず、木村九段が午後4時42分、投了した。
持ち時間は各4時間。残り時間は木村九段1時間14分、中村七段1時間25分。
情報源:【第92期ヒューリック杯棋聖戦】中村太七段が本戦ベスト8に名乗り(産経新聞) – Yahoo!ニュース(コメント)
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決勝トーナメント
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▲木村一基九段 vs △中村太地七段(棋譜DB)
78手 6八銀打まで、△中村太七段 の勝ち
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次戦、久保九段-佐藤天九段の勝者と対決。
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