161手 1一飛成まで、▲山崎八段 の勝ち
2021.3.16 21:08
将棋の現役最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)=王位=への挑戦権を懸けた第92期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント(本戦)の1回戦、佐藤康光九段(51)-山崎隆之八段(40)戦が16日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、山崎八段が161手で勝ち、準々決勝進出を決めた。
山崎八段は次戦で、ベスト4入りを懸けて豊島将之二冠(30)=竜王・叡王=と対戦する。
佐藤九段は京都府八幡市出身。田中魁秀九段門下で昭和62年、四段プロデビュー。タイトル獲得は棋聖6期(永世棋聖)、竜王1期、名人2期、棋王2期、王将2期の計13期。棋戦優勝は12回。
今年度の成績は10勝14敗(勝率4割1分7厘)、通算成績は1057勝656敗(同6割1分7厘)。
棋聖戦では第73期に挑戦権を獲得し、五番勝負で郷田真隆棋聖(当時)を3勝1敗で下し、棋聖位を奪取。第77期には5連覇を達成し、永世棋聖の資格を得た。今期は2次予選からの出場で、田中寅彦九段(63)、本田奎(けい)五段(23)にそれぞれ勝って決勝トーナメント進出を決めた。
山崎八段は広島市出身。森信雄七段門下で平成10年、四段プロデビュー。棋戦優勝は8回。今年度の成績は21勝10敗(同6割7分7厘)、通算成績は641勝359敗(同6割4分1厘)。
棋聖戦の決勝トーナメント出場は2期連続4回目。前期はベスト4で敗退した。今期はシードのため、決勝トーナメントからの出場となった。
両者のここまでの対戦成績は佐藤九段11勝、山崎八段3勝。振り駒の結果、山崎八段の先手で午前10時、対局が始まった。
独創的な棋風の両者の対戦だけに序盤の進行が注目されたが、戦型は山崎八段お得意の相掛かり。力戦派の2人の対局とあって、じりじりとした展開が続いた。佐藤九段の強烈な攻めを耐える山崎八段が相手の攻め駒を狙い、自玉を安全にしながら駒を補充。最終盤、1分将棋の佐藤九段が猛攻を見せるが、最後は山崎八段がかわし、午後8時1分、佐藤九段が投了した。
持ち時間は各4時間。残り時間は山崎八段7分、佐藤九段1分。
情報源:【第92期ヒューリック杯棋聖戦】山崎八段が本戦8強入り 次戦は豊島二冠 – 産経ニュース
決勝トーナメント
情報源:第92期棋聖戦決勝トーナメント
あ
▲山崎隆之八段 vs △佐藤康光九段(棋譜DB)
161手 1一飛成まで、▲山崎八段 の勝ち
|
|
次戦、豊島将之竜王と対決。
|
|
|
|
|
★