88手 3二同玉まで、△渡辺明名人の勝ち
将棋の藤井聡太棋聖(18)=王位=への挑戦権を懸けた第92期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント(本戦)の1回戦、渡辺明名人(36)=棋王・王将=-斎藤慎太郎八段(27)戦が10日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、渡辺名人が88手で勝利し、準々決勝進出を決めた。
両者は4月開幕の名人戦七番勝負で対戦することが決まっており、渡辺名人が前哨戦を制した。
渡辺名人は次戦で出口若武(わかむ)五段(25)と対戦する。渡辺名人は東京都葛飾区出身。所司和晴七段門下で平成12年、中学生棋士として四段プロデビュー。タイトル獲得は竜王11期(永世竜王)、名人1期、王座1期、棋王8期(永世棋王)、王将4期、棋聖1期の計26期。棋戦優勝は11回。現在、2つのタイトル戦で防衛戦を戦っており、王将3連覇、棋王9連覇にそれぞれ王手をかけている。
今年度の成績は22勝14敗(勝率6割1分1厘)、通算成績は679勝345敗(同6割6分3厘)。
前棋聖の渡辺名人は本棋戦はシードで、決勝トーナメントからの登場だ。斎藤八段は奈良市出身。畠山鎮八段門下で24年、四段プロデビュー。タイトル獲得は王座1期。第88期棋聖戦でタイトル初挑戦を果たしたが、当時棋聖の羽生善治九段(50)に1勝3敗で敗れた。
今年度の成績は25勝13敗(同6割5分8厘)、通算成績は254勝125敗(同6割7分)。
斎藤八段は2次予選から出場し、南芳一・九段(57)、千田翔太七段(26)をそれぞれ破って決勝トーナメント入りした。
両者のこれまでの対戦成績はいずれも2勝の五分。振り駒の結果、斎藤八段の先手で午前10時、対局が始まった。
互いに居飛車党で、戦型は角換わりとなり、斎藤八段は腰掛け銀に構えた。斎藤八段が飛車を6筋に展開してプレッシャーをかけるなどして戦いが開始。しかし、斎藤八段が長考する場面が多くなり、盤上は徐々に渡辺名人のペースに。斎藤八段も中盤以降、必死の粘りを見せるが、最後は渡辺名人が先手玉を追いつめ、午後7時6分、斎藤八段が投了した。
持ち時間は各4時間。残り時間は斎藤八段2分、渡辺名人27分。
情報源:【第92期ヒューリック杯棋聖戦】渡辺名人が斎藤八段下し、本戦8強 – 産経ニュース
決勝トーナメント
情報源:第92期棋聖戦決勝トーナメント
【第92期ヒューリック杯棋聖戦】渡辺名人が斎藤八段下し、本戦8強 https://t.co/zgxG4VV4iH @Sankei_newsより
— kewpiehoney (@kewpie_honey) March 10, 2021
ヒューリック杯棋聖戦本戦1回戦、斎藤八段戦。 – 渡辺明ブログhttps://t.co/Ks1IlRPUHs
>勝ってベスト8に進出。次戦も3月中に予定されているので、勝ち進めるように頑張りたいと思います。
— kewpiehoney (@kewpie_honey) March 10, 2021
▲斎藤慎太郎八段 vs △渡辺明名人(棋譜DB)
88手 3二同玉まで、△渡辺明名人の勝ち
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次戦、出口若武五段と対決。
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