「現実に負けるな」
2021年3月7日 5時00分
「今日は奨励会三段リーグ最終日。史上初となる女性プロ棋士誕生の可能性があります。『りゅうおうのおしごと!』12巻と同じようなシチュエーション。震える展開ですね…!
今日は奨励会三段リーグ最終日。
史上初となる女性プロ棋士誕生の可能性があります。『りゅうおうのおしごと!』12巻と同じようなシチュエーション。震える展開ですね…! pic.twitter.com/FIJukOTOni
— 白鳥士郎 (@nankagun) March 7, 2020
2020年3月7日。西山朋佳(25)が女性初の「棋士」をかけて三段リーグの対局に臨んだ日、ライトノベル「りゅうおうのおしごと!」の作者、白鳥士郎(39)はそうツイートした。
16歳でタイトルを獲得した主人公が小学生の女子を弟子にとる――。ラノベらしい奇抜な筋書きの「りゅうおう」は15年から刊行され、18年にはアニメ化されたヒット作だ。
白鳥は岐阜県出身。20代半ばで、それまで目指していた法曹の道を断念し、家族の介護をしながら自宅でできる仕事をしようと、ラノベを書き始めた。農業高校を描く「のうりん」を手がけていた11年、地元の図書館で農業の雑誌の隣にあった「将棋世界」に目が留まる。戦いの内容を言語化しやすいと感じ、観戦記などを読み込んで「りゅうおう」の執筆に着手した。
当初はなかなか人気が出なかった。16歳でタイトルを取るという設定に、「現実にはありえない」といった批判も受けた。
だが、藤井聡太二冠(18)の登場で風向きが変わる。17年、中学3年の藤井がデビューから無敗で公式戦29連勝の新記録を達成するなど、様々な記録を塗り替えたからだ。「主人公がそこまで連勝する設定は私も考えました。盛り込みすぎかなと思いましたが本当に現れてしまった。もう『現実離れ』とは言われなくなりました」。昨年8月、藤井の初タイトル獲得後に出た13巻の帯には「現実に、負けるな」の文字が躍った。
8月6日発売の『りゅうおうのおしごと!』13巻が刷り上がりました。
帯がめっちゃ煽ってきてて草 pic.twitter.com/MiXnewZCCR
— 白鳥士郎 (@nankagun) July 30, 2020
出版社が『りゅうおうのおしごと!』13巻をダンボール2箱分、100冊も送ってくれました!
…………サインペン2本と一緒に。
手元には1冊も残らず、サインを書いて送り返します😭
「現実に、負けるな。」
やかましいわ!https://t.co/Blhg1NXFTK https://t.co/qei4d50nLQ pic.twitter.com/JJxTtikmbx— 白鳥士郎 (@nankagun) July 31, 2020
本日8月1日は『りゅうおうのおしごと!』主人公・九頭竜八一竜王の誕生日🎂
ここ最近は「藤井棋聖とどっちが強いですか!?」みたいな取材を受けることが多くなりましたが…
「将棋の実力では負けても、小学生の扱いでは負けません‼️」現実に負けるな!
目指すは複数冠(意味深)だ!! pic.twitter.com/hc2dGq9bAY— 白鳥士郎 (@nankagun) August 1, 2020
作品は最終章に入った。「ヒットしたので、書きたいように書いて終わりに向かうことができる。幸せを感じています」=敬称略(村瀬信也)
◆毎週日曜に掲載します。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)黎明編:7 次々新記録、ラノベが現実離れではなくなった:朝日新聞デジタル
村)ライトノベル「りゅうおうのおしごと!」は当初、「設定が現実離れしてる」と批判する声もあったそうです。その状況を変えたのが、藤井聡太二冠の登場でした。
(大志 藤井聡太のいる時代)黎明編:7 次々新記録、ラノベが現実離れではなくなった:朝日新聞デジタル https://t.co/xItXK9vIk5— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) March 6, 2021
今朝の朝日新聞朝刊『大志 藤井聡太のいる時代』で、現実に負けたラノベ作家のことを取り上げていただきました笑
丁寧に取材していただいたうえ、『りゅうおうのおしごと!』の書影まで載せていただき本当にありがたいです😭
朝日新聞デジタルでもお読みいただけます。https://t.co/tl7hlHrlly pic.twitter.com/9soRevOItR
— 白鳥士郎 (@nankagun) March 6, 2021
タイミングが良かったんだろうな・・・
運が良かったというべきか。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
★