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2021年2月27日 14時00分
第79期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)で優勝し、初の名人挑戦権を獲得した斎藤慎太郎八段(27)と、師匠の畠山鎮(まもる)八段(51)とは、練習将棋を800局以上も重ねるなど、深い信頼関係で知られる。弟子の奮戦を師匠はどう見守っていたのか――。最終局での名人挑戦決定から一夜明けた27日朝に尋ねた。
――最終局を、どう、ご覧になりましたか?
「序盤から中盤にかけて、二度の▲8三歩で、ゆっくり押していったところが斎藤八段らしいと思いました。相手が根負けするまで、本当に崩れない。終盤は、なにか勘違いがあったのかもしれませんが、よく崩れなかった」
――今期A級に初参戦して8勝1敗。2番手とは2勝差をつけての挑戦権獲得です。
「A級1位は、すごいことです。よくやりました。ただ、これから、もっと大きな勝負が待っている。本人も、まだ次(に名人戦七番勝負)がある、と思っているでしょう」
「6時間という長い持ち時間に加え、A級順位戦は全局、観戦記がつくということで、斎藤八段向けだったのかもしれません」
――斎藤八段の強みは、どんなところでしょうか?
「(詰将棋解答選手権で優勝するなど)詰将棋を早く正確に解くのにたけていて、終盤力が優れている一方、序盤も熱心に研究している。また、終盤、勝負を決めるだけの実力もあるのに、自陣に手を入れて、じっくり指すことも、いとわない。相反する要素を上手に組み合わせて戦うのが長所と思います」
――渡辺明名人との七番勝負を、現時点では、どう見通されますか?
「渡辺名人は、とことん、いろんなケースを想定して、準備を重ねてこられるでしょう。盤上のことはもちろん、時間の使い方などなど、幅広く視野に入れて対策を練ってこられるはずです。それに対して斎藤八段が渡辺名人の将棋をどう分析していくか、ですね」
――改めて、名人に挑む斎藤八段への期待を。
「A級1年目は(10人のA級棋士の中でも順位が低いという事情もあって)、過去も、本当に強い棋士たちが降級しています。A級1年目が一番危ない、と思っていました。なので、A級1年目での名人挑戦は、すごく、よく、やってると思います。ただ、斎藤八段の持っている力からすれば、今期、名人に挑戦しても、驚きはありません。決してマグレでの名人挑戦ではないと思います。そんな相反する二つの感情が、私の中にありますね。A級の恐ろしさを思えば、よくやったと思いますし、斎藤八段の力を思えば、まだまだ先へ、どこまでも行って欲しい、とも思います。挑戦するからには、挑戦だけで終わらせずに、勢いも全て力にして、行って欲しいと思います」(佐藤圭司)
情報源:「まだまだ先へ」 名人挑戦決定の斎藤八段へ師匠が期待:朝日新聞デジタル
A級9回戦
七番勝負の日程
- 第一局:4月7日・8日:東京都文京区「ホテル椿山荘東京」
- 第二局:4月27日・28日:福岡県飯塚市「麻生大浦荘」
- 第三局:5月4日・5日:愛知県名古屋市「亀丘林 万松寺」
- 第四局:5月19日・20日:長野県高山村「緑霧山宿 藤井壮」
- 第五局:5月28日・29日:神奈川県箱根町「ホテル花月壮」
- 第六局:6月14日・15日:山梨県甲府市「常盤ホテル」
- 第七局:6月24日・25日:山形県天童市「天童ホテル」
「まだまだ先へ」 名人挑戦決定の斎藤八段へ師匠が期待 https://t.co/vc8GyUoX0W
— 朝日新聞文化部 (@asahi_bunka) February 27, 2021
村)畠山鎮八段のコメントです→「A級の恐ろしさを思えば、よくやったと思いますし、斎藤八段の力を思えば、まだまだ先へ、どこまでも行って欲しい、とも思います」
「まだまだ先へ」 名人挑戦決定の斎藤八段へ師匠が期待:朝日新聞デジタル https://t.co/ZsVyNAsYn1— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) February 27, 2021
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4月7日 9時から対局開始
渡辺明名人の振り歩先
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- 名人戦・順位戦 |棋戦|日本将棋連盟
- 第79期名人戦・順位戦 七番勝負/A級
- 名人戦棋譜速報│将棋・名人戦順位戦棋譜速報サイト
- 名人戦棋譜速報(@meijinsen)さん | Twitter
- 第78期将棋名人戦七番勝負 ライブ中継:朝日新聞デジタル
まずは、どちらが先手を取るか・・・
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