コロナの影響はデカいな・・・
2021/2/24 17:17(最終更新 2/24 20:39)
故・村山聖九段ら数多くのプロ棋士を輩出した将棋道場「広島将棋センター」(広島市中区立町)が、3月7日に閉鎖される。開設から43年。ネットゲームの普及に、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけた。席主の田儀聖吾さん(54)は「心苦しい限りだが、将棋を通じて培われた人間関係は末永く続くはず」と話している。
センターは78年に開設。村山九段は小学生のころに通って腕を磨き、がんのため98年に29歳で亡くなるまで棋士の一線で活躍した。
道場は大人の社交場だった。開設当初、中学生だった田儀さんは週3、4回通ったといい「雑多なにぎわいがあり、いろんな大人がいて面白かった」と振り返る。90年ごろからセンターで働き始め、先代の死去に伴って2003年に席主となった。多い日には50~60人が対局したという。
だが、時間を問わずにどこでも対局できるネットゲームが普及。常連客の大半は高齢者で、20年に始まったコロナ禍が致命傷になった。平日の客足は激減し、田儀さんは「将棋は負ければ全人格を否定されるような悔しさがあるが、向き合って指す機会が減ってしまった」と嘆く。
名門道場の閉鎖に、広島の棋界からは「寂しくなるね」との声も上がる。ただ田儀さんは、将棋盤を挟んで相対した人の縁は切れないと思う。「またどこかに、こんな場所ができたらいいね」。愛好者が集う社交場が再びできることを願っている。【手呂内朱梨】
情報源:広島将棋センター43年の歴史に幕 3月7日閉鎖 故・村山九段輩出(毎日新聞) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:広島将棋センター43年で幕 3月7日閉鎖 故・村山九段ら輩出 | 毎日新聞
2021/2/11 22:46
5人のプロ棋士を輩出した将棋道場として知られる広島将棋センター(広島市中区)が3月7日で閉所する。田儀聖吾代表(54)は「インターネットで対局できる時代。客足が減っていた現状で、新型コロナウイルスにとどめを刺された」と話す。関係者からは惜しむ声が上がっている。
平日なら1日千円あればいくらでも滞在できる。広島金座街商店街のビルにあるセンターはかつて、多い日には50~60人が盤に向かった。それがこの1年、全く来客のない日も増えた。将棋盤を挟んで至近距離で指すスタイルに加え、「駒を触るのを避けるようになったのでしょう」と田儀代表。入室時の消毒や、盤の数を半分に減らして対局者の距離を取るなど、対策しても客足は戻らなかった。
センターは1978年、故本多冨治氏が現在地近くに開設。当時中学生の田儀代表は、大人にまざり腕を磨いた。「多くの人が将棋を通じて交流する社交場に似た雰囲気が好きだった」。20歳すぎから運営に携わり、2003年に本多さんが亡くなり引き継いだ。
常連客の高齢化やネット将棋の普及で、客足はずっと右肩下がり。子ども向け教室や大会の開催で収益を上げて踏ん張ってきた。賃料の低い郊外移転を勧める声もあったが、「移転にも労力がいる。昭和の匂いが残る将棋道場の役割は終わった」と、年明けに43年の幕を閉じると決めた。
来期、名人挑戦権を争うA級に昇級する山崎隆之八段(39)は、6歳から6年間通った。「おじいちゃんに勝ってジュースを買ってもらったり、みんなに声を掛けてもらったりいい思い出ばかり。時代の流れとはいえ、寂しい」と振り返る。
日本将棋連盟直営の新宿将棋センター道場(東京都)も3月末で閉店するなど、対面式の道場経営は厳しさを増している。田儀代表は「子ども向けの教室自体は盛況だし、ネットを通じた指導もある。今後、いいとこ取りした将棋教室をつくる人が出てくれば」と期待を寄せた。(貞末恭之)
情報源:盤上の社交場、惜しむ声 広島将棋センター、3月閉所 | 中国新聞デジタル
2021/2/1 22:47
広島県棋界の中核将棋道場として愛好家に親しまれ、各種大会を主催・運営してきた広島市中区の広島将棋センターが3月7日、43年の歴史に幕を下ろす。昨春からの新型コロナウイルスの感染拡大が経営を直撃。将棋大会の中止が相次ぎ、客足も減少していた。
同センターは、故村山聖九段、糸谷哲郎八段、山崎隆之八段、片上大輔七段、竹内雄悟五段とプロ棋士5人を輩出。宮本浩二全日本アマチュア名人が育つなど西日本屈指の将棋道場・教室として知られる。
中国新聞の将棋解説担当者だった故本多冨治氏が1978年に開設。日本将棋連盟広島将棋同好会支部が事務局を置き、中国将棋名人戦や村山聖杯将棋怪童戦など大会に関わってきた。
しかし、日本の将棋人口は2009年の1270万人を頂点に減少。史上最年少プロ棋士となった藤井聡太二冠(王位・棋聖)の登場でブームが再燃したが、スマートフォンやパソコンで全国の強豪と対局できるオンライン将棋の普及もあり、同センターの経営は厳しさを増していた。
日本将棋連盟広報課は「コロナ禍で苦境の道場があると聞く。情報を収集したい」と説明。将棋文化に詳しいプロ棋士で東京大客員教授の勝又清和氏は「現代は個の時代。リアルな将棋現場を避け、オンライン将棋が今後中心になるのでは」と話していた。(祖川浩也)
情報源:故村山聖九段ら輩出、広島将棋センター43年の歴史に幕 コロナ禍が経営直撃、3月閉所へ(中国新聞デジタル) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:広島将棋センター3月閉所へ 故村山九段らプロ5棋士輩出 コロナ禍が経営直撃 | 中国新聞デジタル
広島将棋センター43年の歴史に幕 3月7日閉鎖 故・村山九段輩出 https://t.co/C3oilD33Ab
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) February 24, 2021
盤上の社交場、惜しむ声 広島将棋センター、3月閉所 https://t.co/9OlHAGqVyr
— 中国新聞 (@ChugokuShimbun) February 11, 2021
寂しくなるね。
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