記事の内容を見るに、書かれたのは2月9日よりも前か
2021.2.14
順位戦は毎年1人か2人の昇級者が決まっているものだが、今期は上位の成績優秀者が多かったのか、2月になってようやく当選(昇級)者が決まってきた。
一番乗りは2月2日に行われたC級1組で、8勝0敗だった高崎一生六段(33)が9連勝と星を伸ばし、最終局を残してB2への昇級を決めた。
高崎は故米長邦雄永世棋聖門下で、宮崎県日南市の出身。地道に力をつけてきて、今年度は21勝7敗の好成績だ。とはいえ、後輩のタイトル保持者もいるだけに、これからが頑張り時であろう。
もう一人、増田康宏六段(23)も9回戦を船江恒平六段(33)に敗れて8勝1敗となったものの、昇級が3人に増えたことで、1局余して昇級となった。
同じ8勝1敗の高見泰地七段(27)は、順位が低いため、最終局を敗れると、船江に頭を跳ねられて(同星は順位優先)昇級できない可能性もあるため、決定はしていない。
順位は前期の成績で決まるので、昇級の望みがなくなっても、1局もおろそかにできないのだ。
さらに同日、C級2組で黒田尭之五段(24)が敗れたものの、8勝1敗で昇級を決めた。同星でも2番手の出口若武四段(25)は、最終に敗れると昇級できない目があるため、決まっていない。ここでも順位の差が大きいのだ。
特に自分が負けても、競争相手が負ければ上がれるという時は危ない。むしろ、勝てば昇級、負ければ昇級はないという時の方が、肝が据わるというものだ。
最終局をどう戦うか、各クラスに注目したい。
また降級の方では、A級が稲葉陽八段(32)、三浦弘行九段(46)と両方とも最終局を待たずに決まってしまった。
最終の静岡でのA級一斉対局では、名人戦の挑戦者争いのみが注目される。斎藤慎太郎八段(27)が勝てば挑戦者、負ければプレーオフである。
■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。
情報源:【勝負師たちの系譜】続々と決まる昇級者 地道に力付けた高崎、増田は今後が頑張りどころ (1/2ページ) – zakzak:夕刊フジ公式サイト
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— zakzak (@zakdesk) February 14, 2021
ほぉ・・・
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