ほぉ・・・
現地大盤解説
解説者:木村一基九段
解説者:杉本昌隆八段
聞き手:鈴木環那女流三段
聞き手:山口恵梨子女流二段
2021年2月11日 17時37分
東京都千代田区の有楽町朝日ホールでの朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催、東海東京証券、ローソン協賛、ABEMA特別協力)準決勝・決勝は例年2月、将棋ファンの前での公開対局や大盤解説会が恒例。だが、今回はコロナ禍のため、無観客での実施を余儀なくされた。
明るい語り口で解説でも大人気の木村一基九段(47)が、今回も大盤解説会に登場してくれたが、「朝日杯の準決勝・決勝はバレンタインデーの近くの開催のイメージがありますよね。以前、会場の近くで棋士が女性ファンの方からチョコレートをもらっている姿を見かけたことがありますよ。そういう景色は(無観客の)今年は無いんですね」と、しみじみとした口調で話してくれた。
だが、木村九段と杉本昌隆八段(52)の解説陣や関係者のために、聞き手の山口恵梨子女流二段(29)がチョコレートを差し入れてくれた。アットホームな雰囲気で、無観客の大盤解説会が続いている。
決勝戦を解説している木村九段が、昨年の解説会の思い出を語ってくれたので、ご紹介しよう。
昨年は準決勝で千田翔太七段(26)に敗れた藤井二冠が、師匠の杉本八段とともに決勝の大盤解説会に顔を出す、ファンにはうれしい一幕があった。その席上、ちゃめっけたっぷりに木村九段が「ベテランはそろそろ間違える頃だろうとか、考えたことはありますか」と藤井二冠に話を振った。藤井二冠が口ごもっていると、杉本八段が「人は必ず間違えるんです。私も藤井七段と指す時、身をもって教えています」と言って、弟子を「救出」した名場面があった。
今年の大盤解説会で、渡辺明名人(36)と決勝戦を解説する中で、木村九段は、上記のエピソードを披露し、「ところが、ですね。王位戦第2局の後、この時の映像が繰り返し使われましてね」。王位戦第2局は、当時王位を保持していた木村九段が優勢を築きながら、逆転負けを喫して、藤井王位誕生につながった一局だ。「ああいう時に、あまり、しゃべらない方が良いんだな、と思いましたね」と木村九段は、見事なオチをつけていた。(佐藤圭司)
情報源:無観客の大盤解説会、木村九段が絶「口」調 見事なオチ:朝日新聞デジタル
|
▲藤井聡太王位・棋聖 vs △三浦弘行九段(棋譜DB)
藤井聡二冠に振り歩先、歩が5枚で藤井聡二冠の先手
初手は、▲藤井聡二冠 2六歩、△三浦九段 3四歩
逆転
101手 3一金打まで、▲藤井聡二冠 の勝ち
|
|
- 朝日杯将棋オープン戦 |棋戦|日本将棋連盟
- 朝日杯将棋オープン中継サイト
- 第13回 朝日杯将棋オープン戦 名古屋対局|朝日新聞デジタル
- 第14回朝日杯将棋オープン戦中継|本戦トーナメント:朝日新聞デジタル
口は禍の許
|
|
|
|
|
★