三浦弘行九段、稲葉陽八段が降級決定
挑戦者は、斎藤慎太郎八段、広瀬章人八段の2名に絞られた。
▲羽生善治九段 vs △広瀬章人八段
夕食休憩明けから中継
https://www.youtube.com/watch?v=wOidcYOsF-o&hd=1
ミニ解説
2021年2月4日 1時01分
トップ棋士10人が総当たりで名人挑戦権を争う第79期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の8回戦5局が3日、東京と大阪の将棋会館で一斉に指された。
首位の斎藤慎太郎八段(27)は稲葉陽(あきら)八段(32)に勝利。ただ、2番手の広瀬章人八段(34)も勝ったため、渡辺明名人(36)=棋王、王将と合わせ三冠=への挑戦者が決まるのは、26日の最終9回戦に持ち越しとなった。残留を巡る争いも深夜まで続き、稲葉八段と三浦弘行九段(46)のB級1組への降級が決まった。(村瀬信也)
3日の結果は以下の通り(左が勝ち)
斎藤慎太郎八段(7勝1敗)―稲葉陽八段(2勝6敗)
広瀬章人八段(6勝2敗)―羽生善治九段(3勝5敗)
佐藤康光九段(4勝4敗)―豊島将之竜王(5勝3敗)
糸谷哲郎八段(4勝4敗)―佐藤天彦九段(4勝4敗)
菅井竜也八段(4勝4敗)―三浦弘行九段(1勝7敗)
情報源:
情報源:名人の挑戦者決定は最終9回戦へ 将棋・A級順位戦:朝日新聞デジタル
2021.02.03
挑戦権争いは1敗の斎藤慎太郎八段と2敗の広瀬章人八段に絞られた
第79期A級順位戦(主催:毎日新聞社・朝日新聞社)の8回戦が2月3日に東西の将棋会館で一斉に行われました。1敗で首位を走る斎藤慎太郎八段は稲葉陽八段に勝利し、挑戦に前進。また、稲葉八段と三浦弘行九段はB級1組への降級が決まってしまいました。
8回戦終了時のリーグ表。挑戦の可能性は斎藤八段と広瀬八段に絞られた
8回戦の対戦カードと結果は以下の通りでした(左が勝者)。
斎藤慎太郎八段(7勝1敗)―稲葉陽八段(2勝6敗)
広瀬章人八段(6勝2敗)―羽生善治九段(3勝5敗)
佐藤康光九段(4勝4敗)―豊島将之竜王(5勝3敗)
糸谷哲郎八段(4勝4敗)―佐藤天彦九段(4勝4敗)
菅井竜也八段(4勝4敗)―三浦弘行九段(1勝7敗)▲稲葉八段-△斎藤八段戦は角換わりになり、稲葉八段が早繰り銀、斎藤八段が腰掛け銀を採用しました。両者角を打ち合い、その角を数手後には切り合う激しい展開からリードを奪ったのは斎藤八段でした。
稲葉八段は飛車を見捨てて斎藤玉へと迫っていきますが、小駒主体の攻めのため、広大なスペースがある斎藤玉を追い詰めるには至りません。一方の斎藤八段は手にした飛車を敵陣に打ち込み、自陣の飛車との連携で、上下から稲葉玉を厳しく攻めていきました。敵玉へと迫る速度の差は明らかで、最後は斎藤八段が稲葉玉を即詰みに打ち取り、一手差で勝利を収めました。
2敗で斎藤八段を追っていた豊島竜王と広瀬八段は明暗が分かれました。
▲羽生九段-△広瀬八段戦は角換わり腰掛け銀の将棋になりました。中盤、広瀬八段が放った自陣角が大活躍。角と2枚の銀、そして桂を用いたコビン攻めが羽生玉に厳しく突き刺さり、羽生九段に粘りを与えずに押し切りました。
▲豊島竜王-△佐藤康九段戦は佐藤康九段が剛腕を発揮。佐藤康九段は途中銀損で劣勢に陥るも、飛車を中央に転回して、中央突破に懸けます。これに対して豊島竜王が応対を誤ってしまい、逆転。その後は佐藤康九段がそのまま押し切って、勝利となりました。熱戦となった本局の終局時間は0時44分。この日行われた全6局のうち、最も遅い終局でした。豊島竜王は痛恨の3敗目を喫して、挑戦の目がなくなりました。
8回戦の結果、挑戦権争いは斎藤八段と広瀬八段の2人の一騎打ちとなりました。とは言っても圧倒的に有利なのは斎藤八段です。最終戦で自身が佐藤天九段に勝つか、広瀬八段が豊島竜王に敗れれば挑戦決定。自身が敗れてもプレーオフ進出は決まっています。初参加のA級順位戦で、いきなりの挑戦権獲得に大きく前進しています。
一方、2つの降級枠は最終戦を前に埋まってしまいました。降級圏内の稲葉八段と三浦九段がともに敗れてしまったためです。両者は来期B級1組で戦うことになります。
「将棋界の一番長い日」とも呼ばれる、A級順位戦最終局は2月26日に行われます。斎藤八段と広瀬八段は名人挑戦が懸かる、その他の棋士は来期の順位が懸かる重要な一戦です。
情報源:斎藤慎太郎八段が初参加即挑戦に大きく近づく勝利 第79期A級順位戦8回戦(マイナビニュース) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:斎藤慎太郎八段が初参加即挑戦に大きく近づく勝利 第79期A級順位戦8回戦|将棋情報局
第79期順位戦A級で、一斉対局(5局)が2月3日(水)に行われ、結果は下記の通りとなりました。
●豊島将之竜王(5勝3敗)-○佐藤康光九段(4勝4敗)
●羽生善治九段(3勝5敗)-○広瀬章人八段(6勝2敗)
●三浦弘行九段(1勝7敗)-○菅井竜也八段(4勝4敗)
●佐藤天彦九段(4勝4敗)-○糸谷哲郎八段(4勝4敗)
●稲葉陽八段(2勝6敗) -○斎藤慎太郎八段(7勝1敗)この結果、三浦九段、稲葉八段はB級1組に降級となりました。
情報源:第79期順位戦A級 8回戦一斉対局 結果|棋戦トピックス|日本将棋連盟
A級8回戦
村)挑戦権争いは斎藤慎太郎八段と広瀬章人八段の2人に絞られました。三浦弘行九段と稲葉陽八段は降級が決まりました。
名人の挑戦者決定は最終9回戦へ 将棋・A級順位戦:朝日新聞デジタル https://t.co/LdMQUgKs3S— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) February 3, 2021
斎藤慎太郎八段が初参加即挑戦に大きく近づく勝利 第79期A級順位戦8回戦https://t.co/fAeXc7UZcX
— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) February 4, 2021
【 第79期 #順位戦 A級 】
第79期順位戦A級の一斉対局(5局)が行われ、結果は下記の通りとなりました。
●豊島将之竜王VS○佐藤康光九段
●羽生善治九段VS○広瀬章人八段
●三浦弘行九段VS○菅井竜也八段
●佐藤天彦九段VS○糸谷哲郎八段
●稲葉陽八段VS○斎藤慎太郎八段https://t.co/DdYGJSx0X1— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) February 3, 2021
▲佐藤天彦九段 vs △糸谷哲郎八段
90手 同金引まで、△糸谷八段 の勝ち
両者4勝4敗で残留決定
A級順位戦、佐藤天ー糸谷戦は糸谷八段が勝って4勝4敗とし、A級残留を決めました。4勝4敗となった佐藤天九段も残留です。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 3, 2021
A級順位戦8回戦一斉対局、まず糸谷哲郎八段が佐藤天彦九段に勝ちました。
佐藤天九段は名人挑戦の目が消え、挑戦争いは3人に絞られました。
6勝1敗≫10斎藤慎
5勝2敗≫1豊島 2広瀬
4勝4敗≫●4佐藤天 ○糸谷
3勝4敗≫3佐藤康 5羽生 9菅井
2勝5敗≫8稲葉
1勝6敗≫7三浦 pic.twitter.com/Fu8toNlPu1— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 3, 2021
耕)A級順位戦8回戦の佐藤天彦九段―糸谷哲郎八段戦は3日午後10時12分、糸谷八段が90手で勝ちました。これで糸谷八段は4勝4敗となり、残留を決めました。佐藤九段も4勝4敗となり、名人挑戦の可能性はなくなりました。隣の部屋の対局に配慮して、感想戦は別室で行われています。 pic.twitter.com/LfsRcLoPPd
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) February 3, 2021
67手目はソフトによると▲65角なら大変だったようなのですが、両対局者ともにはっきり後手良さそうという判断(具体的には△同竜▲同銀△57歩など)だったので、実際に指すのは難易度が高かったです。ただ▲67同銀引以降は攻めが切れてはっきり負けになってしまいました。また頑張ります。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) February 3, 2021
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▲稲葉陽八段 vs △斎藤慎太郎八段
90手 8七桂成まで、△斎藤慎八段 の勝ち
A級順位戦、稲葉ー斎藤戦は斎藤八段が勝って7勝1敗とし、単独トップを守りました。渡辺名人への挑戦権獲得が成るかどうかは、豊島竜王と広瀬八段の結果待ちです。稲葉八段は2勝6敗となりました。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 3, 2021
斎藤八段は終局後、挑戦権に絡んで「1局1局と思っているので、これまでと変わらず用意(準備)してきました」、稲葉八段は「バランスの取り方が難しかった。どういう形になっても、最終局も一生懸命やりたい」と話しました。(羽生ー広瀬戦、三浦ー菅井戦の結果が出る前のコメントです) pic.twitter.com/OrjpwRdMoY
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 3, 2021
村)A級順位戦、斎藤慎太郎八段が稲葉陽八段に勝ちました。斎藤八段は7勝1敗で単独首位を守りました。稲葉八段は2勝6敗です。また、広瀬章人八段が羽生善治九段に勝ちました。広瀬八段は6勝2敗で挑戦権獲得に望みをつなぎました。羽生九段は3勝5敗ですが、残留が決まっています。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) February 3, 2021
村)斎藤八段、単独首位を守りました。最終9回戦では、佐藤天彦九段と対戦します。
名人挑戦なるか、斎藤八段「一局、一局だと思っているので」~稲葉陽八段に勝利、インタビュー&感想戦~【第79期将棋名人戦・A級順位戦8回戦】=河野… https://t.co/CcHi0hcYKq @YouTubeより pic.twitter.com/rEtid0Yax1— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) February 4, 2021
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▲羽生善治九段 vs △広瀬章人八段
108手 8五桂打まで、△広瀬八段 の勝ち
佐藤康光九段と羽生善治九段の残留が決まりました。
7勝1敗≫○10斎藤慎
6勝2敗≫○2広瀬
5勝2敗≫1豊島
4勝4敗≫●4佐藤天 ○6糸谷
3勝4敗≫3佐藤康 9菅井
3勝5敗≫●5羽生
2勝6敗≫●8稲葉
1勝6敗≫7三浦 pic.twitter.com/fOOo9tMz4N— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 3, 2021
村)羽生九段―広瀬八段戦、感想戦を中継中です。
【対局中継】羽生善治九段―広瀬章人八段【第79期将棋名人戦・A級順位戦】 https://t.co/TN0TQUXDH0 @YouTubeより pic.twitter.com/ixizFybzrJ— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) February 3, 2021
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▲菅井竜也八段 vs △三浦弘行九段
121手 4八歩打まで、▲菅井八段 の勝ち
7勝1敗≫○10斎藤慎
6勝2敗≫○2広瀬
5勝2敗≫1豊島
4勝4敗≫●4佐藤天 ○6糸谷 ○9菅井
3勝4敗≫3佐藤康
3勝5敗≫●5羽生
2勝6敗≫●8稲葉
1勝7敗≫●7三浦 pic.twitter.com/juH90LNIpi— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 3, 2021
村)A級順位戦、菅井竜也八段が三浦弘行九段に勝ちました。菅井八段が劣勢に見えましたが、逆転したようです。この結果、1勝7敗の三浦九段と2勝6敗の稲葉陽八段のB級1組への降級が決まりました。A級初参加の菅井八段は4勝4敗です。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) February 3, 2021
感想戦の様子
村)三浦九段―菅井八段戦の感想戦の動画です。残留争いの行方を大きく左右する一番は、終盤で逆転劇がありました。
「勝てたかもしれませんね」三浦九段、菅井八段に敗れて残留ならず~感想戦~【第79期将棋名人戦・A級順位戦8回戦】=高津祐典撮影 https://t.co/f26OM7y6Gx @YouTubeより pic.twitter.com/pifeWQHSVD— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) February 4, 2021
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▲豊島将之竜王 vs △佐藤康光九段
124手 9九同金まで、△佐藤康九段 の勝ち
A級順位戦、豊島ー佐藤康戦は佐藤康九段が勝ち4勝4敗としました。豊島竜王は5勝3敗に後退し、挑戦権獲得はなくなりました。最終戦で斎藤八段が佐藤天九段に勝つか、豊島ー広瀬戦で広瀬八段が負ければ斎藤八段の挑戦決定。斎藤八段負け、広瀬八段勝ちの場合は両者によるプレーオフになります。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 3, 2021
感想戦
村)途中は豊島竜王が銀得していたのですが…。両者の対局後の感想をお聞きください。
佐藤康光九段、丸太の一刀両断を許さず~豊島将之竜王に勝利、感想戦ノーカット~【第79期将棋名人戦・A級順位戦8回戦】=河野通高撮影 https://t.co/GlKM2zhcNr @YouTubeより pic.twitter.com/tbFOhLdqZ8— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) February 4, 2021
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- 第78期将棋名人戦七番勝負 ライブ中継:朝日新聞デジタル
いちばん長い日は、斎藤慎太郎八段、広瀬章人八段の結果に注目。
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