へぇ・・・
2021年1月24日 5時00分
「ジェット機」。プロデビューから負けなしの連勝を続けていたころの藤井聡太二冠(18)を、こう評した棋士がいる。対局だけでなく、大学で将棋に関する講座を担当し、都内でこども将棋教室も主宰する高野秀行六段(48)。藤井のすごさをこどもたちに聞かれ、「先生が一生懸命走っているとするでしょ。藤井さんは車、いや飛行機かな。あっという間に『さようなら』って、いなくなっちゃう」。大いに受けたので、テレビ番組のインタビューでも藤井をジェット機にたとえた。
2人は2020年2月4日、大阪・関西将棋会館で初めて対戦した。第78期名人戦・C級1組順位戦の9回戦。ここまで8連勝の藤井が勝てば、最終10回戦を待たずに一つ上のB級2組への昇級が決まる。一方、高野も6勝2敗と好成績で、注目の対局だった。高野は「楽しみ、ワクワクするなあ」。入念に準備をしたという。
戦型は角換(かくが)わり腰掛(こしか)け銀(ぎん)。藤井の得意型に高野は飛び込んだ。48手目△4四角と自陣近くに打ったのが高野の研究手。「用意してきたことが出来た」と高野。ただ、58手目△3七歩成と、歩を成り捨てたのが、結果的に悪手に。その1歩を生かした変化も織り交ぜた攻めで、藤井が午後10時6分、99手で勝ち、昇級を決めた。前期昇級した師匠の杉本昌隆八段(52)に追いついた。終局後、藤井は「来期も昇級を目指して戦いたい」。高野は「一生懸命出来た」。勝者も敗者も笑顔を見せた。
対局から約1年、改めて高野に「ジェット機」藤井について尋ねた。「桁違いといえる終盤のスピード感。ですが、全体的に安定感もある」と評し、「対局はとても快適で楽しい旅でした」と振り返った。=敬称略(佐藤圭司)
◆次週は「名人戦ニュース」です。次回の「大志」は2月7日に掲載します。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)黎明編:3 「ジェット機」の名付け親、初対戦は「楽しい旅」:朝日新聞デジタル
村)「桁違いといえる終盤のスピード感。ですが、全体的に安定感もある」「対局はとても快適で楽しい旅でした」
(大志 藤井聡太のいる時代)黎明編:3 「ジェット機」の名付け親、初対戦は「楽しい旅」:朝日新聞デジタル https://t.co/t1RLMXTgt1— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 24, 2021
ふむ・・・
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