渡辺名人の振り歩先、歩が3枚で渡辺明名人の先手
初手は、▲渡辺明名人 2六歩、△永瀬王座 8四歩
現地大盤解説
2021年1月16日 18時46分
渡辺明名人(36)=棋王、王将と合わせ三冠=が永瀬拓矢王座(28)とのタイトルホルダー同士の決戦を制し、ベスト4一番乗り――。16日午後、名古屋国際会議場で指された第14回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント2回戦は、現在進行中の第70期王将戦七番勝負と同じ組み合わせの好カードだった(第1局は渡辺王将が永瀬挑戦者に勝ち)。過去の対戦成績は渡辺名人11勝、永瀬王座3勝と、やや意外な差がついている。
渡辺名人の先手で、角換わり腰掛け銀の定跡型に。序盤は研究に裏打ちされたであろう、ハイペースの指し手が続き、公開対局を見守る観衆は驚いた様子だった。
渡辺名人が、得意パターンの一つである「細そうに見える攻めを巧みにつなげる」指し回しから、リードを奪う展開に。
図は、渡辺名人が、7九にいた自分の玉を▲8八玉と指した局面。直前に永瀬王座が△4七角と飛車取りに放ったのに対し、飛車取りを放置して矢倉囲いに入城した。大盤解説会でマイクを握っていた杉本昌隆八段(52)が「センスの塊のような手」と感嘆した手だ。次に▲7九飛と逃げるスペースを作って、飛車取りを強要した意味がある。
永瀬王座は△2九角成と飛車を取ったが、渡辺名人は▲5七飛と、王手馬取りをかけた。以下、△5五馬に▲4六金と、後手玉を追い詰めていく。渡辺名人は終局後に「かなり細い攻めになってしまった」と反省してはいたものの、頑強に粘る永瀬王座を押し切り、129手で渡辺名人の勝ち。
対局を見守ったファンの前でのインタビューで、勝った渡辺名人は「朝日杯のベスト4に進むのは2年ぶり。前回は決勝で藤井聡太さんに負けて準優勝だったので、今回は優勝を目指して頑張っていきたいと思います」と力強く語った。敗れた永瀬王座は「(73手目の)▲4三銀のところは、手が広いので、後手としては踏ん張りどころかなと思ったんですけど」と振り返り、「朝日杯は去年は千田さん(千田翔太七段)に負けて、今日は渡辺名人に負けて、両方とも似たような負け方になってしまった。これをどう修正していくか。これを糧に少し成長できれば」と前を向いた。(佐藤圭司)
情報源:センスの塊のような手 渡辺名人、永瀬王座を押し切る:朝日新聞デジタル
第14回 #朝日杯将棋オープン戦 本戦T
村)朝日杯将棋オープン戦、渡辺明名人が永瀬拓矢王座に勝ちました。準決勝進出一番乗りを果たしました。 pic.twitter.com/PO2pXqIjNn
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 16, 2021
村)飛車をただで取らせる代わりに王手馬取りをかけるというハデな応酬が繰り広げられました。渡辺名人のこの判断が功を奏したようです。
センスの塊のような手 渡辺名人、永瀬王座を押し切る:朝日新聞デジタル https://t.co/ym9EeGCicj— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 16, 2021
村)大盤解説会での感想戦、かなり熱がこもっていました。
渡辺明名人「良くなってからチグハグ…最後は何とか寄った」~永瀬拓矢王座と自戦解説~【第14回朝日杯将棋オープン戦】=高津祐典撮影 https://t.co/bFsRWOyUOK @YouTubeより pic.twitter.com/zdJHR2wtzL— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 16, 2021
朝日杯本戦1,2回戦。 – 渡辺明ブログhttps://t.co/pf0ZQDOfLD
>ベスト4に進出するのは2年振りなので、上を目指して頑張りたいと思います。
— kewpiehoney (@kewpie_honey) January 16, 2021
▲渡辺明名人 vs △永瀬拓矢王座(棋譜中継・棋譜DB)
渡辺名人の振り歩先、歩が3枚で渡辺明名人の先手
耕)渡辺―永瀬戦の振り駒の動画が公開されました。https://t.co/IXyVTUpO3l
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初手は、▲渡辺明名人 2六歩、△永瀬王座 8四歩
129手 8六銀まで、▲渡辺明名人 の勝ち
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- 朝日杯将棋オープン戦 |棋戦|日本将棋連盟
- 朝日杯将棋オープン中継サイト
- 第13回 朝日杯将棋オープン戦 名古屋対局|朝日新聞デジタル
- 第14回朝日杯将棋オープン戦中継|本戦トーナメント:朝日新聞デジタル
強い。
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