128手 6六金打まで、△渡辺明名人 の勝ち
99手 5四馬まで、▲永瀬王座 の勝ち
現地大盤解説
▲野月浩貴八段 vs △渡辺明名人
2021年1月16日 14時50分
16日午前に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で指された「第14回朝日杯将棋オープン戦」本戦トーナメント1回戦、野月浩貴八段(47)―渡辺明名人(36)=棋王、王将とあわせ三冠=は、「相懸かり」の戦型に。激しい攻め合いの末、128手で渡辺名人が制した。
「序盤から、あまり例がない形になった」と野月八段。「研究からは外れ、相手が指した手を見て、バランスを取ることをこころがけた」とも。渡辺名人も「模様の取り方が難しい将棋だった」と振り返った。
中盤で桂交換になった辺り、野月八段は「まあまあ、やれてるのかな」と手応えも感じていたという。その後、野月八段が▲5三角~▲5六桂と攻めた局面について、渡辺名人は「攻められてしまった。そういう予定ではなかった。(先手に)うまい手があったらマズイという感じだった」と心中を明かした。
図は終盤で、野月八段が▲5七角と王手飛車を掛けた局面。渡辺名人の応手△6六歩が鮮やかな切り返しだった。
以下、▲6八角△6七歩成▲4六角と進行したが、渡辺名人は△7八と以下、先手玉を見事に仕留めた。「図で△6六歩が成立しないと、たぶん負けでしょう」と渡辺名人。
終局後、対局を見守ったファンの前で、勝った渡辺名人は「朝日杯の名古屋での公開対局は初めてだったが、一局やって感じがつかめた。午後の対局も頑張りたい」、敗れた野月八段は「コロナ禍の中、設営してくれた方、観戦してくださった方に感謝したい。(本局で自分の)力は十分出せた。午後からは大盤解説会で全力を尽くそうと思います」と述べ、大きな拍手を浴びていた。(佐藤圭司)
情報源:渡辺名人、鮮やかな切り返し 公開対局「感じつかめた」:朝日新聞デジタル
▲永瀬拓矢王座 vs △佐藤紳哉七段
2021年1月16日 14時49分
第14回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦1回戦2局が16日、名古屋市の名古屋国際会議場で公開で指された。永瀬拓矢王座(28)―佐藤紳哉七段(43)戦は、終盤で永瀬王座が急所に打った桂馬が決め手となった。
両者は共に安恵照剛八段門下。過去の対戦は2度あり、いずれも永瀬王座が勝っている。本局は先手の永瀬王座の誘導で、相懸かりになった。
じっくりとした駒組みの後、銀を前線に繰り出した永瀬王座が佐藤陣に攻めかかった。40分の持ち時間を使い切り、1分将棋に入った佐藤七段は苦しそうな表情で頭を抱えていたが、形勢は難解。そのまま終盤戦に突入した。
対局後、大盤解説会に登場した佐藤七段は「攻められて苦しげな表情をしていましたが、自信があったんですよ」と対局中の心境を明かし、反撃のタイミングを逸したことを悔やんだ。そして、「今日はカツラを自粛しましたが、桂(かつら)が痛かったです」。解説役を務める時にかつらをかぶるサービスで知られる佐藤七段らしいコメントで笑いをとった。
前回準優勝の永瀬王座は、「中盤は自信がなかったが、▲7六桂で良くなった」。2回戦の相手は、今月10日に開幕した王将戦七番勝負でも対戦している渡辺明名人だ。「同じ棋士と当たる時は当たるんだなと。精いっぱい頑張りたい」と抱負を語った。(村瀬信也)
情報源:「かつら」痛かった佐藤七段 永瀬王座、同門対決に勝利:朝日新聞デジタル
第14回 #朝日杯将棋オープン戦 本戦T表
村)朝日杯将棋オープン戦の永瀬王座―佐藤紳七段戦は永瀬王座が勝ちました。午後の2回戦では渡辺名人―永瀬王座戦が指されます。王将戦七番勝負で対戦している2人がここでも顔を合わせることになりました。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 16, 2021
村)佐藤紳哉七段、「激痛」の手を見落としたのを悔やみました。
【自戦解説】桂(かつら)がぽんぽんと…佐藤紳哉七段と永瀬拓矢王座が大盤解説会に登場【第14回朝日杯将棋オープン戦】=高津祐典撮影 https://t.co/cG0LWtukJo @YouTubeより pic.twitter.com/rO8Up0Nmqv— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 16, 2021
村)「王手飛車取り」の局面でうまい手がありました。ポイントの場面を振り返りました。
渡辺名人、鮮やかな切り返し 公開対局「感じつかめた」:朝日新聞デジタル https://t.co/IMk9Mkg8M7— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 16, 2021
村)トーナメント表を改めてご紹介します。左側のブロックの1、2回戦計6局を2日間で行います。16日午前は永瀬王座―佐藤紳七段戦と野月八段―渡辺名人戦を行い、17日午前は豊島竜王―飯島七段戦と大石七段―藤井二冠を行います。両日とも、午前の勝者2人が午後に対戦します。 pic.twitter.com/rrkJHDIqeo
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 15, 2021
そこから先も必死に食らいついていきましたが、最後は少しずつ足りなくなってしまいました。改めて渡辺名人の強さを感じた将棋でした。
力の全てを出し切れましたし、短い持ち時間で、お互いの陣形のバランスを判断する、構想を練る部分はとても楽しく充実した時間でした。
また精進して臨みます!— 野月 浩貴 (@nozuki221) January 16, 2021
明日も朝日杯名古屋対局は注目のカードが揃っておりますので、ぜひお楽しみください!
朝日杯名古屋対局https://t.co/1ALumH2eW2
朝日新聞将棋欄https://t.co/rOFcLjCooZ
ABEMA
(17日9:25〜放送開始)https://t.co/c9k0jOwjB3— 野月 浩貴 (@nozuki221) January 16, 2021
▲野月浩貴八段 vs △渡辺明名人(棋譜中継・棋譜DB)
渡辺明名人の振り歩先、と金が3枚で▲野月八段の先手
初手は、▲野月八段 2六歩、△渡辺明名人 8四歩
128手 6六金打まで、△渡辺明名人 の勝ち
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▲永瀬拓矢王座 vs △佐藤紳哉七段(棋譜中継・棋譜DB)
永瀬王座の振り歩先、歩が3枚で▲永瀬王座の先手
初手は、▲永瀬王座 2六歩、△佐藤紳七段 8四歩
99手 5四馬まで、▲永瀬王座 の勝ち
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14時から対局開始
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- 朝日杯将棋オープン戦 |棋戦|日本将棋連盟
- 朝日杯将棋オープン中継サイト
- 第13回 朝日杯将棋オープン戦 名古屋対局|朝日新聞デジタル
- 第14回朝日杯将棋オープン戦中継|本戦トーナメント:朝日新聞デジタル
14時からもう1局。
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