編集部仕事しろよ・・・、誤字の修正も仕事の内だろ。
2020.12.27
【勝負師たちの系譜】
今年はコロナで大変な年だったが、この一年を振り返ってみたい。
タイトル戦においては、挑戦者の奪取が多かった、という印象が強い。その立役者は、何といっても藤井聡太二冠の誕生であろう。
デビュー当初から数々の最年少記録を塗り替え、将棋界だけでなく、お茶の間の主婦にまで名前が知られるようになった藤井が、いつタイトルを取るかは毎年期待されていた。
それが今年、渡辺明三冠から棋聖位を奪取。並行して木村一基王位(当時)に挑戦していた王位戦でも、4連勝で一気に二冠となったのだ。勿論、最年少二冠(18歳)である。
藤井の活躍は今年の重大な出来事という、報道写真展にも入るほどとなった。
他のタイトル戦では、名人戦で渡辺が豊島将之名人(当時)を破り、初の名人位に就いたのが特筆される。渡辺は竜王位を11期獲得した第一人者だが、なぜか名人位には縁がなく、挑戦者にもなれていなかった。これで奪われた棋聖の穴を埋め、三冠に返り咲いた。
その豊島は名人を奪われて竜王だけとなったが、秋にまでもつれ込んだ叡王戦で、合計10局(持将棋・千日手を含む)の激闘の末、永瀬拓矢叡王(当時)を破り、二冠に戻った。
タイトルの移動が強調される今年だが、渡辺は年初の王将戦、棋王戦ではしっかり防衛。
また竜王戦は豊島が、タイトル100期なるかと注目された羽生善治九段相手に、4勝1敗で防衛。この渡辺、豊島は現在の将棋界トップ2と言って良いであろう。
そしてもう一人永瀬も、唯一となった王座を久保利明九段相手に防衛して、若手の中で頭一つ抜けているところを見せつけた。
「一流の上に超一流と言われる人がいる」と先輩に聞いたことがある。一つでもタイトルを取れば一流だが、どんな棋戦でも優勝や挑戦を争うところにいるのが、超一流だということだ。その意味では永瀬は王将戦の挑戦者に決まり、棋王戦でもベスト4に顔を出すなど「超」の仲間に入りつつある。
また広瀬章人
九八段も過去、タイトルを複数奪取し、今また棋王戦の挑戦権を争っている。誰が強さを持続できる「超」の棋士かが、ある程度ハッキリした一年ではなかっただろうか。
■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。
情報源:藤井二冠ら“超一流”棋士が存在感、挑戦者の奪取多かった一年 今年の将棋界を振り返る(夕刊フジ) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:【勝負師たちの系譜】藤井二冠ら“超一流”棋士が存在感、挑戦者の奪取多かった一年 今年の将棋界を振り返る (1/2ページ) – zakzak:夕刊フジ公式サイト
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— zakzak (@zakdesk) December 27, 2020
以前の記事でも、広瀬章人九段って書いてたけど、校正は仕事してないのか?
【勝負師たちの系譜】最も過酷な「王将リーグ」 藤井二冠は“超一流”を証明できるか https://t.co/EjsxNHiocs
— zakzak (@zakdesk) November 8, 2020
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