へぇ・・・
2020年11月21日 11時00分
「休みの日は何をしていますか」。そんな質問をされた将棋の室田伊緒女流二段の答えは? 棋士たちの休みの取り方もさまざまのようです。
休みの日は何をしていますか、とご質問をいただき、ふと、休みっていつのことだろうと考えることに。何年か前の話ですが、渡辺明名人は週休2日制を採り入れているとのこと。意識的に休みを設けるようにしているのですね。棋士は個人事業主なので、自分の裁量でスケジュールが決まります。
対局は平日に、イベントなどの仕事は土日に入りがちで、何の予定もない日はバラバラです。そして何の予定もない日でも研究やら事務作業やらをしていると、いつが休みの日かわからなくなります。わたしはとくに休みの日を設定することなく、働いているなという日が続いたら丸一日予定を入れず、お昼寝をはさみながら、ため込んだ作業をすることが多いです。結局、休み半分、仕事半分に。そうしていると、やっと休めると気が緩んだ瞬間に熱を出す生活がここ数年の過ごし方でした。
ところが、コロナ禍で仕事がなくなり予定のない日ばかりに。出かけることもできないので自然と事務作業と将棋にかける時間が増え、熱も出ない生活になりました。今まで無理をしていたのだなと気が付き、働き方改革をしようと模索中です。女流棋士生活も15年が経ち、そろそろがむしゃらに働く時期は卒業です。
昨年9月は1カ月丸ごと働かない月にしました。役員の仕事はあるものの、対局もちょうどない時期、イタリアに行く計画を立て、1週間は旅行に、他の日も時差ボケなどを理由にお休み。ローマの休日です。されどロマンチックな思い出はできず、旅行予算を大幅に超えた分を取り戻すべく、10月からは必死に働いたというのが本当のところです。
旅行が好きなのは、そうした予定でもないと休みらしい休みの日をうまく作ることができないからのようです。そして今はあまり旅行もできないので、休みの日は何をしていますか、という質問に痺(しび)れるのです。
ありがたいことにリーグ戦の新棋戦が誕生し、対局が大幅に増えました。対局中心、より棋士らしい生活になりそうです。体力作りも重要になってくるので、苦手な運動もしなければと思いつつ二の足を踏んでいます。皆様も良い休日を。
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室田女流二段も出演する将棋イベント「第13回神戸ハーバーランドこども将棋まつり」が11月29日、神戸市中央区東川崎町1丁目の「神戸ハーバーランド スペースシアター」である。
参加資格は中学生、小学生以下の男女。プログラムのうち、「将棋教室・講演」は予約不要で、当日参加できる。(ただし、座る場所が定員に達した場合は、ソーシャルディスタンスを保ちながらの立ち見)
午後2時からは井上慶太九段(56)による将棋教室「数の攻めを覚えよう! おすすめ戦法」。井上九段は現時点で藤井聡太二冠(18)に公式戦で勝利したことがある最年長の棋士だ。
午後3時からは井上九段と室田女流二段による講演「プロを目指した理由・周りの応援」。
参加無料。問い合わせは神戸ハーバーランド(078・360・3335/平日の午前9時~午後5時30分)。
情報源:将棋棋士の休みの過ごし方は 渡辺名人は週休2日制?:朝日新聞デジタル
村)室田女流二段のコラムです→「わたしはとくに休みの日を設定することなく、働いているなという日が続いたら丸一日予定を入れず、お昼寝をはさみながら、ため込んだ作業をすることが多いです」
将棋棋士の休みの過ごし方は 渡辺名人は週休2日制?:朝日新聞デジタル https://t.co/Zaxg8aXEvT— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 21, 2020
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