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2020年11月12日 20時19分
将棋の第61期王位戦7番勝負(東京新聞主催)を制した藤井聡太王位(18)=棋聖=の就位式が12日、東京都千代田区の日本プレスセンタービルで行われ、藤井王位は「今期の経験を来期に生かせるように精進したい」と抱負を語った。
藤井王位は今期、木村一基前王位(47)に4連勝してタイトルを奪取。史上最年少で2冠を達成した。
日本将棋連盟の佐藤康光会長から就位状を受け取り、「王位戦は奨励会員の時に現地の控室を見学に行った思い出のある棋戦。対局者として立つことができたのは特別な喜びだった。初の2日制の対局で毎回新しい発見があった」と振り返った。
藤井王位には賞金目録のほか、福岡県東峰村在住の人間国宝、福島善三さん作の「中野月白瓷壺なかのげっぱくじつぼ」が贈られた。
今回の就位式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、出席者を最小限にした。初の試みとして、就位式に先立って行われた藤井王位自身による大盤解説会なども有料でネット配信され、多くの将棋ファンが見守った。この模様は後日、詳報を掲載する予定。
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◆驚きの一手は構想済み~大盤解説会
王位就位式に先立ち、今シリーズの対局の大盤解説会が行われ、藤井聡太王位(18)はタイトルを奪取した福岡市の第4局を自ら解説。「2日目はこちらが積極的に踏み込んでいけたのが良かった」と振り返り、読みの深さの一端を披露した。(岡村淳司)
第4局は、2日目の初手となる封じ手で、藤井王位が大駒の飛車を果敢に切った強手が語り草になった。控室のプロたちも読んでいなかった驚きの一手だったが、解説会では「局面が進んだら、その手(飛車切り)から考えようと思っていた」と話し、何手も前の局面から第一候補として構想していたことを明かした。
◆封じ手オークション「貢献できてうれしい」
また、木村前王位の提案でチャリティーオークションにかけられた封じ手が、1500万円で落札され、九州の豪雨被害などの支援金として寄付されたことについては「高い金額で驚いたが、そのような形で貢献できてとてもうれしい」と笑顔を見せた。
続いて師匠の杉本昌隆八段(51)が登壇し、藤井王位が粘り勝ちした札幌市の第2局を解説した。藤井王位が中盤で駒損し、勝ち目なしと思われた局面から巻き返す流れを丁寧に説明。「苦しくてもあきらめず、逆転の可能性がある手を選び続けたことが相手のミスを誘った。シリーズのターニングポイントになった大一番」と振り返った。
日本将棋連盟の佐藤康光会長(51)は、今シリーズで最も印象的な対局として、「攻めの藤井」と「受けの木村」の持ち味が発揮され、互角の展開が長く続いた神戸市の第3局を紹介。それぞれ味わいが違う熱戦だったことを、あらためて印象づけた。
情報源:【動画】藤井聡太王位「来期へ精進したい」就位式で抱負 驚きの「飛車切り」の秘密も明かす:東京新聞 TOKYO Web
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朝日新聞の囲碁将棋YouTubeチャンネルに動画が一時上がっていたけど、諸事情で非公開にされてる。
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