へぇ・・・
2020.10.23 12:00
「文字を書く」ということが、すっかり少なくなったこの時代。何でもスマホ、タブレット、パソコンで書き、自分でペンや鉛筆を握ることは大人になるほど減る一方だが、それに比べれば将棋界は、まだまだ自筆することが多いのかもしれない。色紙や扇子への揮毫だけでなく、タイトル戦などで用いられる「封じ手」も自筆。うっかり書き間違えてしまったというエピソードが、笑いとともに棋士、女流棋士の口から語られた。
10月22日から行われている竜王戦七番勝負の第2局。1日目を終えて、羽生善治九段(50)が封じ手をするシーンを見て、ABEMAの中継に出演していた解説の畠山鎮八段(51)、聞き手の上田初美女流四段(31)が、将棋界の書き仕事について語り合っていた。
毛筆での“一発勝負”が多い将棋界の書き仕事。自分の名前や揮毫だけでなく、他人の名前や場所など、書き慣れないものを頼まれることもある。畠山八段は封じ手についてのエピソードを紹介。「封じ手は対局場所を書くんですが、漢字が難しい。立会人の方が苦労されているのを見た」と語ると、上田女流四段は「立会の先生が『勉強だ、修行だ』と言って、別の人にというのもあって…。本当に修行だったのかな(笑)」と明かした。
たとえば竜王戦の第2局が行われているのは「亀岳林 万松寺」。このうち、亀は画数が多く、その他は画数こそ多くはないが、バランスを整えるのも難しい字。1字と1字の間隔も狭く、なかなかの難易度だ。
ただでさえ失敗できないというプレッシャーから、想定外の間違いが起こることもある。畠山八段、上田女流四段ともに、段位の部分で落とし穴にはまったことがあった。畠山八段は「丸山(忠久)さんがタイトル戦に出られた時に副立会で(字を書いた)。『丸』という字のバランスが難しいんですよね」と語り出すと、「『丸』のいい字が書けました!と言った後、丸山九段の『九』もまた丸にしてしまって…あー!って言いました」と自身に失敗談を振り返った。
すると上田女流四段は、「(自分が)初段の時に『女流初美』って書いたことがあります」と笑って紹介。つまり、見た目には「上田初美女流初美」になっていたということだ。「二段になった時に『これで間違えないぞ』と思いましたね」と懐かしんでいた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:棋士の意外な苦労話 将棋界の書き仕事は結構大変「九段が丸段」「女流初美」と筆の誤りも(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:棋士の意外な苦労話 将棋界の書き仕事は結構大変「九段が丸段」「女流初美」と筆の誤りも 【ABEMA TIMES】
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タイトル戦の対局場は難しい字が多い話
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ほぉ・・・
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