“史上最長の七番勝負”が完結!豊島将之竜王が叡王獲得で二冠復帰 合計手数は最多の1418手に/将棋・叡王戦 【ABEMA TIMES】

111手 4五桂打まで、▲豊島竜王 の勝ち、叡王奪取


2020.09.21 23:13

将棋の叡王戦七番勝負第9局が9月21日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、豊島将之竜王(30)が永瀬拓矢叡王(王座、28)に111手で勝利した。シリーズ成績4勝3敗2持将棋で、豊島竜王は初の叡王獲得で、二冠に復帰。七番勝負として史上最多、合計手数1418手の大熱戦となったシリーズに、ついに終止符を打った。

第1局で千日手・指し直し、第2局、第3局に2局連続の持将棋と、歴史に残るロングシリーズを制したのは豊島竜王だった。七番勝負としては史上初の第9局で、角換わり腰掛け銀の出だしから、中盤の難所では2時間以上の長考も入れて、難解な局面を打開。これまで数々の対局で驚異的な粘りを発揮してきた永瀬叡王に対して隙のない戦いに終始し、叡王初獲得に成功した。

同世代のタイトルホルダー2人の対決として注目を集めた今シリーズだが、長手数の対局直後でも和やかに感想戦する様子がファンの間で話題にもなった。第8局終了後のインタビューでは、豊島竜王が「このシリーズは流れで、とことんやっていこうとなっている」と語るなど、将棋界のトップクラスにいるもの同士が、タイトル戦の大舞台で存分に将棋を堪能したこともわかる、記録にも記憶にも残る勝負となった。

◆叡王戦七番勝負の経過

第1局 △永瀬 113手・千日手 豊島△
指し直し局 ●永瀬 115手 豊島○
第2局 △永瀬 222手・持将棋 豊島△
第3局 △永瀬 207手・持将棋 豊島△
第4局 ○永瀬 232手 豊島●
第5局 ○永瀬 113手 豊島●
第6局 ●永瀬 139手 豊島○
第7局 ○永瀬 91手 豊島●
第8局 ●永瀬 75手 豊島○
第9局 ●永瀬 111手 豊島○

総手数 1418手 ※七番勝負の最多手数記録

(ABEMA/将棋チャンネルより)

情報源:“史上最長の七番勝負”が完結!豊島将之竜王が叡王獲得で二冠復帰 合計手数は最多の1418手に/将棋・叡王戦(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:“史上最長の七番勝負”が完結!豊島将之竜王が叡王獲得で二冠復帰 合計手数は最多の1418手に/将棋・叡王戦 【ABEMA TIMES】


2020年9月21日 23時25分

将棋の第5期叡王(えいおう)戦七番勝負(ドワンゴ主催)の第9局が21日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、挑戦者の豊島将之竜王(30)が永瀬拓矢叡王(28)=王座とあわせ二冠=に111手で勝ち、シリーズ4勝3敗(2持将棋(じしょうぎ))でタイトルを獲得した。永瀬叡王の初防衛はならなかった。

豊島竜王は愛知県一宮市出身。8月に名人位を失ってタイトルが竜王一つになったが、二冠に復帰した。「名人戦は内容も良くなくて、失冠してしまった。一つ結果が出せて良かった」と語った。

永瀬叡王は「先手と後手で勝率の差が出た。その差を埋めないといけない」と話した。

豊島竜王のタイトル獲得は5期目。10月からは、竜王戦の防衛戦を戦う。挑戦者の羽生善治九段(49)は、タイトル獲得通算100期の大台到達を懸けたタイトル戦となる。

叡王戦七番勝負は新型コロナウイルスの影響で開幕が2カ月以上遅れて6月に始まった。第1局は千日手で即日指し直し、第2局と第3局が連続して持将棋(引き分け)になるなど、異例の進行をたどった。(村瀬信也)

情報源:豊島竜王、永瀬叡王を下して二冠に復帰 将棋・叡王戦(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:豊島竜王、永瀬叡王を下して二冠に復帰 将棋・叡王戦:朝日新聞デジタル


2020年9月21日23時20分

将棋の第5期叡王戦7番勝負の第9局は21日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、挑戦者で先手の豊島将之竜王(30)が111手で永瀬拓矢叡王(28)を破り、対戦成績4勝3敗2持将棋(じしょうぎ)(引き分け)で初獲得、竜王との二冠に復帰した。

今期の7番勝負は熱戦が続き、持将棋が2度も成立する異例のシリーズとなった。現行のタイトル戦で、第9局まで開催されたのは初めて。

長い戦いを終えた豊島新叡王は「持将棋はいい経験になった。(今シリーズの)最後の2局は、自分らしく指せた。いい結果を出せて良かった」と話した。

豊島新叡王は愛知県出身で、2007年にプロ入り。18年の棋聖戦で初タイトルを獲得した。19年12月には、史上4人目となる竜王、名人のビッグタイトルを同時に保持。今年8月15日、名人を防衛できず、竜王の一冠となっていた。

永瀬前叡王は王座の一冠のみに後退した。

情報源:豊島竜王が叡王初獲得、現行タイトル戦初の9局制す – 社会 : 日刊スポーツ


2020.9.21 23:40

将棋の第5期叡王戦7番勝負の第9局は21日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、挑戦者で先手の豊島将之竜王(30)が111手で永瀬拓矢叡王(28)を破り、対戦成績4勝3敗2持将棋(引き分け)で初獲得、竜王との二冠に復帰した。

今期の7番勝負は熱戦が続き、持将棋が2度も成立する異例のシリーズとなった。現行のタイトル戦で、第9局まで開催されたのは初めて。

永瀬前叡王は王座の一冠のみに後退した。

情報源:豊島が叡王初獲得 将棋、永瀬破り二冠復帰 – 産経ニュース


2020年9月21日 23時47分

2冠に復帰した豊島将之新叡王(右)と永瀬拓矢前叡王(日本将棋連盟提供)
2冠に復帰した豊島将之新叡王(右)と永瀬拓矢前叡王(日本将棋連盟提供)

将棋の第5期叡王戦7番勝負第9局が10日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、先手の豊島将之竜王(30)永瀬拓矢叡王(28)=王座=に111手で勝ち、対戦成績4勝3勝2持将棋(引き分け)で初の叡王を奪取し、2冠に復帰した。

将棋史に残る激闘のシリーズは、挑戦者の奪取という結末を迎えた。

局後の豊島は「(先の)名人戦では内容も良くなく、失冠してしまったりと今年度は良い結果が出ていなかったので、ひとつ結果が出てよかったと思います。最後は自分らしく指せました」とシリーズの感想を述べた。王座の1冠に後退した永瀬は「先後の勝率の差が出てしまったので、その差を埋めないといけません。(持将棋などは)良い経験になりました」と振り返った。

第1局が千日手指し直し、第2・3局が連続で持将棋、第4局は232手というタイトル戦史上に残る激戦となった。実質10局目の本局で総手数は計1418手となり、1982年度の第40期名人戦7番勝負・中原誠名人―加藤一二三十段(いずれも当時)戦の計1230手を38年ぶりに更新。番勝負として総手数史上最長のシリーズとなった。

将棋には2種類の引き分けがある。同一局面が4度繰り返される「千日手」と、互いの王将が敵陣に入り込むなどの条件がそろった時に生じる「持将棋」。通常の対局では、いずれも当日に先手後手を入れ替えての指し直し対局を行うが、タイトル戦の持将棋のみ指し直しを行わずに「1持将棋」として数える。1シリーズに2持将棋が生じたのも今回が史上初のケースだった。

情報源:激闘の叡王戦は豊島竜王が永瀬叡王からタイトル奪取 将棋タイトル戦史上最長の計1418手で決着(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:激闘の叡王戦は豊島竜王が永瀬叡王からタイトル奪取 将棋タイトル戦史上最長の計1418手で決着 : スポーツ報知


2020年9月21日 23時47分(最終更新 9月22日 00時19分)

将棋叡王戦七番勝負(ドワンゴ主催)の第9局は21日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、挑戦者の豊島将之竜王(30)が永瀬拓矢叡王(28)に111手で勝ち、4勝3敗2持将棋で初の叡王を獲得した。2持将棋(引き分け)をはさむ異例の長い七番勝負となった。

豊島にとっては名人戦七番勝負と並行してのシリーズで、名人は失冠したものの叡王を奪取し、2冠に戻った。永瀬は久保利明九段(45)の挑戦を受けている王座の1冠となった。【山村英樹】

情報源:豊島竜王が初の叡王獲得 2持将棋はさむ異例の七番勝負制す – 毎日新聞


豊島竜王が叡王を奪取

図の局面で永瀬叡王が投了しました。終局時刻は23時10分。消費時間は、▲豊島5時間50分、△永瀬5時間48分。豊島竜王が4勝目を挙げて、叡王を奪取しました。

情報源:叡王戦中継ブログ : 豊島竜王が叡王を奪取


終局直後の様子

第9局を制して豊島新叡王が誕生した。
第9局を制して豊島新叡王が誕生した。

【豊島新叡王の談話】
――本局は角換わりでしたが、作戦としてはどのような印象でしたか。
「一応、予定していた作戦でしたが、仕掛けられたあとに△7四歩(54手目)と打たれて、手が難しかったです」

――▲5五銀(59手目)とぶつけるなど、激しい戦いになった中盤はどのような印象ですか。
「▲5五銀のあと、後手の対応もいろいろあるので、うまくいっているのかどうかわからなかったです。むしろ、あまりうまくいっていないような気がしていました」

――形勢がよくなったと思われたのは、どのあたりでしょうか。
「△3七角成(74手目)に▲6三角と打ったところは、自分の読みの中ではうまくいっているような気もしました。わからないところもあるのかもしれませんが」

――叡王のタイトル獲得についての感想をお願いします。
「名人戦は内容もよくなく失冠してしまったので、(叡王戦で)結果を出せてよかったです」

――シリーズの中で印象深い、あるいは大きかった一局はどれになりますか。
「最初の数局は不本意な将棋になってしまいました。最後の2局ぐらいは、わりと自分らしくさせたかなと思います」

――持将棋が2局あって長いシリーズでした。シリーズを通して、どのような印象がありますか。
「持将棋は練習などでもあまり指すことはないので、いい経験になったのかなと」

永瀬前叡王はタイトル初防衛を果たせず。
永瀬前叡王はタイトル初防衛を果たせず。

【永瀬前叡王の談話】
――作戦についてはいかがでしたか。
「少し失敗しているのかな、という感じがしたのですが。ただ、△7四歩(54手目)のところは確かに難しい気もしたので、本譜の▲5五銀(59手目)のところで互角に近い順があればという感じです。ただ、△3一玉(60手目)▲2三歩の交換が妥当なのかどうかの判断は難しく、わからなかったです」

――△6四銀(68手目)は意表の一手でしたが、あのあたりの成算はいかがでしたか。
「(そのあとの)▲2五桂(71手目)が見えていなかったので。そこでバランスを崩してしまった感じです。その後の終盤は相当悪かったと思います」

――今シリーズを振り返って、どんな印象がありますか。
「先後で勝率の差が出てしまったので、その差を埋めないといけないのかなと思います」

――第9局までの長い勝負となったことは、どのように思いますか。
「タイトル戦に出る回数がまだまだ少ないので、タイトル戦の対局数を増やすことができたのはとてもいい経験になったと思います」

情報源:叡王戦中継ブログ : 終局直後の様子


勝利者インタビュー

感想戦終了後、改めて豊島新叡王にニコニコ生放送でインタビューがありました。

【豊島新叡王 勝利者インタビュー】
――叡王獲得について。

大きな結果を出すことができて、うれしいです。

――異例の長期戦のシリーズだった。

予想していないこと、経験していないことがあって長かった。最後はうまく指せたが、苦しいシリーズでした。2局連続の持将棋、1時間の将棋を1日2局、200手越えなどでしょうか。優勢の時間が長かったのに逆転負けした将棋、黒星先行が印象に残っています。

――コロナ禍における対局だった。

大変ななか2カ月延期になったが、対局の環境を整えていただいたことに感謝しています。

――永瀬の印象

粘り強さや手厚さもそうですが、全体的にレベルが高いです。序盤の研究や準備が幅広く、戦いにくさを感じました。自分もそれぐらいやっておかないといけないのかなと感じました。

―今後について

竜王戦は注目されるので、熱戦になるようにしっかり準備したいです。

情報源:叡王戦中継ブログ : 勝利者インタビュー


永瀬拓矢叡王に豊島将之竜王が挑戦する、第5期叡王戦七番勝負第9局が、9月21日(月・祝)に、東京都渋谷区「東京・将棋会館」にて行われ、豊島竜王が111手で永瀬叡王に勝ち4勝目を挙げ、叡王を奪取しました。

情報源:永瀬拓矢叡王VS豊島将之竜王 第5期叡王戦七番勝負第9局 豊島将之竜王が勝利し叡王を奪取|将棋ニュース|日本将棋連盟




https://twitter.com/konsen1208/status/1308046688234344448


豊島将之竜王 vs △永瀬拓矢叡王(棋譜中継コメ付棋譜DB

111手 4五桂打まで

▲豊島竜王 の勝ち、叡王奪取



 



またも叡王の防衛ならず・・・