ほぉ・・・
2020年9月20日 5時00分
「天才対決」「夢のカード」――。2019年9月1日に実現した谷川浩司九段(58)と藤井聡太二冠(18)=当時七段=の公式戦初対局を、専門誌はこう表現した。
谷川は21歳2カ月という最年少名人記録を持ち、名人5期で引退後には十七世名人を名乗る資格を持つレジェンド。藤井にとって「あこがれの棋士」だ。
一方、谷川は17年に著した「中学生棋士」(角川新書)で藤井を絶賛。羽生善治九段(49)が通算タイトル獲得数で100期に迫っていることに触れ、「率直に言うと、この実績を超える可能性がある棋士は、藤井四段だけだと私は思っている」と記した。2人は「相思相愛」にも見える。
中学時代にプロ昇格を決めた「中学生棋士」は谷川、藤井を含めて5人だけ。藤井は加藤一二三(ひふみ)・九段(80)、羽生九段、渡辺明名人(36)に勝利。未対戦なのは谷川だけだった。
初対局は第69期王将戦の2次予選の決勝。勝者が挑戦者決定リーグ戦(王将リーグ)入りとなる重要対局は、関西将棋会館(大阪市福島区)で午前10時に始まった。持ち時間は各3時間。報道陣の多くが夕方以降の終局を予想したが、意外な結末が待っていた。
谷川は自身の52手目を「大悪手」と振り返る。直後に、谷川が見落とした強手を藤井が放ち、一気に優勢に。ミスに嫌気が差したように谷川は午後3時28分に投了。57手という短手数で、多くのカメラマンが終局に間に合わない突然の幕切れだった。
「私の内容が悪すぎました。楽しみにしてくれたファンに申し訳ない」と谷川。一方、藤井は「(初の王将リーグは)非常に楽しみ。思いっきり、ぶつかっていけたら」と声を弾ませた。=敬称略(佐藤圭司)
◆次週は「名人戦ニュース」です。次回の「大志」は10月4日に掲載します。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)奮闘編:5 夢の新旧「中学生棋士」対決、まさかの結末:朝日新聞デジタル
村)「(羽生九段のタイトル獲得数を)超える可能性がある棋士は、藤井四段だけだと私は思っている」。谷川九段は書籍の中で、藤井二冠についてそう語っていました。
(大志 藤井聡太のいる時代)奮闘編:5 夢の新旧「中学生棋士」対決、まさかの結末:朝日新聞デジタル https://t.co/RkDxetfhZK— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) September 19, 2020
へぇ・・・