永瀬拓矢二冠、久保利明九段下し勝利 初出場で準決勝進出/将棋・JT杯

永瀬拓矢二冠、久保利明九段下し勝利 初出場で準決勝進出/将棋・JT杯 | ABEMA TIMES

第41回将棋日本シリーズ「JTプロ公式戦」2回戦第1局
永瀬拓矢二冠 vs 久保利明九段



2020.08.29 17:14

将棋の早指し棋戦・将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の2回戦第1局が8月29日に行われ、永瀬拓矢二冠(27)が久保利明九段(45)に104手で勝利した。

今大会初出場となった永瀬二冠は、振り飛車巧者の久保九段が先手からゴキゲン中飛車を採用したのに対して、居飛車で迎え撃つ対抗形に。両者とも穴熊でしっかりと囲い合ってから、戦いを始める展開になった。

久保九段の攻めに対して、金駒を使ってがっちり弾き返すと、攻めの手番では速度重視で積極的な攻めを連発。強固に見えた久保陣の攻略に成功し、勝利を収めた。

永瀬二冠は対局後、誕生日が9月5日と近いことから、関係者から花束とメロンのプレゼントを受け取っていた。

両者は9月3日から始まる王座戦五番勝負でも、永瀬二冠が初防衛、久保九段は現在誰もいない40代タイトルホルダー復活に向けて、戦うことが決まっている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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2020年8月29日 17:52

9月5日生まれの永瀬拓矢2冠に、日本シリーズJT杯主催者から一足早い誕生日プレゼントとして「メロン」が贈られた
9月5日生まれの永瀬拓矢2冠に、日本シリーズJT杯主催者から一足早い誕生日プレゼントとして「メロン」が贈られた

将棋日本シリーズ「JTプロ公式戦」の2回戦第1局が29日、東京都渋谷区のシャトーアメーバで指され、初出場の永瀬拓矢2冠(27)が104手で4年連続14回目の出場で過去2度の優勝経験を持つ久保利明九段(45)を破り、準決勝に進出した。

憧れの舞台に“凱旋”を果たした。永瀬は2004年、小学6年生でテーブルマークこども大会準優勝。「和服を着て対局したことがすごく印象に残っています。(プロ公式戦は)子どもの頃からの憧れの舞台。緊張からなのか、少し手が震えた」と笑った。

振り飛車党の第一人者の久保との対戦とあり、対抗系は「予想通り」。「序中盤は押され気味かなと思っていましたが、終盤に入って攻守を入れ替えることができたので逆転につながった」と一局を振り返った。

両者は9月3日開幕の王座戦5番勝負でも対戦することが決まっている。「久保先生は自分がプロになる前から第一線で活躍されているので、当たれるということはこちらもステージが上がったということ。少し成長できているんじゃないかなと思う」と胸を張る。今後は叡王戦、王座戦のダブルタイトル防衛戦に加えて、初参加の王将戦挑戦者決定リーグの開幕も控えるなど過密スケジュールとも戦うことになるが、「最近、気温が下がった夜の時間帯に30分~1時間くらい歩くようにしている。効果があればいいなと思います」と体力作りにも余念がない様子だった。

JT杯は渡辺明王将(名人、棋王との3冠)が2連覇中で、9月22日の2回戦・高見泰地七段戦から登場する。持ち時間各10分、切れたら1手30秒未満、考慮時間各5分と公式戦では最短。対局の途中で「封じ手」が入るのも特徴だ。例年、全国各地で公開対局として開催されるが、今期は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、開幕局から準決勝第1局までの9局がスタジオでの無観客対局で行われる。

10月4日に行われる準決勝では、木村一基九段―斎藤慎太郎八段戦の勝者と激突する。

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第41回将棋日本シリーズ JTプロ公式戦、8月29日(土)は、永瀬拓矢二冠VS久保利明九段 戦が、ABEMAスタジオシャトーアメーバで行われ、永瀬二冠が104手で久保九段に勝ち、準決勝に進出しました。

勝った永瀬二冠は、10月4日(日)に、木村一基九段VS斎藤慎太郎八段の勝者と対戦します。

◆第41回JT杯将棋日本シリーズ対戦表

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トーナメント表

情報源:第41回将棋日本シリーズ プロ公式戦


日程表




久保利明九段 vs △永瀬拓矢二冠(棋譜を見る棋譜DB

意気込み

永瀬二冠の振り歩先、と金が4枚久保九段の先手


初手は、▲久保九段 7六歩、△永瀬二冠 8四歩


15時23分 41手目を「封じ手」


封じ手予想


15時44分 封じ手は「2六歩」


104手 1八金まで、△永瀬二冠 の勝ち



 



次戦は10月4日の準決勝、斎太郎 vs おじさんの勝者と対決。
斎藤慎八段 vs 木村九段の対局は9月6日の15時から
同日には叡王戦の第8局が行われています。