8/21 朝8時30分から約19分の会見
2020.08.21 09:14
将棋の最年少棋士・藤井聡太二冠(18)が、最年少二冠・八段昇段を果たして一夜明けた8月21日に記者会見を行った。新たな最年少記録に日本中が沸く中、本人は二冠達成に「この上ない結果だった」と振り返ると、過密なスケジュールの中で行われた2つのタイトル戦を終え、「落ち着いたらパソコンを1台、組みたいなと思います」と研究にも使用するパソコンについて語る一幕もあった。インタビュー内容は以下のとおり。
-眠れましたか
そうですね、はい。
-王位を獲得した実感
王位戦は奨励会員のころ、タイトル戦の控え室に伺って、勉強させていただいたこともあったので、そういった棋戦でタイトルを獲得できたのは感慨深いと思います。
-家族などに報告は
はい、電話で。
-今後の目標
実力を高めていくというのが一番の目標なりますけど、近いところだと王将リーグが始まるので、相手も非常に強い方ばかりなので、しっかり戦いたいと思います。
-福岡の印象
福岡は今回で訪れるのは3回目になるんですけど、いつも地元の方に温かく迎えていただいて、本当に今回も素晴らしいところで対局できたのかなと感じています。
-部屋に帰って検討などは
部屋に戻ってから自分でも少し対局の振り返りはしていました。師匠(杉本昌隆八段)とも少し電話で話をしました。
-詰パラを解いたり、久保・永瀬戦をチェックしたりは
昨日、王将戦で久保九段と永瀬二冠の対局もあって、自分の対局が終わってから、中継の方で確認したりしました。
-将棋を考える時間はどれくらい
対局終わってから部屋に戻って1時間か少し、振り返りをしていたのかなと思います。
-封じ手は積極的な手だった
どちらも難しいのかなという気がしたんですが、飛車がどの程度働くか見通しの立ちづらいところがあったので、本譜で飛車を切って、その後飛車をこちらが取り返す形にもなりやすいので、そういった順で勝負できるのかなと思っていました。切って難しければと思っていました。
-家族や師匠にどんな報告を
家族や師匠も結果は知っていると思うので、改めて自分が報告という感じではなかったんですが、喜んでもらえたのかなと思います。
-対局で着た和服は師匠からの贈り物だった
今回の対局で師匠からいただいた羽織を着用して、今回の対局で初めて着たんですが、鮮やかな色で自分自身、身の引き締まる思いがしましたし、その中で結果的に勝利できたのは非常によかったと思います。
-和服での対局のやりやすさは
和服で対局するのは、長い持ち時間では棋聖戦と王位戦が初めてだったんですが、対局に関しては快適に不自由なくできたのかなと思います。
-2日制、8時間は長かったか、短かったか
持ち時間8時間というのは自分にとって初めてではあったんですが、実際指してみると、それでもまだまだ考えが足りないのかなと思ったところもあったので、改めて将棋の奥深さを感じるところはありました。
-これから先、タイトルを増やすことは
まだまだ実力を高めなければいけないのかなと思いますし、王位戦で新たに見つかった課題もあるので、そういったところも高めて、上を目指していければいいのかなと思います。
-昨夜は何時に寝て、今朝は何時に起きた
昨日は寝たのは12時ぐらいで、起きたのは6時半ぐらいだと思います。封じ手の日は10時ぐらいに寝ていたので、早めという感じではなかったです。
-激しい封じ手だったが
早く寝るようにと心掛けていたので(笑)。
-タイトル戦が一区切り、自宅に帰ってやりたいこと
AbemaTVトーナメントの決勝もあるので、まずはそちらでもあるんですが、家に帰ってから、昨日の対局についてじっくり振り返れればと思います。
-将棋以外では
落ち着いたらパソコンを1台、組みたいなと思います。
-休み数日取れたらやりたいこと
今は新型コロナもあるので少し難しいですが、落ち着いたら旅行にでも行きたいなと思います。
-自分へのご褒美は
王位、棋聖を獲得できたのが、自分にとって思った以上に、この上ない結果だったので、自分でご褒美というのはあまり考えていません。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:「30年はタイトルホルダー」「段を名乗ることはそうそうない」先輩棋士たちが語る“藤井聡太時代”の到来(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太二冠、記録達成で一夜明け会見「この上ない結果だった」時間できたら「パソコンを1台組みたい」 | ABEMA TIMES
2020年8月21日 11時48分
将棋の藤井聡太二冠(18)=王位、棋聖=が21日午前、福岡市内のホテルで記者会見し、19、20の両日、福岡市中央区の大濠公園能楽堂で指された第61期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)第4局について振り返るなどした。謙虚に喜びを表現し、おごることなく、ひたむきに上を目指す姿勢は、史上最年少の18歳1カ月での二つ目のタイトル獲得と、八段昇段を成し遂げた翌朝も、変わらなかった。
記者会見での主なやりとりは、次の通り。
――(昨夜は)ぐっすり眠れました?
「はい」
――改めて(王位獲得の)実感は?
「王位戦は、自分が(棋士養成機関の)奨励会員の時、何度か控室にうかがって、勉強させていただいたことがあったので、そういった棋戦でこうしてタイトルを獲得できて感慨深いと思います」
――いろんな人に報告は?
「はい。電話で」
――今後の目標は?
「実力を高めていくのが一番の目標なんですが。近いところでいうと、秋には王将リーグが始まるので、強い人ばかりなので、しっかり戦えればな、と思います」
――福岡の印象は?
「訪れるのは、去年、一昨年に続いて3回目になるんですけど、いつも温かく迎えていただいて、今回も素晴らしいところで対局できました」
――また来たいですか?
「また来年、王位戦で訪れることが出来たら」
――昨日の感想戦は30分。その後、(昨日の将棋を)振り返った?
「部屋に戻って、自分で振り返りました。(その他には)師匠と電話で話しました」
――(昨夜は)将棋のことを考えた時間は、どれくらい?
「対局が終わって、1時間と少し、(昨日の将棋の)振り返りをしていたかな、と思います」
――封じ手について、(昨日は取材に対して)「積極的な手を選んだのが良かった」と話していた。飛車を切る手と飛車を逃げる手の二択だったと思うが、(飛車を切る手を)選択した理由は?
「どちらも難しいのかな、という気がしていて。(飛車を逃げる)△2六飛は、以下▲2七歩△2四飛となって、2四の飛車がどれぐらい働くか、見通しが立ちづらいところがあって。本譜の順で飛車を切って、(その後)飛車をこちらが取り返す形にもなりそうなので、そういった順で勝負できるのかな、と考えました」
――ご家族や師匠には、どう報告した?
「結果は知っていると思うので、あまり、改めて報告という形ではなかった。喜んでもらえたのかな、と思います」
――和服での対局だった。昨日の羽織は師匠からの贈り物。棋聖戦(でタイトルをとった時)も、師匠から贈られた羽織だった。
「今回の対局では、師匠からいただいた羽織を着用して。今回の対局で初めて着たんですけど、鮮やかな色で、それを着て、身が引き締まる思いでした。結果的に勝利できたのは良かったと思います」
――和服ということで、やりやすさや、やりにくさは?
「和服での対局で(今回は)長い持ち時間でした。対局に関しては、快適に、不自由なく出来た、と思っています」
――2日制で8時間の対局でしたが、長かったのか、もうちょっと(持ち時間を)ほしいなと思ったのか。
「持ち時間8時間は自分にとっては初めてでしたが、実際指してみて、それでもまだまだ考えが足りないのかなと思うところもあったので、将棋の奥深さを感じるところもありました」
――気が早いかもしれないが、ファンは三冠、四冠、羽生さんが過去に達成した全冠制覇なども考える。冠を増やしていくことについてどう考えるか。
「まだまだ実力を高めなければいけないのかなと思いますし、今回の王位戦で新たに見つかった課題というのもあるので、そういったところを高めて上を目指していければいいのかなと思っています」
――昨晩は何時に寝て、今朝は何時くらいに起きましたか。
「きのうは寝たのが12時ごろで、起きたのが(午前)6時半くらいだと思います」
――早めに寝られた?
「封じ手の日は(午後)10時くらいに寝ていたので、早めにといった感じではなかったんですけど」
――あんなに激しい封じ手をした後でも寝られた?
「早く寝るようにと心がけていました」
――長いタイトル戦が一区切りついた。自宅に帰ってやりたいことは?
「まずはアベマTVトーナメントの決勝があるので、まずはそちらではあるんですけど、家に帰ってから昨日の対局についてじっくり考えられればと思っています」
――将棋を離れてやりたいことは?
「落ち着いたらパソコンを1台、組みたいなと思っています」
――数日休みが取れたらやりたいことは?
「今は新型コロナがあるので難しいですけど、落ち着いたら旅行とかにも行けたらなと思っています」
――自分へのご褒美は考えていますか。
「今回、王位、棋聖を獲得できたというのが自分にとってはこの上ない結果だったのかなと思うので、特にご褒美というのは考えていません」(佐藤圭司、村上耕司)
情報源:藤井聡太二冠の会見詳報 将棋離れて「パソコン1台…」:朝日新聞デジタル
2020年8月21日 6時0分
将棋の藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑戦した第61期王位戦7番勝負第4局が19~20日、福岡市の大濠公園能楽堂で行われ、後手の藤井棋聖が80手で勝ち、4連勝で王位を奪取した。28年ぶりに「史上最年少2冠」、62年ぶりに「史上最年少八段」の記録を更新した。対局後は「4連勝は望外。実力以上の結果が出たと思います」と、14歳でデビューから負けなしの29連勝を記録した時に度々口にしていた「望外」のフレーズを再び用いて喜びを語った。
午前9時の対局再開時、立会人が読み上げた封じ手「△8七同飛成」が18歳の高校3年生を2冠に導く一手となった。人間の常識にはなく、AIが最善手と示していた一手。「分岐点で自信のない局面でしたが、強く踏み込んで何とか勝負しようと思いました」
盤上最強の駒である飛車を切って銀と交換。一気に勝負が瓦解してしまうリスクもある中で、爽やかに踏み込んだ。「あの局面から攻める展開になったと思います。積極的に行ったのが結果的に良かったのかな、と」。先手の木村が主導権を握っていた中盤で攻勢を仕掛け、そのまま投了に追い込んだ。2つ目のタイトルは、ストレート奪取となった。
昨年度に史上最年長で初タイトルを獲得した木村を相手に、藤井の指し手が勝負どころでさえ渡った。「内容的に押されている将棋が多かったので4連勝は望外。実力以上の結果が出たのかなと思います」。まだ14歳の頃、デビュー11連勝時に語って話題になった「望外」を再び用いた。「木村王位の力強い手も立ち居振る舞いも勉強になりました」と先輩への敬意も忘れなかった。
終局後の記者会見では、力強い筆致で「二冠」と色紙に記した。その隣には、やや控えめな「王位 藤井聡太」の文字。棋聖戦、王位戦の計8局を駆け抜け、ダブルクラウンを手にした夏を「初めてのことばかりでしたけど、盤上盤外、得難い経験ができました」と振り返った。
18歳1か月での2冠獲得は、1992年度に棋王、王座を獲得した羽生善治九段(49)の21歳11か月を28年ぶりに更新する最年少記録。また、タイトル2期獲得によって20日付で八段に昇段し、58年に加藤一二三九段(80)=引退=が残した18歳3か月の最年少記録を62年ぶりに塗り替えた。「実感は湧きませんが、強くなる目標は変わりません。一層精進したいです」
14歳でのデビュー時から列島を沸かし続けた藤井。自分をまだ少年と思うか、もう青年と思うか。そう問われると、小考に沈み「今年18歳で、タイトルホルダーにもなって将棋界を代表する立場になりますので、自覚は必要かなと思います」と言った。
退席の際、2冠となった高校3年生は振り返って深々を頭を下げた。顔には無精ひげが少し。もう藤井聡太は少年ではない。(北野 新太)
◆藤井 聡太(ふじい・そうた)2002年7月19日、愛知・瀬戸市生まれ。18歳。杉本昌隆八段門下。5歳で将棋を始める。12年、奨励会入会。16年、史上最年少の14歳2か月で四段(棋士)昇段。17年、史上最多29連勝を記録。20年7月、17歳11か月の史上最年少で渡辺明棋聖から初タイトルの棋聖を奪取。名古屋大教育学部付属高3年在学中。鉄道や地理、世界情勢に詳しい。家族は両親と兄。血液型A。身長170センチ。
情報源:藤井聡太新王位「4連勝は望外」羽生超え28年ぶり最年少2冠&ひふみん超え62年ぶり最年少八段(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太新王位「4連勝は望外」羽生超え28年ぶり最年少2冠&ひふみん超え62年ぶり最年少八段 : スポーツ報知
対局を終えた翌朝、改めて藤井聡太新王位の記者会見が行われました。
── 一夜明けて改めて王位を取られた実感は?
藤井 王位戦は自分が奨励会員の頃、何度か控室に伺って勉強させていただいたことがあったので、そういった棋戦でこうしてタイトルを獲得できたのは感慨深いです。
── 今後の目標は?
藤井 実力を高めていくことがいちばんの目標ですが、近いところだと、秋から王将リーグが始まりますし、相手は強い方ばかりなので、しっかり戦えればと思います。
── 福岡の印象は?
藤井 福岡は昨年、一昨年続いて3回目になりますが、いつも温かく迎えていただいて、本当に今回も素晴らしいところで対局できたと感じています。
── ご家族や師匠(=杉本昌隆八段)には、ご報告しましたか?
藤井 はい、電話で。結果は知っていると思うので、改めて自分から報告という感じではなかったですが、喜んでもらえたかなと思います。
── 昨夜は部屋に戻られたあと、ご自身の対局を振り返ったりしましたか?
藤井 そうですね。部屋に戻って少し対局を振り返ったり、師匠と電話で話したりしました。
── 昨日の和服は、師匠から贈り物だそうですが?
藤井 今回の和服は、師匠から贈られたもので初めて着たのですが、鮮やかな色で身が引き締まる思いでした。対局に関しては快適に、不自由なく指せましたし、結果的に勝利できたのはよかったと思います。
── 王位戦は2日制の持ち時間8時間でしたが、長く感じましたか?
藤井 持ち時間8時間は初めてでしたが、実際に指してみて、まだまだ考えが足りないと思うところもあり、将棋の奥深さを感じました。
── タイトルを増やしていくことについて。
藤井 まだまだ実力を高めければいけないと思いますし、今回の王位戦で新たに見つかった課題もあるので、そういったところを高めていければと思います。
── 昨晩は何時頃に寝て、今朝は何時頃に起きましたか?
藤井 昨日は12時頃に寝て、起きたのは6時半ぐらいだと思います。
── タイトル戦がひと区切りつきましたが、自宅に帰ってやりたいことは?
藤井 近々AbemaTVトーナメントの決勝がありますし、家に帰ってから昨日の将棋をじっくり振り返られればと思います。(将棋以外では?)落ち着いたらパソコンを1台組みたいとは思っています。
── 数日休みが取れたらやりたいことは?
藤井 いまは新型コロナもあるので少し難しいですが、落ち着いたら旅行とかにも行ければと思います。
── 自分へのご褒美は考えていたりしますか?
藤井 今回、王位と棋聖を獲得できたのが、この上ない結果だと思うので、特にご褒美というのは考えていません。
以上で、第61期王位戦七番勝負の中継を終了いたします。今期もご観戦ありがとうございました。すでに第62期の予選は始まっています。藤井聡太王位への挑戦者は誰になるのか、お楽しみに。
「30年はタイトルホルダー」「段を名乗ることはそうそうない」先輩棋士たちが語る“藤井聡太時代”の到来#将棋 #藤井聡太
https://t.co/Uy3bZPhGVd— ABEMA TIMES (@ABEMATIMES) August 20, 2020
\明日あさ8時30分より放送決定/
【ABEMA単独生中継!】
史上最年少ダブルタイトル獲得!
藤井聡太二冠 一夜明け会見🎤王位と棋聖、二つのタイトルを
最年少で獲得した藤井二冠は何を語るのか…ぜひご覧ください✨
👇番組詳細はこちらから
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) August 20, 2020
村)やはり鉄道の旅でしょうか→「今は新型コロナがあるので難しいですが、落ち着いたら旅行に行けたら」
藤井聡太二冠が会見 帰宅したら「昨日の対局考える」 :朝日新聞デジタル https://t.co/BujVUgIeK5— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) August 21, 2020
耕)「将棋を離れてやりたいことは?」に「落ち着いたらパソコンを1台、組みたいなと思っています」→本人に確認したところ、パーツを買って組み立てるということだそうです。これまでにも1台組み立てたそうです。https://t.co/5EcSTwMed4
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) August 21, 2020
藤井2冠、一夜明けの喜びの声 「王将戦リーグしっかり戦えれば」 やりたいことは「PC買いたい」https://t.co/DftktsQppp
— 毎日新聞 東京学芸部 (@mai_gakugei) August 21, 2020
前夜はホテルの自室で1時間ほど王位戦の対局を振り返り、12時に就寝、午前6時半に起床したとのこと。自宅に帰ってやりたいことを問われても「きのうの対局をじっくり振り返りたい」と答えました。将棋以外の答えを期待していたのですが、藤井2冠は将棋が好きで仕方がないようです。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) August 20, 2020
藤井聡太新王位「4連勝は望外」羽生超え28年ぶり最年少2冠&ひふみん超え62年ぶり最年少八段 : スポーツ報知 https://t.co/LIMuUAiUiM
— kewpiehoney (@kewpie_honey) August 20, 2020
▲木村一基王位 vs △藤井聡太棋聖(棋譜中継・棋譜DB)
80手 7七角打まで、△藤井聡棋聖 の勝ち、王位奪取で二冠、八段昇段
対戦成績
ほぉ・・・