ほぉ・・・
2020年8月21日 8時0分
藤井聡太新王位(18)=棋聖=の2冠達成について、今月15日に初の名人位を奪取したばかりの渡辺明名人(36)=棋王、王将=が胸中を激白した。6~7月の棋聖戦では藤井にタイトルを奪われた中学生棋士の先輩は、来年1月に開幕する今期の王将戦でのリベンジを見据え始めている。
「もう自分が名人になることは確実にないと一度は完全に諦めましたから。使命感はなかったですけど、潜在的な意識や願望はあって…。さすがに(決定局の終盤では)逃せない、という怖さはありました」
棋士なら誰もがあこがれる名人位。ビッグタイトルを得たばかりの渡辺は、ホッとした笑顔を浮かべた。
名人戦と並行して行われた棋聖戦では、藤井に1勝3敗で敗れた。日本中が藤井を応援しているかのような“完全アウェー”でのタイトル戦となったが、「ショックとか落ち込んだとかホントにないんです。年上が勝てなくなるのは自然の摂理なので」と淡々と振り返った。
年明けに開幕する王将戦7番勝負。藤井が挑戦者決定リーグを突破すれば、タイトル戦の晴れ舞台で再び激突する。「リーグ戦はトーナメントと違ってレーティング(互いの勝敗などから算出するランキングの数値指標。現在、藤井は全棋士1位に格付けされている)通りの結果が出やすいんです。先手後手も公平ですし、ブックメーカーがオッズをつけたら藤井さんが一番人気になるのは当然でしょう」。既に迎え撃つ覚悟はできている。
藤井と同じく中学生棋士としてデビュー。20歳で竜王に就いたが、2冠になったのは27歳の時だった。「最初は上位10人にいるかどうかでした。誰と指しても自分の方が優位、という状況じゃないと複数冠にはなれないです」
だからこそ、タイトル初挑戦から一気に2冠へと駆け上がった18歳の力は異質なものに映っている。「AIの影響で勝ってるわけじゃないです。単純に力が違いすぎる」と藤井の実力を認めながら、棋聖戦に敗れたことで見えてきたものもある。「4局指して彼の強さはよく分かりました。第1局で盤を挟んだ時と第4局を終えた後では当然違うわけです。分かってきたことはあるんです」と不敵な言葉をもらした。
「自分は相手や棋戦によって、自信のある戦法を後回しにしたりします。ローテーションをどう構築するか。番勝負は1勝差で勝てばいいので、どうしたら可能性が高くなるかを考えます」。現役最強棋士の呼び声高い唯一の3冠保持者は、静かにリベンジの機会を待っている。(北野 新太)
◆渡辺 明(わたなべ・あきら)1984年4月23日、東京都葛飾区生まれ。36歳。所司和晴七段門下。94年、小4で小学生名人に。2000年、史上4人目の中学生棋士に。04年、初タイトルとなる竜王を奪取して以降9連覇。獲得タイトルは歴代5位の通算26期。今月15日、名人戦で豊島将之前名人を4勝2敗で下し初の名人を獲得した。
◆藤井2冠が挑む次の最年少記録 史上最年少3冠は羽生善治九段(49)が1992年度に「竜王・王座・棋王」で達成した22歳4か月。史上最年少九段は渡辺明名人(36)=棋王、王将=が2005年度に竜王獲得2期で達成した21歳7か月。
情報源:3冠の渡辺明新名人が2冠の藤井聡太新王位誕生について胸中語る 「分かってきたことはある」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:3冠の渡辺明新名人が2冠の藤井聡太新王位誕生について胸中語る 「分かってきたことはある」 : スポーツ報知
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— スポーツ報知 (@SportsHochi) August 20, 2020
▲木村一基王位 vs △藤井聡太棋聖(棋譜中継・棋譜DB)
80手 7七角打まで、△藤井聡棋聖 の勝ち、王位奪取で二冠、八段昇段
対戦成績
へぇ・・・