羽生善治九段、タイトル挑戦ピンチ 丸山忠久九段が勝利で挑戦に王手/将棋・竜王戦挑決三番勝負

羽生善治九段、タイトル挑戦ピンチ 丸山忠久九段が勝利で挑戦に王手/将棋・竜王戦挑決三番勝負 | ABEMA TIMES

76手 5八銀打まで、△丸山九段 の勝ち


2020.08.17 20:44

将棋の竜王戦挑戦者決定三番勝負の第1局が8月17日に行われ、丸山忠久九段(49)が羽生善治九段(49)に76手で勝利し、挑戦権獲得に王手をかけた。タイトル100期の大記録を目指す羽生九段にとっては、久々となるチャンスが遠のく手痛い黒星となった。

羽生九段先手で始まった対局は、丸山九段が得意の一手損角換わりを採用。研究が進んでいることもあってか、丸山九段は対局開始の午前10時から正午までの2時間、持ち時間を1分も使わないという超ハイスピードで指し手を進めた。

形勢では中盤、羽生九段がリードした場面もあったが、持ち時間でリードし続ける丸山九段は、徐々に形勢でも有利に。手数は短いものの激しい戦いでさらに優勢に立つと、最終盤に向けて羽生九段の一手をきっかけに、形勢は丸山九段勝勢に。最後は即詰みに討ち取り、2016年以来となる竜王挑戦に王手をかけた。現タイトル保持者は豊島将之竜王(30)。

一方、敗れた羽生九段は通算タイトル獲得数で、大記録となる100期目前の99期となっており、大台達成に周囲の期待も膨らんでいるが、同世代の丸山九段相手に黒星スタート。残り2局で連勝が必要な苦境に立たされた。

対局後、丸山九段は「あまり自信のない展開でした。まだ1局目なんで(次局も)全力を尽くします」、羽生九段は「序盤からかなり激しい展開になったんですが、形勢がわからないまま指していました。ちょっと攻め方に問題があったかもしれません。次、気を取り直して頑張りたいと思います」と語った。

第2局は25日、先手は丸山九段。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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第1局は丸山九段の勝利

第33期竜王戦挑戦者決定三番勝負第1局は、図の局面までで丸山九段の勝ちとなりました。終局時刻は20時25分。消費時間は、▲羽生九段4時間50分、△丸山九段3時間29分。

勝った丸山九段は挑戦権獲得まであと1勝です。

情報源:竜王戦中継plus : 第1局は丸山九段の勝利


終局直後

(得意の一手損角換わりで先勝、丸山忠久九段)

――本局を振り返っていかがでしょうか。

丸山「(6二に)玉を上がるのは予定変更だったので。▲6六歩と突かれたところはあまり自信がありませんでした。取り込むつもりだったのですが、怖くなってしまって」

――これで先勝となりました。第2局に向けて抱負をお願いします。

丸山「まだ1局目なので。引き続き全力を尽くして頑張りたいと思います」

(敗れた羽生善治九段)

――本局を振り返っていかがでしょうか。

羽生「序盤から激しい展開で、ずっと難しいと思っていたのですが。途中でちょっと攻め方を間違えていたかもしれません」

――第2局に向けて抱負をお願いします。

羽生「また次に向けて頑張ります」

情報源:竜王戦中継plus : 終局直後


第33期竜王戦挑戦者決定戦第1局、羽生善治九段VS丸山忠久九段の対局が8月17日(月)に行われ、丸山九段が76手で羽生九段に勝ち、竜王挑戦まであと1勝としました。

第2局は8月25日(火)に東京・将棋会館で行われます。

情報源:丸山忠久九段が羽生善治九段に勝利 第33期竜王戦挑戦者決定三番勝負第1局|棋戦トピックス|日本将棋連盟




羽生善治九段 vs △丸山忠久九段(棋譜中継

76手 5八銀打まで、△丸山九段 の勝ち



  



まずは丸山九段が1勝目。