むしろレア映像 藤井聡太棋聖「詰みを逃しました」に周囲が驚き 終局直後に気づく能力に視聴者も興奮

むしろレア映像 藤井聡太棋聖「詰みを逃しました」に周囲が驚き 終局直後に気づく能力に視聴者も興奮 | ABEMA TIMES

さすがに30秒もない状況だと見逃しがあるんだな


2020.08.10 10:40

将棋界において、詰将棋最強とも言われている藤井聡太棋聖(18)。プロ・アマが参加する「詰将棋解答選手権」で5連覇をしているが、その藤井棋聖から「詰みを逃しました」というレアな言葉が発せられた。8月8日に行われたプロ将棋界初の超早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」決勝トーナメント準決勝の第1局。佐藤康光九段(50)との一局に勝利したものの、途中で即詰みがあったところを逃したことを自ら発言。周囲の棋士は気づいていなかったことで、驚きを呼ぶ事態になった。

藤井棋聖が「詰みを逃した」と話したのは、対局が終わった後のシーン。永瀬拓矢二冠(27)、増田康宏六段(22)が待つ部屋に向かうと、開口一番「いやー、詰みを逃しました」と苦笑い。これには永瀬二冠が「え、あ…。そうなんですか?」、増田六段も「詰みですか?」と唖然。即座に藤井棋聖は「9六飛のところ、8四桂から詰んでましたよね」と明かした。

自ら説明したのは、藤井棋聖の持ち時間が残り23秒という最終盤。持ち駒の飛車を9六に打ち込んで王手をしたものの、ここで8四に桂馬を打って王手をかけていれば、即詰みに討ち取れていたところだった。難解な詰将棋でも、一目で解くことでも知られているが、実戦で生じた詰みを、この時に限っては残り時間の中で詰み筋を見つけられなかった。

ただ、視聴者を驚かせたのはこの後だ。視聴者の中には、リアルタイムで将棋ソフトを用いていた人も多かったのか、直後に詰み逃しだったと指摘する声も見られたが、わずか数分後の登場シーンで、本人が詰み逃しに気づいていたことに驚きの声が殺到。「気づいていたのはさすが」「気がついていた!?」「誰も気づいてないからねw」と、改めてその“詰将棋力”を認められるシーンとなった。

◆第3回AbemaTVトーナメント

持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで対局。全12チームが4つの予選リーグに分かれて戦い、各リーグ上位2位までが予選通過。決勝トーナメントは5本先取の9本勝負で行われ、勝ち越しが決定した時点で終了する。1チームは3人で、各棋士は1試合につき最低1局、最大3局の範囲で指す必要がある。対局者は各対局前に決定する。優勝賞金1000万円。

◆決勝トーナメント進出チーム

チーム渡辺、チーム永瀬、チーム康光、チーム三浦、チーム久保、チーム天彦、チーム広瀬、チーム糸谷
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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第1局:▲9六飛打のシーン(20秒当たり)

第2局のオーダー冒頭で詰み逃がしに言及


  



ほぉ・・・