来週の日程は大変、棋聖戦一本に絞ってケリをつけた方がよさそう。
2020年7月10日 6時0分
一気の頂点はならず―。将棋の第91期棋聖戦5番勝負第3局が9日、東京都千代田区の都市センターホテルで行われ、挑戦者の藤井聡太七段(17)は渡辺明棋聖(36)=棋王、王将=に142手で敗れた。対戦成績は藤井の2勝1敗となった。史上最年少のタイトル獲得に王手を掛けていた藤井は、タイトル戦4局目で初黒星。30年ぶりの偉業は次局以降に持ち越しとなった。
力のない手つきが続いた。プロなら1秒以内で読み切れる9手詰めの局面。そこまで指したところで、藤井はガクッとうなだれる。喉をコップで潤すと、「負けました」と投了した。史上最年少タイトル獲得が懸かり、日本中が熱視線を送った一局。17歳11か月の高校3年生は4局目にしてタイトル戦初黒星を喫した。
先手の藤井は、得意戦法「角換わり腰掛け銀」に誘導したが、渡辺の事前研究の深さが上回った。先手の利を生かそうと勢いよく相手陣を攻め立てたが、全ては渡辺が想定通り。昨年度の最優秀棋士賞受賞者は、なんと午前9時の対局開始から5時間以上が経過した午後2時13分に指した90手目△9九飛の局面まで、事前に研究していた。藤井は「途中までは考えていたのですが、△9九飛は読みにない手で対応が分かりませんでした。こちら側の玉形(王将周辺の守備陣形)が見慣れない形でまとめ方が分からなかった」と振り返った。
未知の手を指され、さらに経験値を問われる展開になり、挑戦者は長考に沈む。一時は持ち時間が藤井8分、渡辺1時間58分の大差に。勝負術を駆使したが、渡辺に腰を落として読み切られ、終わってみれば完敗だった。
局後、2連勝で迎えた重圧はあったかと問われると「自分としては普段通りに対局に臨めました。途中、ミスが出たのは実力かなと思います」と淡々と口にした。
同時進行の第61期王位戦7番勝負でも木村一基王位(47)に挑戦している藤井には、1990年の棋聖戦で屋敷伸之九段(48)が樹立した18歳6か月の史上最年少記録の更新が懸かる。第4局は16日に大阪市の関西将棋会館で行われるが、直前の13、14日には王位戦第2局も控える。東京→北海道→大阪の強行スケジュール。体力面も問われる。
19日は18回目の誕生日。史上初の「17歳タイトルホルダー」となるには第4局がラストチャンスだ。本人は全く気にしていなくても、再び世間を注目を集める一局になることは間違いない。(北野 新太)
情報源:藤井聡太七段完敗…渡辺3冠90手先まで研究、対応できず初黒星 17歳タイトル16日の次局勝つしかない(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太七段完敗…渡辺3冠90手先まで研究、対応できず初黒星 17歳タイトル16日の次局勝つしかない : スポーツ報知
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— スポーツ報知 (@SportsHochi) July 9, 2020
▲藤井聡太七段 vs △渡辺明棋聖(棋譜DB・棋譜を見る)
142手 9二銀打まで、△渡辺明棋聖 の勝ち
ABEMAの視聴者数が5.4m(540万人)
対戦成績
- この日将棋界の歴史が動くか!藤井聡太七段最年少タイトル獲得なるか!?対渡辺明棋聖 | ABEMA
- ヒューリック杯棋聖戦 |棋戦|日本将棋連盟
- 棋聖戦 – 産経ニュース
- 棋聖戦中継サイト
- 2020年7月9日 五番勝負 第3局 渡辺明棋聖 対 藤井聡太七段|第91期ヒューリック杯棋聖戦
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