対局場所などの確認をする藤井七段(左)と渡辺明棋聖=8日午後、東京都千代田区(撮影・桐山弘太)

藤井七段、最年少タイトルなるか ストレート負けなし渡辺三冠と棋聖戦第3局/将棋 – 芸能社会 – SANSPO.COM(サンスポ)

9時から藤井聡太七段の先手で対局開始


2020.7.9 05:02

対局場所などの確認をする藤井七段(左)と渡辺明棋聖=8日午後、東京都千代田区(撮影・桐山弘太)
対局場所などの確認をする藤井七段(左)と渡辺明棋聖=8日午後、東京都千代田区(撮影・桐山弘太)

将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=に挑戦する第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)の第3局は、9日午前9時から東京都千代田区の都市センターホテルで指される。2連勝の藤井七段は勝てば17歳11カ月での史上最年少タイトル獲得。一方、「現役最強」の渡辺棋聖はタイトル戦でのストレート負けがない。飯島栄治七段(40)は「中盤までの攻防が勝負を分ける」と激戦を予想した。

カド番の渡辺棋聖は絶対落とせない。後手番の本局では得意の「雁木(がんぎ)」で藤井七段を迎え撃つと予想する。

雁木とは、一説では空を飛ぶ雁の群れの形から名付けられた守備戦型。金銀を鎖でつないだようにジグザグに配置して囲いは広めにとる。玉の逃走経路を確保しつつ、相手の攻め駒を呼び込んで討ち取る。受け主体ながら反撃にも対応する。

渡辺棋聖は、今年2月の叡王戦挑戦者決定戦三番勝負で豊島将之二冠に敗れたほかは、雁木ではここ2年ほぼ無敗。相手と切りあわずにらみ合う中盤戦から、隙を突いて攻め込むのが必勝法だ。

先手番の藤井七段は1、2日の王位戦第1局で木村一基王位を破った「角換わり腰掛け銀」を選択するはず。6日に橋本崇載八段を破った順位戦でも、攻めのスピードと切れ味が増している。

注目は中盤までの攻防。渡辺棋聖はじりじりと圧力をかけ主導権を握り、藤井七段に攻めさせる展開が理想。終盤までもつれても勝機はある。

渡辺棋聖のタイトル戦キャリアは17年近い。番勝負を35回経験してストレート負けはない。2008年度の竜王戦七番勝負では、羽生善治名人(当時)の挑戦を3連敗からの4連勝で退けた。勝てば藤井七段の弱点が分かり、流れが変わる。

藤井七段の読みが勝るか、渡辺棋聖の経験値が上回るか。後世に残る名局となる予感がする。

情報源:藤井七段、最年少タイトルなるか ストレート負けなし渡辺三冠と棋聖戦第3局/将棋(サンケイスポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

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藤井聡太七段 vs △渡辺明棋聖(棋譜を見る

藤井聡太七段の先手


 



このまま、ストレート勝ちなるか?