25日から名人戦第3局 豊島と渡辺ともに1勝1敗 38年ぶり将棋会館で

第78期 名人戦七番勝負 第三局 1日目
豊島将之名人 対 渡辺明三冠
豊島名人の先手


2020年6月24日 20時17分(最終更新 6月24日 20時17分)

豊島将之名人
豊島将之名人

豊島将之名人(30)に渡辺明王将(36)が挑戦し、1勝1敗で迎える第78期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第3局は25、26日、東京都渋谷区の将棋会館で行われる。

渡辺明棋聖=竹内紀臣撮影
渡辺明棋聖=竹内紀臣撮影

第1局は渡辺、第2局は豊島と互いに後手番で勝利して迎える。第4局まで約1カ月間が空く日程で、どちらも勝っておきたい。

将棋会館での名人戦対局は、1982年7月の第40期名人戦指し直し第8局以来約38年ぶり。中原誠名人に加藤一二三十段(肩書は当時)が挑戦し、持将棋1局千日手2局の死闘の末に加藤が4勝3敗で初めて名人を奪取した対局だった。

豊島と渡辺は24日、会館近くのホテルに宿泊し、決戦に備えた。豊島は「五分の星での第3局は重要な一局。将棋会館でのタイトル戦は不思議な感じもあるが、精いっぱい戦いたい」、渡辺は「第4局まで空くので、本局を勝った方が有利になる。これまで悪かったところが出ないように臨みたい」と抱負を語った。

対局は25日午前9時開始。午後6時半に指しかけとなり26日に指し継がれる。持ち時間は各9時間。立会は塚田泰明九段、解説は佐藤和俊七段、記録は福田晴紀二段が務める。大盤解説会は開催されない。【山村英樹、丸山進】

情報源:25日から名人戦第3局 豊島と渡辺ともに1勝1敗 38年ぶり将棋会館で – 毎日新聞



豊島将之名人 vs △渡辺明三冠

豊島将之名人の先手


 



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