ふむ・・・
2020年6月7日 5時00分
2019年6月。東京都渋谷区のスタジオで、収録を終えた藤井聡太七段(17)が記者たちの前に姿を見せた。
「連覇できてうれしく思う。リフレッシュして指せたかな」
対局直後だったが疲れを見せることなく、そう語った。
超早指しの非公式戦「AbemaTVトーナメント」。持ち時間が5分で、1手指すと5秒加算される特殊ルールだ。藤井は増田康宏六段(22)、木村一基現王位(46)、糸谷哲郎八段(31)を連破して頂点に立った。
このルールで戦うコツについて、藤井は「冷静さを保つこと」「深く読む局面と感覚で指す局面の見極めをつけること」の2点を挙げる。決勝の糸谷戦の解説を務めた羽生善治九段(49)は「次の手がわからない局面で大きなミスをしないことが大事。藤井さんはポカや見落としがほぼないので、適性があるのかなと思う」と分析した。
同トーナメントは18年、インターネットテレビ局「AbemaTV(現ABEMA)」で配信が始まった。1局が20分程度で決着するスピード感が売り物で、出場棋士のインタビュー動画なども好評だ。
ABEMAの将棋番組を担当する塚本泰隆プロデューサーは「色々な棋士が見られてうれしい、といった反響があり、この企画をやって良かったと思う。藤井七段の優勝が、こうした将棋番組の成長の流れを作ってくれたのは間違いない」と語る。
藤井はデビュー直後、若手やトップ棋士7人と対戦するABEMAの企画「炎の七番勝負」に出演した。当時は学ラン姿の中学2年生だった。塚本はこう話す。「あの時の藤井七段は控室でとても緊張していたが、今はそうした硬さは感じない。でも、対局の前に集中力が高まって空気が変わっていくところは以前と同じだと思う」=敬称略(村瀬信也)
◆毎週日曜に掲載します。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)鍛錬編:8 超早指し戦、連覇 羽生も感嘆「ポカしない」:朝日新聞デジタル
村)昨日も配信があったAbemaTVトーナメント。藤井七段は昨年の決勝の収録の後にあった囲み取材の際、フィッシャールールで指す上で大切なことを語っていました。
(大志 藤井聡太のいる時代)鍛錬編:8 超早指し戦、連覇 羽生も感嘆「ポカしない」:朝日新聞デジタル https://t.co/S4AmeyZHdD— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) June 6, 2020
ほぉ・・・