「心臓がもたない…」「映画館に来てるみたい」スリル満点の“都成劇場”に仲間も声が裏返る絶叫/将棋・AbemaTVトーナメント

「心臓がもたない…」「映画館に来てるみたい」スリル満点の“都成劇場”に仲間も声が裏返る絶叫/将棋・AbemaTVトーナメント | ABEMA TIMES

ほぉ・・・


2020.06.01 09:46

自分が指す以上に、仲間の将棋を見守る方が、ドキドキハラハラするのかもしれない。5月30日に放送されたプロ将棋界初の団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」予選Cリーグ第2試合で、チーム糸谷の都成竜馬六段(26)がチーム木村の野月浩貴八段(46)との三番勝負にフルセットの末、2勝1敗で勝ち越した。チームの決勝トーナメント進出がかかた大一番だったが、その状況以上に、都成六段の将棋にリーダー糸谷哲郎八段(31)と高見泰地七段(26)はハラハラしっぱなし。「心臓がもたない…」「映画館に来てるみたい」と、観戦していた会議室で声も裏返るほどの大騒ぎとなった。

都成六段が登場したのは、大事な大将戦。Cリーグ第1試合を終えて-1ポイントだったチームは、先鋒の高見七段が負け越したものの、中堅の糸谷八段が2連勝したことで、±0に。大将として登場する都成六段が勝ち越せば、最終第3試合(チーム康光VSチーム木村)を待たずして、予選勝ち抜けが決まるという重要な戦いだった。

第1局、野月八段の前に敗れた都成六段だったが、第2局は序中盤と優勢に。このまま押し切れそうだと会議室にいた糸谷八段、高見七段が安心していたところから、波乱万丈の展開が始まった。

終盤、野月八段の反撃を受け始めると、2人も徐々にそわそわ。指し手に悩む都成六段に対して、普段から仲がいい糸谷八段は「そこで考えるな、都成!1秒で取ってくれ!」と叫んだ。さらには、いよいよ逆転されると高見七段は言葉を失い、顔面を両手で抑える状況に。続けて糸谷八段は「いやー、もうちょっと嫌だ!なんだこれは!」と、モニタに迫るようにして思わず立ち上がると、声も裏返った。この様子に視聴者も反応。「ダニー絶叫ww」「高音おじさん」「女の子w」と、その高い声に大ウケ状態となった。

危うく逆転負けを喫するところだったが、なんとか最終盤で逃げ切り勝ちを収めたものの、会議室の2人はぐったり。高見七段も我に返って「これ、オンエアしないでほしい、自分たちの声」と笑うしかなかった。

スリル満点の“都成劇場”はまだ終わらない。運命の最終局も、序中盤でリードを奪ったが、ここからまたしても混戦模様に。糸谷八段が「僕にはわかりません。都成さんの将棋に一喜一憂するのはやめよう。心臓がもたない…」、高見七段も「劇場型なんですよ。映画館に来てるみたい」と、必死に冷静さを保ったが、最終盤では再びヒートアップ。「あの人、こわい!」(糸谷八段)、「将棋、こわい!」(高見七段)と、またしても悲鳴にも似た声が続いた。

結果は都成六段が勝利して、チームは決勝トーナメント進出決定。試合後、糸谷八段は「都成さんが、心臓に悪い将棋ばっかりでしたが、なんとかやってくれました」とボヤいたが、ファンは感情が剥き出しになる現場を、もっと見たい。

◆第3回AbemaTVトーナメント

持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。

◆出場チーム&リーダー

豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)
(ABEMA/将棋チャンネル)

情報源:「心臓がもたない…」「映画館に来てるみたい」スリル満点の“都成劇場”に仲間も声が裏返る絶叫/将棋・AbemaTVトーナメント(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュースコメント

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チーム木村

木村一基王位、行方尚史九段、野月浩貴八段


 


チーム糸谷

糸谷哲郎八段、高見泰地七段、都成竜馬六段


  



ハラハラする将棋だった。