ほぉ・・・
2020年5月17日 5時00分
「ちょうど100番違いなんです」。久保利明九段(44)は藤井聡太七段(17)との関係をこう話す。将棋棋士がプロ四段に昇った順に振られる棋士番号。1993年4月に17歳で四段になった久保は「207」。一方の藤井は「307」、2016年10月で14歳だった。
19年7月5日、第32期竜王戦の決勝トーナメントで、藤井の前に立ちはだかったのは難敵、久保だった。久保には得意の振り飛車戦法を駆使して王将4期、棋王3期のタイトル獲得経験がある。この年3月の第90期棋聖戦二次予選で久保は藤井に勝利していた。藤井は竜王戦の予選にあたるランキング戦の4組で優勝し、デビューから3年連続で竜王戦ランキング戦優勝という新記録を達成していた。
先手の久保は中飛車から早々に▲7五歩と突く趣向を見せた。序盤から互いに竜を作り、自陣近くに引きつける力戦となる。激しく攻め合った最終盤、168手目の局面では藤井玉に即詰みが生じていた。だが、1分将棋の久保が詰みを逃して、184手で藤井が勝った。
久保は本来、軽快な駒運びから「捌(さば)きのアーティスト」の異名を持つが、粘り強さにも定評があり「粘りのアーティスト」とも称される。その久保を相手に、藤井は力のこもったねじり合いを演じた。多くの棋士が「形勢は二転三転」と評した大熱戦だった。終局後、藤井は記者に「(詰み手順は)難解でしたから……」と話した。
両者はこの時期、早指しのテレビ棋戦でも相次いで対戦。久保が2連勝し、トップ棋士の貫禄を示した。このとき久保は「なかなかタフな対局でした」と漏らした。藤井戦は「自分が予想した候補手の中から相手の指し手が飛んでくる」とも。読み筋が合うせいだろうか、両者の対戦は熱戦が多い。=敬称略(佐藤圭司)
◆毎週日曜に掲載します。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)鍛錬編:6 難敵・久保と大熱戦、「難解でした…」:朝日新聞デジタル
村)「詰むや詰まざるや」の終盤と劇的な幕切れを見て、声が出た人も多かったのでは。しかし、これは気づきませんでした→ 「ちょうど100番違いなんです」
(大志 藤井聡太のいる時代)鍛錬編:6 難敵・久保と大熱戦、「難解でした…」:朝日新聞デジタル https://t.co/2q4L9OoZyq— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) May 17, 2020
へぇ・・・