これな
2020.04.27 11:05
あわや事故かという一大事に、ファンが一時騒然となった。将棋のテレビ対局中、プロの棋士が残り時間わずか4秒というところで、駒を盤上に落とし、危うく時間切れで負けてしまうという大ピンチに陥った。
ファンも思わず息を呑むシーンが生まれたのは、非公式戦ながら超早指し戦、かつプロ将棋界で初の団体として注目を集める「第3回AbemaTVトーナメント」。4月25日に放送された予選Aリーグ第3試合、チーム久保VSチーム三浦の先鋒戦(三番勝負)の第1局で、今泉健司四段(46)と高野智史五段(26)が熱戦を繰り広げていた。
対局も終盤、追い詰められていた今泉四段が敵陣にあった角を指で挟み、裏返して馬にしようとしたところ、駒がポロリと盤上に転がった。この時、今泉四段の残り時間はあと4秒。慌てながらも素早く拾い、なんとか時間内に指し直すことに成功したが、駒が手につかなければ、そのまま時間切れ、将棋のルールでいう「切れ負け」になるところだった。
突如訪れた大ピンチに、視聴者からは一斉に「あぶねー」「めちゃあぶ」「こわいこわい」といったコメントが寄せられると、少し時間を置いてから「駒が躍動」「暴れ馬」「活きのいい馬」といった声も見られた。
通常のプロの対局では、持ち時間を使い切ると1手30秒未満、60秒未満といった時間に切り替わり、その中で指し続けることになる。敗勢になっても切れ負けまで時間を使うことはめったになく、ほとんどの場合はその前に投了して、対局が終わる。もし今泉四段が、対局の最中に駒を落として切れ負けとなっていたら、将棋史に残る大ハプニングになるところだった。
将棋アプリなどでは「10分切れ負け」「5分切れ負け」といった時間設定がされていることが多く、悩んでいるうちに時間を使いすぎてしまい、切れ負けで決着するといったことは珍しくない。
◆第3回AbemaTVトーナメント
持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。
◆出場チーム&リーダー
豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)
(ABEMA/将棋チャンネル)
情報源:あわや“事故”の危機に視聴者「あぶない!」と騒然 将棋プロ対局で「切れ負け」未遂 残り4秒で駒が落下(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:あわや“事故”の危機に視聴者「あぶない!」と騒然 将棋プロ対局で「切れ負け」未遂 残り4秒で駒が落下 | ABEMA TIMES
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