新鋭・本田奎五段、少年時代は四間飛車好き「洋菓子と和菓子で和菓子を選んだら師匠にやらされた」珍エピソード/将棋・AbemaTVトーナメント

新鋭・本田奎五段、少年時代は四間飛車好き「洋菓子と和菓子で和菓子を選んだら師匠にやらされた」珍エピソード/将棋・AbemaTVトーナメント | ABEMA TIMES

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2020.04.17 12:00

後の将棋人生に関わる、大きな選択だっただろうか。実質的なデビュー年度でいきなりタイトル挑戦まで駆け上がった将棋界の新たなスター候補生・本田奎五段(22)が少年時代の珍エピソードを明かした。現在は相掛かりなどを得意とする本田五段だが、少年時代に好きだった戦法は振り飛車の一種・四間飛車。ただ、その四間飛車を好きになった理由は、なんとお菓子からだった。

本田五段は、プロ将棋界初となる団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」のドラフト会議で、三浦弘行九段(46)から1巡目指名を受け、同2巡目の高野智史五段(26)とチームを結成。タイトル経験もあり順位戦A級の実力者と、将来の活躍が期待される若手の混成軍で、競合ひしめく大会に挑んでいる。ほとんど面識がなかった3人組ということもあり、戦いを前に3人の人となりを知る企画が行われると、本田五段は三浦九段、高野五段に対して「将棋を始めたころの好きな戦法」というクイズを出した。

本田五段が「これは誰かに言ったことがない。(指し始めたのは)小学1年生ぐらい。プロの先生の15年前の流行りとかは追えない」というヒントから、三浦九段は四間飛車、高野五段はゴキゲン中飛車と予想。答えは四間飛車だったが、珍エピソードはここからが本番だった。

師匠である宮田利男八段の道場に通っていた本田少年だが、ある日師匠から不意に「洋菓子か和菓子か、どっちが好きか聞かれた」といい、その時に答えたのは和菓子。すると「答えたら四間飛車をやらされた。逆を答えていたら居飛車をやらされていたと思います」と、思い出を懐かしんだ。なお、現在は居飛車党だけに、菓子の好みも「今は洋菓子ですね」と微笑んでいた。

なお、宮田八段は生粋の居飛車党。和菓子、洋菓子どちらを選んでも先に四間飛車を教えるつもりだったのか、それとも洋菓子を選んだら居飛車を教えたのか。答えは今なお師匠しか知らない。

◆第3回AbemaTVトーナメント

持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。

◆出場チーム&リーダー

豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢

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チーム三浦

三浦弘行九段、高野智史五段、本田奎五段




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