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2020/4/5
■大砲候補、11年目の挑戦 一塁争い、攻守で好調
広島東洋カープの堂林翔太内野手(28)が、雌伏の時代を経て、勝負のシーズンに向かう。大砲候補としての期待を背負いながら、伸び悩んできたが、11年目の今季はオープン戦の序盤から打撃好調。再ブレークを待ち続けたファンの期待に応える活躍を誓う。(川手寿志)
―春季キャンプからバットで結果を残しています。好調の要因を教えてください。
順調にはきている。いい方向に自分の中でも向かっていると思う。例年以上に自分でもしっかりバットを振ることを意識してきた。(2次キャンプの)沖縄に行ってからも暖かかったので、しっかり振ってさらに体をつくることができた。
―実戦の打席でも、しっかり振りにいく姿勢が印象的です。
キャンプでバットが振れたので、そのままオープン戦に入っても、その形で初球から打ちにいけている。追い込まれてからも、そこまで変に小さくならないようにしている。自分のスイングを心掛けている。その中で結果、軽打になることはありますね。
―技術的なことや気持ちの持ち方などで昨年と違いはありますか。
正直、あまり大きく変わっていない。(1月に鈴木)誠也や野間(峻祥)と一緒に自主トレーニングをやって、自分の中で刺激を受けた部分もある。いい方向にいけたのかなと思う。
―鈴木選手らと自主トレをしようと思ったのはなぜですか。
野間は(マツダスタジアムの)ロッカーが隣なんで。「誠也らと自主トレをやろうと思っているんですよね」と聞いたので「俺も行っていい」って。嫁さんに相談してすぐオッケーをもらった。メンバーは全員年下ですけど、よく接するメンバーだったので飛び込みやすかった。
―どんな刺激を受けましたか。
今までより、話を聞く時間も多かった。誠也に関してはいろんな引き出しが多いなというのは感じた。話を聞きながら、身近でできたのが大きかった。
―何か気付いたことはありますか。
(調子が)いい時は誰でもいい。悪くなった時の意識の仕方。こうなったら、こういう意識を持ちますとか。なかなか難しいことなんですが、(鈴木は)臨機応変にいろいろなことをやっている。悪くなった時の引き出しが多い。だから(調子の)波が少ないというのは感じましたね。チェックポイントもそうですし、すごく自分のことを知っているなと思った。(自分を)客観的に見られているのがすごい。(僕は)ここが悪くなると、2カ所とか意識してしまう。誠也は1カ所、ずっとそこばかり集中してできる。だから(調子を取り戻すのが)早いんだろうなと。あっちこっちいかずに、そこに集中して。
―鈴木選手とは個々の打撃理論を尊重しながら話し合っているそうですね。
誠也は永井(敦士)に教えている時も、何が合うんだろうって考えながらいろんなことを言っていた。あとは本人が理解するか理解しないかの問題。その中でチョイスすることが大事になる。
どうばやし・しょうた 1991年8月17日生まれ。183センチ、88キロ。右投げ右打ち。愛知県豊田市出身。愛知・中京大中京高3年時に「エース兼4番」として夏の甲子園で優勝。ドラフト2位で2010年に入団した。3年目の12年に1軍に抜てきされ、全144試合に出場し、打率2割4分2厘、チーム最多の14本塁打をマーク。日本代表にも選ばれた。13年、背番号「13」から、野村謙二郎監督が現役時代に着けていた「7」に変更。同年以降は打撃の確実性を欠いて伸び悩み、出場機会を減らした。
情報源:カープ堂林翔太3000字ロングインタビュー <上> 大砲候補、11年目の挑戦 一塁争い、攻守で好調(中国新聞デジタル) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:【堂林翔太ロングインタビュー】<上> | 広島東洋カープ | 中国新聞デジタル
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— 中国新聞カープ番記者 (@chugoku_carp) March 26, 2020
世間はこんな状況だけど、こんな時だからこそ頑張ってほしい。