108手 9八金打まで、△渡辺明三冠 の勝ち
2020年3月14日 18時33分(最終更新 3月14日 19時34分)
13日から佐賀県上峰町の大幸園で行われた第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第6局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、上峰町共催、大阪王将特別協賛、囲碁・将棋チャンネル協賛)は14日午後6時17分、渡辺明王将(35)が挑戦者の広瀬章人八段(33)に108手で勝ち、3勝3敗のタイに持ち込んだ。残り時間は広瀬3分、渡辺38分。最終第7局は25、26日、新潟県佐渡市の佐渡グリーンホテルきらくで行われる。
王将戦第6局を制し、感想戦で対局を振り返る渡辺明王将=佐賀県上峰町で2020年3月14日午後6時31分、森園道子撮影
第4局まで先手番の勝利が続いた今シリーズ。第5局で後手番を制した広瀬が勢いに乗って第6局も1日目から有利に進めた。2日目に入っても2時間11分の大長考で4九金(73手目)と慎重に指し進めた後、決め手にも見える4一銀(81手目)で、控室でも「新王将誕生か」との声が上がった。しかし、渡辺は8七桂(90手目)から厳しい反撃に転じ、瞬く間に広瀬玉が寄り形に。渡辺は着実な指し回しで寄せきり、逆転で勝利をもぎ取った。解説の糸谷哲郎八段は「3二銀成(83手目)が3二銀不成ならその後の展開が違い、広瀬八段が優位を保っていたと思います。しかし、直後の5六角~3三桂が渡辺王将の強さを見せた手で、しっかりとチャンスをつかんで逆転しました」と語った。【山村英樹】
6九銀と反撃し勝機
渡辺王将の話 6九銀(92手目)と反撃して勝機が出てきた気がした。第7局はこれまで以上に悔いを残さない将棋を指したい。難しい変化が多く…
広瀬八段の話 難しい変化が多く敗因は不明。第7局は年度最後の対局で、フルセットはなかなか経験できないので頑張りたい。
情報源:渡辺王将が勝ち3勝3敗 決着は最終局に持ち越し 第6局2日目 – 毎日新聞
七番勝負第6局は108手で渡辺王将の勝ちとなりました。終局時刻は18時17分。消費時間は▲広瀬7時間57分、△渡辺7時間22分。対戦成績は3勝3敗となりました。最終第7局は3月25日(水)から26日(木)にかけて、新潟県佐渡市「佐渡グリーンホテルきらく」で行われます。
情報源:大阪王将杯王将戦中継ブログ : 渡辺王将が勝ち、七番勝負は3勝3敗に
(終局直後)
(後手番でカド番をしのいだ、渡辺王将。フルセットに持ち込んだ)
(追いつかれた広瀬八段。自身の経験した七番勝負では、3回目のフルセットとなった)
【渡辺王将のインタビュー】
――お疲れさまでした。渡辺王将から伺います。一局を振り返って、いかがでしょうか。渡辺 作戦負け気味だったので、ちょっと無理気味かなと思いつつ動いていったんですけど、成算はなかったですね。
――終盤の読み合いで勝機がありましたか。
渡辺 お昼明けて、基本的には足りないのかなと思いながらやっていたんですけど、△6九銀と反撃したあたりで、もしかしたら勝機が出てきたような気がしました。
――これでフルセットです。次局の抱負をお願いします。
渡辺 次は最後の将棋なので、これまで以上に悔いが残らないように指せればよいかなと思います。
【広瀬八段のインタビュー】
――広瀬八段に伺います。敗因はどのあたりでしょうか。広瀬 後手の玉形が不安定かなと思って指していたんですけど、思ったよりも攻めにくいというか。そうしているうちに形勢を悲観してしまって、敗因はまだちょっと分からないですけど、反撃されてからはちょっとまずいと思います。
――1日目の進行はいかがでしょう。
広瀬 こちらもしょうがないかなと思っていました。1日目の午後はもうちょっとよい対応があった気がしたんですけど、分からなかったので。本譜もいい勝負があるかなという進行でした。
――1日目と2日目、どちらに敗因がありましたか。
広瀬 2日目は間違えているんでしょうけど、難しい変化もたくさんもあったので、仕方ないところです。
――第7局の抱負をお願いします。
広瀬 おそらく年度最後の対局になると思いますし、フルセットはなかなか経験できることではないので、精一杯、頑張りたいと思います。
渡辺明王将に広瀬章人八段が挑戦する第69期大阪王将杯王将戦七番勝負の第6局が3月13・14日(金・土)に佐賀県上峰町「大幸園」で行われ、渡辺王将が広瀬八段を108手で破り3勝目をあげました。
渡辺王将はあと1勝してこの王将戦を制すると、4期目の王将獲得となります。
第7局は3月25・26日(水・木)に新潟県佐渡市「佐渡グリーンホテルきらく」で行われます。
大阪王将杯王将戦七番勝負の模様は、毎日新聞ニュースサイトと日本将棋連盟ライブ中継で中継をいたします。
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【棋士データ・成績比較】渡辺明王将 VS 広瀬章人八段
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情報源:渡辺明王将が3勝目 第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第6局|将棋ニュース|日本将棋連盟
▲広瀬章人八段 vs △渡辺明王将(棋譜DB・棋譜を見る)
108手 9八金打まで、△渡辺明三冠 の勝ち
佐賀県上峰町の #大幸園 で行われていた第69期 #王将戦 七番勝負第6局は #渡辺明王将 が #広瀬章人八段 を108手で破り終局。第69期王将戦は両者3勝の五分となりました。#将棋プレミアム では引き続き感想戦終了まで生中継でお送りします。#将棋生中継 #将棋 pic.twitter.com/UI2l1M7ZDp
— 【公式】囲碁将棋プラス【将棋】 (@igoshogiplus_s) March 14, 2020
王将戦第六局、108手で渡辺明王将が勝ち、七番勝負は第七局にもつれ込みました。終局直後の両者の表情や対局場の様子です。 pic.twitter.com/pvTNDFsjNK
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) March 14, 2020
1日目、2日目と控え室を盛り上げてくれながら検討を続けていた武富礼衣女流初段は「1日目は広瀬八段が指しやすそうでしたが、その後渡辺王将が悪いなりに勝負形に持って行った印象です」と話しました。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) March 14, 2020
【#大阪王将杯王将戦 七番勝負】#渡辺明 王将 VS #広瀬章人 八段
第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第6局が3月13・14日に行われました。
広瀬八段のタイトル奪取か、渡辺王将が勝って最終局への持ち越しか…?
第6局の結果はこちら:https://t.co/ptikb5GLUe*画像は王将戦中継ブログより pic.twitter.com/Kskz4pDSxP
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) March 14, 2020
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決着は最終局に。