ふむ・・・
アマチュアに多い振り飛車党の代表選手とも呼べるのが、タイトル7期を誇る久保利明九段(44)だ。超早指し棋戦「AbemaTVトーナメント」は第1回大会以来の出場となるが、今回は装いも新たに団体戦となったことで、12人いるリーダー棋士の一人になった。「今までこういう企画での対戦はなかったので、すごく新鮮で楽しみが多いです」と目尻を下げたが、ファン注目はなんといってもドラフトの指名。振り飛車ファンの思いに沿って、同じく振り飛車党を選ぶのか、それとも別路線か。
第1回大会は本戦からのシードで登場したが「力を出しきれずだった」と、持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算という独特なルールへの対応が間に合わなかったのか、勝ち上がることができなかった。その後は「早指しの部分も力を入れて、研究の時にやってみたりもしました。その成果が新たに出せればと思います」と、個人でもリベンジに燃えている。
第3回は団体戦となり、そのリベンジに仲間を2人、自分で選べることになった。「棋士は個人の戦いがずっと続いていますが、チームワークが大切になってくると思います」と、3人集まることで生まれる強さに期待する。「指名する人ですか?ある程度、頭の中に入っています。実際、重複するかもしれないですし、初めてでわからないですが、臨機応変にやりたいです」と、脳内のリストには人気どころの棋士が並んでいるものと予想される。
自分のリストと同様に、他のリーダー棋士の指名にも読みを入れた。「1巡目とかは重複する人が増えてくると思います」。第1、2回大会で優勝した藤井聡太七段を筆頭に、このルールでの経験や、他の早指し棋戦での戦績などを考えていくと、指名候補はそれなりに絞られてくる。競合覚悟で行くか、裏をかいて一本釣りに行くか。「ドラフトはよく見るんですけど、取りたい人が重複した時にくじになると盛り上がるので、やる方は困る部分もありますが、みなさんは楽しみにされるといいと思います」と微笑んだ。
第1回大会ではファンの期待に応えて振り飛車で戦った久保九段。果たして第3回のドラフトでは、どういった方向の指名で期待に応えるか。
◆第3回AbemaTVトーナメント
第1回、第2回は個人戦として開催。羽生善治九段の着想から生まれた持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算されるフィッシャールールは、チェスなどで用いられるもの。1回の対戦は三番勝負。過去2度の大会は、いずれも藤井聡太七段が優勝した。第3回からはドラフトを経て構成される3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝チームには賞金1000万円が贈られる。
◆出場チーム&リーダー
豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段 三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)
情報源:振り飛車党代表・久保利明九段の予想 ドラフト1巡目は「重複する人が増えてくる」/将棋・AbemaTVトーナメント(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:振り飛車党代表・久保利明九段の予想 ドラフト1巡目は「重複する人が増えてくる」/将棋・AbemaTVトーナメント | AbemaTIMES
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誰を選ぶのかな?