▲中座真七段 VS △三枚堂達也七段
100手 7三同玉まで、△三枚堂達也七段 の勝ち
村)C級2組順位戦、三枚堂達也七段が勝って9勝1敗とし、C級1組への昇級を決めました。9回戦で昇級を決めていた同学年の高見泰地七段(誕生日が2日違い)に続きました。残る昇級枠は一つになりました。 pic.twitter.com/8gC0H6ABwv
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) March 5, 2020
村)三枚堂七段のインタビューです→「(昇級に)今までなかなか届かなかった。1年を通して結果を出せて良かった」「師匠(=内藤國雄九段)からは順位戦の結果を気にかけていただいていた。今年盤寿なので、いいプレゼントになった」「来期は自分の力を出せるように、一戦一戦大事にやっていきたい」
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) March 5, 2020
今期順位戦終わりましたー昇級のお2人と打ち上げ^_^おめでとう!! pic.twitter.com/kVV9Ano4HA
— 瀬川晶司 (@ShojiSegawa) March 5, 2020
2020-03-06 第78期順位戦C級2組
三枚堂七段C級1組昇級インタビュー――お疲れ様でした。昇級おめでとうございます。
三枚堂 ありがとうございます。
――昇級を決めての感想をお願いします。
三枚堂 やはり今までなかなか届かなかったですから。今回は内容としては苦しい将棋が多かったですけれど、1年を通して結果が出せたことはよかったと思います。
――順位戦は今期が6期目。これまで思うようにいかないこともあったでしょうか。
三枚堂 そうですね、成績自体はそれほど悪くないことが多かったんですけれど、ここ一番で勝てなかったり、もうひとつな結果に終わっていました。去年もチャンスはあったんですけど、上がりきれなかったですから。かなり苦しんだかなと。
――今期印象に残った将棋はありますか。
三枚堂 最後のほうは逆転が多かったんですけど、最終局は今回の順位戦の中ではおそらくよく指せていて、内容は悪くなかったんですけど、それでも相手のほうが上を行っていて、ずっと苦しかったような気がしていましたので。今年の順位戦を象徴するような一局だったと思います。
――今期こそはという気持ちはありつつ、これまでと違うことはあったんでしょうか。
三枚堂 んー、1年を通してコンディションを保つのがすごく難しくて、今回はそこの部分であまり大きく乱れずにできたと思います。気持ちは強かったのかもしれませんね。ファンの方に「順位戦応援しているよ」とけっこう声をかけていただいて。あとは内藤師匠(國雄九段)からも順位戦を気にかけていただいていましたので。順位戦を上がることがいちばん師匠に喜んでいただけることかなと思いました。師匠は名人になっていないんですけど、今でも心残りにしていると思うんですよね。その分弟子が順位戦を頑張らないといけないと思いますし、そういう意味でも発破をかけられているような気がしますね。実際心残りに感じられているかはわかりませんけど(笑)。内藤先生もそうですし、石田先生(和雄九段)にも喜んでいただける結果になったので、そういうところが力になりましたね。来年師匠は盤寿(81歳)になるので、いいプレゼントができたかなと思っています。
――今期は同学年の高見泰地七段が9回戦で昇級を決めていましたが意識していましたか。
三枚堂 そうですね、一緒に上がれたらというのはありました。彼が走っていたのでなんとかついていけてよかったです。まあでも彼は全勝で昇級を決めていたのでやっぱりすごいですね。やっぱり順位戦で全勝するのは難しいことなので。
――最後に来期C級1組の抱負をお願いします。
三枚堂 やはり苦しい戦いになるとは思うんですけど、一戦一戦自分の力を出して、一戦一戦大事にしていきたいですね。
(文責=生姜)