「出雲のイナズマ」里見女流四冠 女流名人戦防衛 最多の11連覇

「出雲のイナズマ」里見女流四冠 女流名人戦防衛 最多の11連覇

94手 3六桂打まで、△里見女流名人 の勝ち


2020年2月11日 17時54分

「出雲のイナズマ」里見女流四冠 女流名人戦防衛 最多の11連覇
「出雲のイナズマ」里見女流四冠 女流名人戦防衛 最多の11連覇

将棋の里見香奈女流四冠が11日、タイトルを持つ女流名人戦で防衛を決め、女流のタイトルでは歴代最多記録となる11連覇を達成しました。

「出雲のイナズマ」の愛称で知られる里見香奈女流四冠(27)は、現在7つある女流のタイトル戦のうち4つを保持し、このうち「女流名人」は10期連続で獲得しています。

11連覇をかけた今期の五番勝負は、挑戦者の谷口由紀女流三段(26)との間で先月から行われ、里見女流四冠は11日の第3局に勝って、3連勝でタイトルを防衛しました。

女流名人の11連覇を達成した里見女流四冠は、女流のタイトルの連覇記録としては、現在は日本将棋連盟を退会している林葉直子さんが平成3年に達成した「女流王将」の10連覇を更新し、歴代最多となりました。

里見女流四冠「地元の声援が励みに」

11連覇を達成した里見香奈女流四冠は「力戦の将棋で、一局一局考えながらの対局でした。地元の方々の声援が1つの励みとなって頑張ることができたと思います」と3連勝となった対局を振り返ったうえで「目の前の対局に集中できるように日々精進したいと思います」と今後の抱負を話していました。

情報源:「出雲のイナズマ」里見女流四冠 女流名人戦防衛 最多の11連覇 | NHKニュース


2020年2月11日 15時57分

3連勝でタイトルを防衛した里見香奈女流名人
3連勝でタイトルを防衛した里見香奈女流名人

将棋の「第46期 岡田美術館杯 女流名人戦」(主催=報知新聞社・日本将棋連盟、特別協賛=ユニバーサルエンターテインメント、協賛=トラベルシリウス、写光レンタル販売)の5番勝負第3局が11日、岡山県真庭市の「湯原国際観光ホテル 菊之湯」で指され、里見香奈女流名人(27)=清麗、女流王位、倉敷藤花=が、先手の挑戦者・谷口由紀女流三段(26)を94手で下し、ストレートの3連勝でタイトル防衛に成功した。

挑戦者の初手▲5六歩からの中飛車に対し、里見女流名人は向かい飛車を選び、相振り飛車に。互いに玉を囲い合う展開で、「力戦でしたが、間違えづらい将棋が指せた。力が出せたと思います」と里見女流名人。一方の谷口女流三段は「少しずつ模様が悪くなっていった」と話した。

これで2010年の女流名人奪取以来、11連覇。1981~90年度に女流王将を10連覇している林葉直子さん(51)を超え、V11は女流棋戦単独最多記録となった。女流名人のタイトルでも、清水市代女流六段(51)の通算10期を抜いて単独最多に。「そういう結果が残せてうれしい。でも、結果に執着せず、これからも勉強していきたい」と、さらなる精進を誓った。

情報源:将棋・里見香奈女流名人が史上単独最多のタイトル11連覇「そういう結果が残せてうれしい」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:将棋・里見香奈女流名人が史上単独最多のタイトル11連覇「そういう結果が残せてうれしい」 : スポーツ報知


2020/02/11 18:31

女流タイトル戦の最多連覇記録を更新した里見女流名人(左)(11日、岡山県真庭市で)=佐藤行彦撮影
女流タイトル戦の最多連覇記録を更新した里見女流名人(左)(11日、岡山県真庭市で)=佐藤行彦撮影

将棋の里見香奈女流名人(27)が11日、岡山県真庭市で行われた第46期岡田美術館杯女流名人戦(報知新聞社主催)五番勝負第3局で、谷口由紀女流三段(26)に94手で勝ち、3連勝でタイトルを防衛した。里見女流名人は2010年から同棋戦11連覇を達成し、女流タイトル戦の最多連覇記録を更新した。

これまでは元女流棋士の林葉直子さん(52)が1982~91年に女流王将戦で記録した10連覇が最多。里見女流名人は昨年この記録に並んでいた。

この日の対局は相振り飛車の戦型となり、里見女流名人は谷口女流三段の攻めを冷静にかわして徐々にリードを広げた。終局後、里見女流名人は「(最多連覇の)結果が残せたことは光栄。これからも目の前の対局に集中できるよう日々精進していきたい」と話した。今回の防衛で清麗・女流王位・倉敷藤花と合わせた女流四冠を堅持した。

情報源:里見女流名人、「林葉さん超え」…タイトル戦の最多連覇記録「11」に更新(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:里見女流名人、「林葉さん超え」…タイトル戦の最多連覇記録「11」に更新 : 囲碁・将棋 : ニュース : 読売新聞オンライン


2020年2月11日 16時51分

将棋の第46期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負(報知新聞社主催)の第3局が11日、岡山県真庭(まにわ)市で指され、里見香奈女流名人(27)が挑戦者の谷口由紀女流三段(26)を破ってシリーズ3連勝で防衛を果たし、将棋の女流タイトル戦では新記録となる11連覇を達成した。

里見女流名人は2010年2月、第36期女流名人位戦で女流名人のタイトルを17歳で初奪取してから、防衛し続けてきた。

従来の最多記録だった女流タイトル10連覇は、1991年に元女流棋士の林葉(はやしば)直子さん(52)が女流王将戦で達成。昨年、里見女流名人が女流名人戦で10連覇し、史上最多タイに並んでいた。

里見女流名人は島根県出雲(いずも)市出身。鋭い指し手から「出雲のイナズマ」の異名を持つ。清麗(せいれい)、女流王位、倉敷藤花(とうか)と合わせ、女流四冠を保持している。(佐藤圭司)

情報源:将棋・里見女流名人11連覇 新記録、林葉直子さん抜く(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:将棋・里見女流名人11連覇 新記録、林葉直子さん抜く:朝日新聞デジタル


2020/2/11 17:56

将棋の第46期女流名人戦5番勝負の第3局で勝利した里見香奈女流名人=11日午後、岡山県真庭市
将棋の第46期女流名人戦5番勝負の第3局で勝利した里見香奈女流名人=11日午後、岡山県真庭市

将棋の第46期女流名人戦5番勝負の第3局は11日、岡山県真庭市で指され、後手の里見香奈女流名人(27)が94手で挑戦者の谷口由紀女流三段(26)を破り3連勝で防衛、女流タイトル戦の最多記録となる11連覇を達成した。1991年、林葉直子さんが女流王将戦で成し遂げた10連覇を29年ぶりに塗り替えた。

新記録を樹立した里見女流名人は「トップに立てたのは光栄ですが、結果に執着せず自分なりに工夫して日々精進していきたい」と話した。

里見女流名人は昨年の5番勝負で勝利し、最多連覇記録に並んでいた。林葉さんは人気女流棋士として活躍、後に日本将棋連盟を退会した。

情報源:里見、女流将棋最多11連覇 29年ぶり林葉さん抜く(共同通信) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:里見、女流将棋最多11連覇 29年ぶり林葉さん抜く | 共同通信


2020.2.11 16:33

里見香奈女流名人(安元雄太撮影)
里見香奈女流名人(安元雄太撮影)

将棋の第46期女流名人戦五番勝負の第3局は11日、岡山県真庭市で指され、後手の里見香奈女流名人(27)が94手で挑戦者の谷口由紀女流三段(26)を破り3連勝で防衛、女流タイトル戦の最多記録となる11連覇を達成した。平成3年、林葉直子さんが女流王将戦で成し遂げた10連覇を29年ぶりに塗り替えた。

新記録を樹立した里見女流名人は「トップに立てたのは光栄ですが、結果に執着せず自分なりに工夫して日々精進していきたい」と話した。

里見女流名人は昨年の五番勝負で勝利し、最多連覇記録に並んでいた。林葉さんは人気女流棋士として活躍、後に日本将棋連盟を退会した。

男性棋戦のタイトル連覇記録は、羽生善治九段(49)が王座戦で達成した「19」。

情報源:里見、女流将棋最多11連覇 29年ぶり林葉さん抜く – 産経ニュース


将棋の第46期女流名人戦五番勝負(報知新聞社主催)の第3局は11日、岡山県真庭市で行われ、里見香奈女流名人(27)が谷口由紀女流三段(26)に94手で勝ち、3連勝で女流タイトル戦の最多記録となる11連覇を飾った。林葉直子さん(1995年に日本将棋連盟を退会)が82~91年に女流王将戦で記録した10連覇を更新した。清麗・女流王位・倉敷藤花とともに女流4冠を守った。谷口は4回目の女流タイトル戦挑戦だった。【山村英樹】

情報源:里見、女流名人戦最多の11連覇 谷口女流三段降す 女流4冠守る – 毎日新聞


第46期岡田美術館杯女流名人戦第3局▲谷口由紀女流三段-△里見香奈女流名人は94手までで里見香奈女流名人が勝ちました。終局時刻は15時8分。消費時間は、▲谷口2時間22分、△里見香1時間58分(持ち時間各3時間)。

里見香奈女流名人は11連覇達成で、林葉直子・女流王将と並んでいた同一タイトル連覇記録(10)を更新しました。また、清水市代女流六段と通算10期で並んでいた女流名人の獲得数も更新しました。

情報源:岡田美術館杯女流名人戦中継ブログ: 里見女流名人勝ち、11連覇達成


(終局直後)

【里見香奈女流名人インタビュー】
--谷口女流三段の作戦、初手▲5六歩は珍しいと思います。
「早い段階で動かれたので初めは神経を使うところもありました。割と穏やかに進んでゆっくりした展開になって中盤あたりは難しかったですが、比較的間違えにくく指せたと思います」

--昼食休憩明け(53手目▲4六同歩)までは難しかったですか。
「変化が多く、具体的には読みきれていなかったですが、そこまで悪くなることはないのかなと思っていました」

--3連勝で防衛となりました。谷口女流三段を挑戦者に迎えた3局はいかがでしたか。
「力戦の将棋だったので、一局一局、一手一手考えながらの対局でした。谷口さんが工夫された対局もありましたし、指していて新鮮で楽しかったです」

--このタイトルを守ったことについてはいかがですか。
「対局前から注目されていることは実感していましたので、結果を出せたことに関してはうれしく思いますが、今後自分の欠点を少しずつなくせるように勉強していきたいです」

--初めて女流名人になられたのが10年前で、11連覇になったことはいかがでしょうか。
「初めて獲得したのが学生のときでしたので、そこから大阪に引っ越すなど変化もありました。その中でも変わらず地元の方々の声援がひとつの励みとなって、がんばることができた期間だと思います」

--連覇記録に対するプレッシャーはありましたか。
「初めのころは防衛したい、勝ちたいという気持ちでしたが、何度も対局させていただくなかで力みがなくなり、純粋に地元の方々の声援が励みにがんばれていると思います」

--女流名人戦で出雲での対局があるのは励みになりますか。
「女流名人獲得直後に出雲市の長岡秀人市長の計らいで対局が始まり、続けていただいていますので、1年を通して戦う対局の中でも気合が入る一局です」

--タイトルを防衛し続けることのみならず、女流名人11期目の獲得で、最多の獲得数になりました。記録でトップに立つということはどのような意味がありますか。
「そういう結果が残せたことはすごく光栄ですが、結果に執着せずにこれからも自分なりに工夫しながら勉強を続けていけたらと思います」

--これで今年度のタイトル戦が終わりました。来季の他棋戦も含めたタイトル戦、12連覇に向けてのコメントをお願いします。
「目の前の対局に集中できるように日々精進していきたいと思います」

【谷口由紀女流三段インタビュー】

--初手▲5六歩からの中飛車で、銀を繰り出すという作戦の成否はいかがでしたか

「本命ではない形でしたが、向かい飛車もあるかもしれないとは思っていました。向かい飛車になったらこの形を指そうと思っていました。序盤は作戦通りに指せました」

--昼食休憩(53手目▲4六同歩)のあたりは局面をどう捉えていましたか。
「もしかしたら間違えてしまったかもしれませんが、少し指しやすいと思っていました。でも、指しているうちに少しずつ模様が悪くなった気がしました。具体的に何が悪かったかは、いまはわかりませんが」

--角のさばきに苦労していた印象です。
「(65手目)5三に打った歩が重く、思うように動けなかったので、そのあたりが苦労しました」

--終盤になってからはいかがでしょうか。
「▲5七金(69手目)と引いたのがよくなかったですね。でも代わる手が難しくて、玉周りに手を入れる指し方にしたほうがよかったかもしれません。本譜は一直線に負けになってしまいました」

--本局全体を振り返ってください。
「負けましたが、自分らしく指せました。じっくりした展開で、力は出せたかなと思います」

--五番勝負を3局で終える形になりましたが、どんな五番勝負でしたか。
「結果はストレート負けで五番勝負を盛り上げることができなかったのは残念ですが、第1局から少しずつ内容もよくなっていきました。この五番勝負に向けて精一杯準備してきたので、それは出しきれたと思っています」

--女流名人戦の舞台で里見女流名人と指したことについてはいかがですか。
「女流名人戦での挑戦は初めてで、持ち時間も今までと異なって戦い方も大きく変わり、とても勉強になりました」

--終わったばかりですが、来期の女流名人リーグへの抱負をお願いします。
「女流名人戦は約1年かけての長い戦いになります。開幕まで少し時間があるので、この舞台に戻ってこられるようにひとつひとつがんばりたいと思います」

(多くの報道陣が詰めかけた)

情報源:岡田美術館杯女流名人戦中継ブログ: 終局直後


里見香奈女流名人VS谷口由紀女流三段 戦となった第46期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負の第3局が2月11日(火)に岡山県真庭市「湯原国際観光ホテル菊之湯」で行われ、里見女流名人が谷口女流三段を94手で破り、3連勝となりました。

この結果により、五番勝負を制して防衛を決め、11期連続での女流名人となりました。

情報源:里見香奈女流名人が3連勝で防衛 第46期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負第3局|将棋ニュース|日本将棋連盟


谷口由紀女流三段 vs △里見香奈女流名人(棋譜DB棋譜を見る

94手 3六桂打まで、△里見女流名人 の勝ち



 



11連覇おめでとうございます。