117手 2五金打まで、▲渡辺明三冠 の勝ち
将棋の順位戦A級8回戦が1月29日に行われ、既に名人挑戦を決めている渡辺明三冠(35)が糸谷哲郎八段(31)に117手で勝利した。渡辺三冠は今期無傷の8連勝で、昨期B級1組での12戦全勝と合わせ20連勝を達成。史上4人目となるA級での全勝優勝にも、あと1つと迫った。
8つあるタイトルのうち3つを保持し、現在の将棋界を引っ張る渡辺三冠は、角換わりから向飛車を採用した糸谷八段に、中盤まで押され気味だったが、終盤に入ったところで、一瞬の隙を逃さず一気に優勢に。その後は、どんどんと差を広げて勝ち切った。
渡辺三冠は広瀬章人八段と王将戦七番勝負を戦っているほか、豊島将之竜王・名人とは叡王戦挑戦者決定三番勝負、さらに2月1日から本田奎五段と棋王戦五番勝負など、タイトルに絡んだ対局が集中しているが、今年度の充実ぶりを見れば四冠、五冠とタイトルを増やす可能性も十分だ。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)
情報源:渡辺明三冠、順位戦20連勝達成 史上4人目のA級全勝優勝にあと1つ/将棋・順位戦A級(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:渡辺明三冠、順位戦20連勝達成 史上4人目のA級全勝優勝にあと1つ/将棋・順位戦A級 | AbemaTIMES
2020年1月29日 23時04分
第78期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の8回戦5局が東京と大阪の将棋会館で指された。
名人戦初挑戦を決めている渡辺明王将(35)は糸谷哲郎八段(31)に勝って8戦全勝となり、前期B級1組から始まった順位戦の連勝を20に伸ばした。【山村英樹】
情報源:渡辺王将が名人戦順位戦20連勝 糸谷八段破り8戦全勝 – 毎日新聞
2020年1月30日 1時40分
第78期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の8回戦5局が29日、東京と大阪の将棋会館で一斉に指された。7回戦終了時点で既に挑戦を決めていた渡辺明三冠(35)は糸谷哲郎八段(31)に勝ち、8勝0敗とした。
渡辺三冠は前期、B級1組で12勝0敗の成績で昇級。2期ぶりのA級は首位を独走して初の名人挑戦を決めた。2月27日に静岡市で指される9回戦では、三浦弘行九段(45)と対戦する。
一方、久保利明九段(44)は降級が決まった。残る降級枠は一つで、糸谷八段、佐藤天九段、木村王位に降級の可能性がある。永世名人の資格を持つ羽生九段は残留を決めた。
29日の結果は以下の通り(左が勝ち)
渡辺明三冠(8勝0敗)―糸谷哲郎八段(3勝5敗)
広瀬章人八段(5勝3敗)―佐藤天彦九段(3勝5敗)
稲葉陽八段(4勝4敗)―佐藤康光九段(4勝4敗)
久保利明九段(2勝6敗)―三浦弘行九段(4勝4敗)
羽生善治九段(4勝4敗)―木村一基王位(3勝5敗)
◇
渡辺三冠は8回戦の対局後、取材に応じた。一問一答は以下の通り。
――今日の将棋を振り返って。
途中からは後手(糸谷八段)に言いなりになっていた。言いなりになっていたら、良くなっていた。終盤は先手(渡辺三冠)が指せている変化が多かった。
――ここまで8戦全勝です。
8勝したのは初めて。これまでに惜しくない7勝はあったが。過去よりいい成績が取れた。
――順位戦は連勝が続いています。
昨年は昇級を目指して、全勝というおまけがついた。今年は挑戦を目指していた。それが決まった後はリスクがないので、思い切っていきやすいところもある。
――最終戦に向けての抱負を。
A級での全勝はめったにできることではない。ここまで来たからには、目指していきたい。
村)対局を終えた渡辺三冠に話を聞きました。今日の将棋は途中まで不本意な展開だったようですが、「(相手の)言いなりになっていたら、良くなっていた」と話しています。
「全勝目指す」渡辺三冠、無傷の8勝 名人初挑戦に笑顔:朝日新聞デジタル https://t.co/x4phiD4FR7— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 29, 2020
情報源:「全勝目指す」渡辺三冠、無傷の8勝 名人初挑戦に笑顔:朝日新聞デジタル
2020年1月30日 16時02分(最終更新 1月30日 16時50分)
第78期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の8回戦5局が29日、東京と大阪の将棋会館で一斉に指された。久保利明九段(44)は最終盤の大逆転で2勝目を挙げたが、稲葉陽八段(31)が勝ったため、B級1組への降級が決まった。久保は「いい将棋もあったが勝ち切れなかった。来期の順位戦のため自分の将棋を指していきたい」と語った。
残る降級枠は一つで、木村一基王位(46)、糸谷哲郎八段(31)、佐藤天彦九段(32)に降級の可能性がある。最終9回戦は2月27日、静岡市で一斉に行われる。【山村英樹】
2020/01/30 11:45
降級枠はあと1つ。残留を懸けて3人が争う
1月29日に東西の将棋会館で第78期A級順位戦8回戦(主催:朝日新聞社、毎日新聞社)の5対局が一斉に行われました。すでに7連勝で、豊島名人への挑戦を決めている渡辺明三冠は8勝目をあげました。また、久保利明九段は最終局を残して降級が決まってしまいました。
7回戦終了時点での成績は以下の通りです。(かっこ付き数字は順位)
7勝0敗:渡辺明三冠(9)
4勝3敗:広瀬章人八段(3)、佐藤康光九段(5)、三浦弘行九段(7)
3勝4敗:佐藤天彦九段(1)、羽生善治九段(2)、糸谷哲郎八段(4)、稲葉陽八段(8)、木村一基王位(10)
1勝6敗:久保利明九段(6)渡辺三冠が独走する一方、4勝と3勝には8人が固まっている団子状態。残留に向けて1勝の価値が非常に高い展開です。
8回戦で一番早く決着したのが、▲渡辺三冠-△糸谷八段戦。渡辺三冠が糸谷八段得意の阪田流向かい飛車を真っ向から迎え撃ち、21時44分に117手で勝利を収めました。
これで渡辺三冠は8連勝。中原誠十六世名人、森内俊之九段、羽生善治九段に続く、史上4人目のA級順位戦全勝達成まであと1つとなりました。また、前期B級1組から継続中の、順位戦での連勝を20にのばしています。これは歴代4位タイの記録です。
次に終わったのが、▲広瀬八段-△佐藤天九段戦。前名人の佐藤天九段は名人3期獲得の原動力となった横歩取りを採用するも、22時31分に81手で敗北。横歩取りの後手番勝率は近年低迷しています。かつてのドル箱戦法であまり勝ち星をあげられなくなってしまったのが、佐藤天九段の不振の一因と言えそうです。
▲稲葉八段-△佐藤康九段戦は23時37分に決着。変則的な角換わりから角を再び両者が打ち合い、矢倉のような戦いになった本局は、127手で稲葉八段の勝ち。稲葉八段が4勝目をあげたため、この時点で久保九段の降級が確定しました。これは久保九段が仮に残り2局を勝って3勝5敗になっても、現時点で自身より順位の低い3勝者が木村王位以外いないためです。
3勝4敗同士の対決で、残留争いの大一番となった▲羽生九段-△木村王位戦は、23時52分に羽生九段の勝利で決着。羽生九段は残留を決めた一方、順位が最も悪い木村王位は厳しい状況で最終戦を迎えることになりました。
最後まで残っていた▲久保九段-△三浦九段戦は、日付の変わった0時42分に久保九段が大逆転で勝利を収めました。終盤、苦しい形勢の久保九段は必死に粘ります。その粘りに手を焼いた三浦九段、最後の最後に痛恨の失着を指してしまい、まさかのとん死を喫してしまいました。
執念で勝利をつかみ取った久保九段でしたが、前述の通り残留のライバルだった稲葉八段がすでに勝っていたため、B級1組への降級となりました。
8回戦の結果、降級の可能性があるのは3勝5敗の佐藤天九段、糸谷八段、木村王位の3人です。佐藤天九段は稲葉八段と、糸谷八段は久保九段と、木村王位は広瀬八段と対戦します。それぞれの残留条件は以下の通りです。
佐藤天九段:自身が勝つ。もしくは糸谷八段か木村王位のどちらかが負ける
糸谷八段:自身が勝つ。もしくは木村王位が負ける
木村王位:自身が勝ったうえで、佐藤天九段か糸谷八段のどちらかが負けるつまり佐藤天九段と糸谷八段は自力、木村王位は他力で最終戦を迎えることになりました。
三者の残留争いと、渡辺三冠の全勝達成なるかが注目されるA級順位戦最終局は、2月27日に静岡県静岡市「浮月楼」で一斉に行われます。
情報源:A級順位戦8回戦が終了 渡辺明三冠が全勝継続、久保利明九段は降級(マイナビニュース) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:A級順位戦8回戦が終了 渡辺明三冠が全勝継続、久保利明九段は降級 | マイナビニュース
第78期A級順位戦で、8回戦の5対局が1月29日(水)に行われました。
各対局の結果は以下の通りです。
【東京・将棋会館】
●佐藤天彦九段 VS ○広瀬章人八段
●木村一基王位 VS ○羽生善治九段
○渡辺明三冠 VS ●糸谷哲郎八段【関西将棋会館】
●佐藤康光九段 VS ○稲葉陽八段
○久保利明九段 VS ●三浦弘行九段リーグ成績は以下の通りです。
[A級成績]( )内は順位
【8勝0敗】渡辺明三冠(9)☆名人挑戦
【5勝3敗】広瀬章人八段(3)☆残留確定
【4勝4敗】羽生善治九段(2)、佐藤康光九段(5)、三浦弘行九段(7)、稲葉陽八段(8)☆残留確定
【3勝5敗】佐藤天彦九段(1)、糸谷哲郎八段(4)、木村一基王位(10)
【2勝6敗】久保利明九段(6)上記の結果、久保九段の降級が決まりました。また、4勝4敗以上の棋士は残留が確定しました。
A級順位戦の最終局、9回戦は2月27日(木)に行われます。
これまでの成績の詳細は、以下の対戦表をご覧ください。
情報源:渡辺三冠全勝キープ、羽生九段の残留確定など 第78期順位戦A級8回戦 対局結果|棋戦トピックス|日本将棋連盟
A級順位戦最終局は2月27日に静岡市の浮月楼で一斉に指されます。残留2枠を争う3人の直接対決はなく、木村王位以外の2人に自力残留の目があります。 pic.twitter.com/KzjSHlOiX7
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) January 29, 2020
【A級 #順位戦】
第78期A級順位戦、1月29日に行われた8回戦の結果、5勝3敗の広瀬八段、4勝4敗の羽生九段、佐藤康九段、三浦九段、稲葉八段が残留を決めました。
また、名人挑戦を決めている渡辺三冠は無敗の8連勝です。各対局の結果はこちらをご覧ください。https://t.co/HoPPJ6R42J
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) January 29, 2020
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渡辺三冠、次も勝って全勝なるか?