将棋の谷川九段が順位戦B級1組から降級 17歳以来40年ぶりのB級2組へ「気持ちを入れ替えて」

100手 9六桂打まで、△千田七段 の勝ち
谷川九段はB級2組に降級決定
フリークラス宣言は無し、来期も順位戦に参加


2020年1月23日 20時54分

順位戦B級1組から降級した谷川浩司九段
順位戦B級1組から降級した谷川浩司九段

将棋の谷川浩司九段(57)が23日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた順位戦B級1組・千田翔太七段(25)戦に先手番で敗れ、今期2勝9敗となり、来期のB級2組への降級が確定した。谷川九段は順位戦の頂点に立つ名人を5期獲得し、十七世名人の資格を持つ。

今期順位戦で勝ち星を伸ばせていなかった谷川九段は、残り1局に勝利しても下位2人の降級枠から脱することはできないため、陥落が確定した。

局後は「勝負の世界ですから成績が悪ければクラスが落ちるのは当然のこと。ちょっと連敗が続いて内容もよくなかったので、今期の結果は致し方ないと思います」と述べ、来期について「4月までに余程の心境の変化が無ければ、B級2組で指すつもりです。気持ちを入れ替えてやりたいと思います」と抱負を語った。

過去、永世名人資格者は順位戦でA級からB級1組、あるいはB級1組からB級2組に降級するとフリークラスに転出するのが通例。有資格者として初めてB級2組で指す谷川九段は、美学よりも執念を選んだことになる。

谷川九段は1976年、加藤一二三に次ぐ史上2人目の中学生棋士として14歳でデビュー。最速・最短の手順で相手玉を寄せるスタイル「光速の寄せ」を武器に順位戦を6年で駆け上がり、83年に史上最年少の21歳で名人となった。

90~2000年代は宿敵の羽生善治との激闘を繰り広げ、97年には5期目の名人を獲得して永世名人(十七世名人)資格保持者となった。タイトル獲得27期は羽生善治、大山康晴、中原誠に次ぐ史上4位を誇る。

順位戦ではA級に史上3位の32年連続(名人5期含む)で在位したが、2014年に降級。以降は「鬼の棲み家」と称されるB級1組で最年長棋士として6期戦ったが、今回ついに陥落となった。

情報源:将棋の谷川九段が順位戦B級1組から降級 17歳以来40年ぶりのB級2組へ「気持ちを入れ替えて」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:将棋の谷川九段が順位戦B級1組から降級 17歳以来40年ぶりのB級2組へ「気持ちを入れ替えて」 : スポーツ報知


2020年1月23日 21時05分(最終更新 1月23日 21時22分)

第78期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の順位戦B級1組11回戦6局が23日、東京と大阪の将棋会館で行われ、谷川浩司九段(57)が千田翔太七段(25)に100手で敗れて2勝9敗となり、残る1局に勝っても13人中12位以下が確定し、B級2組への降級が決まった。名人5期(十七世名人資格保持者)を含めA級32期の谷川はB級1組6期で降級となった。

過去に永世名人(資格保持者を含む)がB級2組で対局したことはないが、谷川は終局後「4月までによほどのことがない限り、B級2組で指すつもりでいます。気持ちを入れ替えてまたやりたい」と語った。

谷川は1976年に四段となり、加藤一二三九段(引退)に次いで史上2人目の中学生棋士としてデビュー。83年に行われた加藤名人(当時)との名人戦七番勝負を4勝2敗で制し、史上最年少の21歳2カ月で名人の座に就いた。この記録は現在も破られていない。

「光速の寄せ」と呼ばれる終盤の強さが持ち味で、名人5期を含めて通算タイトル獲得数は歴代4位の27期。また通算勝利数は1331勝(863敗)、A級在籍は32期でいずれも歴代3位の記録を持つ。【山村英樹】

情報源:谷川九段が敗れB1陥落 来期も「気持ちを入れ替えてやる」 名人戦順位戦 – 毎日新聞


2020.1.23 21:20

将棋の谷川浩司九段(57)は23日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指された第78期順位戦B級1組11回戦で、千田翔太七段(25)に敗れ、2勝9敗となり、B級2組への降級が決まった。谷川九段は十七世名人の永世資格を持つが、永世名人の資格者がB級2組に陥落するのは初。

B級1組は、名人への挑戦権を争うA級の1つ下のクラスで定員は13人。総当たりで各自12局を戦い、上位2人がA級に昇級し、下位2人がB級2組に降級となる。谷川九段は本局前まで2勝8敗で最下位。下位の2枠を免れるには残り2局で2連勝が必要だった。

過去にA級から降級したことがある永世名人資格者は中原誠十六世名人(72)、谷川九段、森内俊之九段(49)=十八世名人資格者=の3人。中原十六世名人はB級1組で指した後、自らの意思でフリークラス(順位戦には参加できない)入りを宣言。森内九段はA級から降級となった後、フリークラス入りを宣言した。

谷川九段は神戸市出身。2人目の中学生棋士として14歳でプロデビューし、21歳の史上最年少で名人を獲得した。平成4年には史上4人目の4冠を達成した。獲得タイトルは名人5期、棋聖4期など通算27期で、歴代4位。昨年9月には、羽生善治九段(49)、大山康晴十五世名人に次ぐ、歴代単独3位の公式戦通算1325勝を達成した。相手玉を素早く寄せる終盤術は「光速流」「光速の寄せ」と呼ばれた。

情報源:谷川九段がB級1組から陥落 将棋・順位戦(産経新聞) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:谷川九段がB級1組から陥落 将棋・順位戦 – 産経ニュース


谷川浩司九段 vs △千田翔太七段

100手 9六桂打まで、△千田七段 の勝ち、谷川九段はB級2組に降級
フリークラス宣言は無し、来期も順位戦に参加


 




さすがに50代も後半に入ってるんだし、これが普通だよな。
そして、だからこそ69歳で死去するまでA級棋士だった大山康晴十五世名人の化け物っぷりが際立つ・・・