残念だったよなぁ
2020年1月12日 5時00分
「今日いらっしゃっている方は藤井七段を応援していると思いますけど、次回の順位戦、本当に応援すべきなのは誰なのか……。彼(藤井七段)は応援しなくても強いですからね。もう1人の棋士も応援していただけたらうれしいかなと思います」
2019年1月26日。藤井聡太七段(17)の地元、愛知県瀬戸市で開かれた「藤井聡太七段を応援する会」の会場で、藤井の師匠、杉本昌隆八段(51)=当時七段=は、ユーモアを交えてスピーチした。その10日後に、第77期名人戦・C級1組順位戦で師弟同時昇級をかけた対局が組まれていた。
C級1組では計39棋士が各10局指し、一つ上のB級2組に昇級できるのはたったの2人。8勝0敗の杉本と藤井を、7勝1敗の近藤誠也六段(23)=当時五段=と、船江恒平六段(32)が追う展開となっていた。
2月5日に予定された杉本―船江戦、藤井―近藤戦で、杉本と藤井が勝てば、最終戦を待たずに師弟同時昇級が決まる。順位戦での師弟同時昇級は32年ぶり。藤井は順位戦デビューからの連勝記録を19に伸ばし、1967年に中原誠十六世名人(72)が達成した18連勝を52年ぶりに塗り替えることにもなる。
大阪市福島区の関西将棋会館で行われた対局の当日、いつも通りのスーツ姿だった藤井に対し、杉本は異例の和服姿で現れた。2002年春、第20回朝日オープン将棋選手権の決勝五番勝負で着た「勝負服」だった。
杉本は後日、記者にこう明かした。「私が船江さんを負かしたうえで藤井が勝てば師弟同時昇級が決まるんですが、私が負けるとこの日は何も決まらない状況でした。私は自分の昇級だけではなく、弟子の昇級も背負っていました。弟子の昇級が関係していたからというのが和服を着た一番の理由です」(佐藤圭司)
◆毎週日曜に掲載します。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)鮮烈編:5 同時昇級へ、和装の「勝負服」で師匠は挑んだ:朝日新聞デジタル
村)「彼(藤井七段)は応援しなくても強いですからね。もう1人の棋士も応援していただけたらうれしい」。順位戦の大一番を控えた杉本八段は、そう述べました。
(大志 藤井聡太のいる時代)鮮烈編:5 同時昇級へ、和装の「勝負服」で師匠は挑んだ:朝日新聞デジタル https://t.co/YNQL1YS47x— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 12, 2020
ふむ・・・