第69期王将戦七番勝負第1局に先立ち、前夜祭で掛川茶PRレディから花束を受け取り、記念撮影に応じる渡辺明王将(左)と挑戦者の広瀬章人八段(右)=静岡県掛川市で2020年1月11日午後7時16分、竹内紀臣撮影

第69期王将戦 12日から第1局 2連覇目指す渡辺 初挑戦の広瀬 静岡・掛川

動画配信は将棋プレミアムにて、実況解説は2日目のみ


2020年1月11日 21時15分(最終更新 1月11日 21時43分)

第69期王将戦七番勝負第1局に先立ち、前夜祭で掛川茶PRレディから花束を受け取り、記念撮影に応じる渡辺明王将(左)と挑戦者の広瀬章人八段(右)=静岡県掛川市で2020年1月11日午後7時16分、竹内紀臣撮影
第69期王将戦七番勝負第1局に先立ち、前夜祭で掛川茶PRレディから花束を受け取り、記念撮影に応じる渡辺明王将(左)と挑戦者の広瀬章人八段(右)=静岡県掛川市で2020年1月11日午後7時16分、竹内紀臣撮影

渡辺明王将(35)に広瀬章人八段(32)が挑戦する第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第1局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、大阪王将特別協賛、掛川市・市教委、静岡新聞社・静岡放送後援、島田掛川信用金庫、ゼロの会、囲碁・将棋チャンネル協賛)は12、13日、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で行われる。

掛川での対局は11年連続、開幕局の開催は9年連続になる。

今年の将棋界の幕開けとなる王将戦は、2連覇で通算4期目を目指す渡辺と、初挑戦の広瀬の対戦になった。渡辺は前期、久保利明王将(当時)を4連勝で破って5期ぶりに復帰。棋王防衛、棋聖奪取で8タイトル中3冠を保持する。各棋戦で好調で、昨年12月のA級順位戦、今月9日の叡王戦で広瀬を連破し、好調を維持したまま七番勝負に臨む。

広瀬は王将戦リーグで5勝1敗の成績を上げて挑戦権を獲得した。最終戦は1敗で並ぶ藤井聡太七段(17)を熱戦の末に破った。昨年12月に竜王を失冠して無冠になったが、王将戦で無冠返上を目指す。

第1局は振り駒で先手番を決め、12日午前9時に対局開始。午後6時に指しかけとなり、13日に指し継がれる。持ち時間は各8時間。立会は中村修九段、解説は神谷広志八段、記録は広森航汰三段がつとめる。

11日には掛川市内で前夜祭が行われ、渡辺は「歴史と伝統のある王将戦にふさわしい将棋を指したい」、広瀬は「非常な強敵だが、持てる力を発揮して七番勝負を盛り上げたい」と意気込みを語った。【山村英樹】

情報源:第69期王将戦 12日から第1局 2連覇目指す渡辺 初挑戦の広瀬 静岡・掛川 – 毎日新聞


2020年1月11日 20:08

王将戦第1局を前に対局場検分を行う広瀬八段(左)と渡辺王将(撮影・久冨木 修)
王将戦第1局を前に対局場検分を行う広瀬八段(左)と渡辺王将(撮影・久冨木 修)

渡辺明王将(35)に広瀬章人八段(32)が挑む第69期大阪王将杯王将戦7番勝負の第1局が静岡県掛川市で12日から始まるのを前にした11日、対局場検分が行われた。今回で7番勝負開催が11回目となる対局場・掛川城二の丸茶室で行われた検分では、両者が盤駒や室温、部屋の明るさなどをチェック。7番勝負開催実績も豊富な対局場では両者からの要望も比較的少なく、素通りされることももあるが、渡辺が異例の“注文”を付けた。

過去10度の掛川対局では、地元の学生が見学する1日目朝以外は12畳ある対局場の障子を寒さ対策のため2台あるストーブと共に設置。ところが渡辺は、木造平屋建ての室内から望める日本庭園の眺望を惜しみ、「昼食休憩の時に(障子を設置するか)決めていいですか?」と判断を保留。広瀬は無言で同意を示した。

2010年の第59期第3局では日本庭園に出没した猫の鳴き声に、当時の羽生善治王将が驚く場面もあった掛川対局で、早くもよりよい対局環境を求めての駆け引きが始まった。

情報源:渡辺明王将、7番勝負前に異例の注文 対局場の障子は…(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

徐法源:渡辺明王将、7番勝負前に異例の注文 対局場の障子は…― スポニチ Sponichi Annex 芸能


2020年1月11日 20:14

茶のみやきんじろうと掛川茶PRレディ・松葉理紗さん(右)が見守る中、掛川城を背に刀を交える徳川家康に扮した渡辺王将(右から2人目)と山内一豊に扮した挑戦者の広瀬八段(撮影・久冨木 修)
茶のみやきんじろうと掛川茶PRレディ・松葉理紗さん(右)が見守る中、掛川城を背に刀を交える徳川家康に扮した渡辺王将(右から2人目)と山内一豊に扮した挑戦者の広瀬八段(撮影・久冨木 修)

渡辺明王将(35)に広瀬章人八段(32)が挑む第69期大阪王将杯王将戦7番勝負の第1局が静岡県掛川市で12日から始まるのを前にした11日、同市内で前夜祭が開かれ、松井三郎市長、毎日新聞社の朝比奈豊会長、スポーツニッポン新聞社の河野俊史社長ら約190人が出席した。

あいさつに立った渡辺は過去4度の7番勝負における掛川対局が4戦全勝であることをアピールし、「対局場がお城の麓にあって、将棋を対局するのに相応しい和室。リラックスできる」と好相性を強調した。広瀬は前夜祭の前に行われた対局場検分後、掛川城で行われた甲冑(かっちゅう)を着ての写真撮影を取り上げ、「早速、王将戦カラーで身が引き締まる思い」と語った。

また日本将棋連盟の佐藤康光会長は広瀬が挑戦権を得た昨年11月19日、藤井聡太七段の史上最年少挑戦記録を阻止した挑戦者決定リーグの一斉対局を回想した。連盟が急きょ開催した大盤解説会に出席した羽生善治九段が「(藤井を上回った)広瀬さんの終盤力に感嘆されていた」と振り返り、「世代も近い。これから対戦が増えるはず」と昨年の棋王戦以来2度目の両者によるタイトル戦への期待を示した。

情報源:掛川で過去4戦全勝の渡辺王将「身が引き締まる思い」 12日から王将戦7番勝負(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

徐法源:掛川で過去4戦全勝の渡辺王将「身が引き締まる思い」 12日から王将戦7番勝負― スポニチ Sponichi Annex 芸能


(両対局者は掛川茶PRレディから花束を贈られ、記念撮影)

(明日からの戦いの決意を述べる渡辺王将)

「まずは関係各位に御礼申し上げます。ありがとうございます。私自身は王将戦に出場するのは5回目になりますが、掛川対局は非常に相性がよく、実は全勝中です(笑)。掛川城において地元のお茶をいただきながら将棋を指すというのは棋士冥利に尽きるといいますか、非常にリラックスできる対局環境を提供していただいております。対局は始まってしまえば厳しいものですので、そういった楽しみを混ぜながら明日の対局の臨めればと思います。また、本日も対局場の下見後に衣装を着て写真を撮りましたが、大阪王将杯王将戦のひとつの名物でありますし、明日から七番勝負が始まるなと実感した次第です。来年は70期を迎える本棋戦の歴史と伝統にふさわしい将棋が指せるよう頑張りますので、明日からの七番勝負にご注目いただければと思います」

(広瀬八段も決意を語った)

「本日は前夜祭にお越しいただき、ありがとうございます。タイトル戦はそれぞれに特色がありますが、先ほど検分のあとに甲冑姿になって写真撮影をし、早速大阪王将杯王将戦のカラーを前面に押し出していただきました。今回は自分が挑戦することよりも藤井聡太七段の新記録を阻止するということに頭が一杯だったのですが、おかげさまで身が引き締まる思いです。渡辺さんは王将位と併せて三冠を保持している強敵ですが、明日からの対局は自分の持てる力を発揮して、この七番勝負が大いに盛り上がるものにしたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします」

(書き起こし=康太)

情報源:王将戦中継ブログ : 前夜祭(2)




渡辺明三冠  vs 広瀬章人竜王

まずは渡辺三冠の振り歩先、先手はどっちだ?



ふむ・・・